wonderful life
one day
彫刻家という女性がグループ展の案内にこられました。
石の彫刻家が今回は素描を展示しているそうです。
プロジェクト中の主婦の素描(下)を見せると絶句。
恥ずかしいと意気消沈。
蔵を改造した貸画廊では、地元の50人!の彫刻家達の展示でした。
50人xレンタル料か・・・。(貸画廊にしようかしら。な〜んちゃって。)
レンタル料で利益を得る画廊が雨後の筍のように増えていますが、
発表したい作家にとっては有難い話かもしれませんね。
しかし、アートフェアに出展する画廊は企画画廊のみで貸画廊は参加不可。
弊廊が貸画廊履歴(CV)のある作家を扱うことができない所以です。
画廊が持ち出し覚悟で取扱作家を紹介していくのが企画画廊です。
趣味ですからと言い切る作家もどきは御免こうむります。
企画画廊でのプロジェクトPOO
クロッキーも素描も経験のないアマチュア達の他に、
展覧会経験のある自称・アーティストが数人いますが、
芸大や美大などの美術教育がいかにお粗末かを初回で知りました。
これは落胆以前の問題です。どうするワタシ?
しかし、戸惑いながらも紙に向かう彼等の真摯な姿勢に対峙し
続行することにしました。半年間を紙と鉛筆に費やす意味は深く、
亡夫のやり方を彼等に伝授する気持ちで進めるのみです。
今のところ、ドロップアウトは皆無で日毎に成果がみられます。(下絵)
主婦(60歳)の3回目の素描(鉛筆HB)
さて、プロジェクト用の10枚のキャンバスが届きました。
年が明けると、全員が紙からキャンバスへ移行します。
筆、油絵具などの必要なものを画廊が提供。
質の良い作品の完成までに半年以上を要するでしょう。