Page 8

12/31/19 wonderful life-140          

wonderful life

 

大晦日

 

年越しですね。

1年続けたこのスレを保存データに移動する前にご挨拶。

ご愛読くださっている皆様にはお礼を申し上げます。

写真にある質素な鏡餅の飾りを笑う人がいらっしゃるけど、

馬耳東風でいきましょう。元旦は夫の写真も飾ります。

 

先日の鼻の下の瘡蓋を剥がすのが心地よい。

元通りになりましたが、豚鼻の真ん中辺りを触ると痛いような。

唇の中の傷は癒えたものの、食べたものがまだひっかかる。

 

久しぶりに化粧をして、ゲイバーのナオさんのお店で年越し。

仕事を終えてすでにグデグデに泥酔している美容師のカヨさん。

自分の生き方に自信がなくてはあのような醜態はないはず。

「ネエさん。今年も除夜の鐘を打ちに行くの?」

オババ2人が抱き合って、ホナ、サイナラ。

 

11:45に帰宅して集まった独身族達と国清寺で除夜の鐘で

今年の煩悩とおさらば。甘酒をいただきながら、

寺の方丈様と町内の新年会で逢いましょうと約束。

ところで、この禅寺の方丈様は酒も煙草もなさいます。

コンビニで一升瓶を買う方丈様に声をかけると、

彼の顔面が真っ赤っ赤。実に面白い。

 

結局、結婚もせず独身を通されましたね。

そうなんです・・・。

いつもお寺で何をしているんです?暇でしょ?

為さねば為らぬことが多すぎて、東奔西走であります!

 

人の生き方は様々というか面白すぎる。

2020年も面白くおつきあいください。

 

 

 

 

 

 

 

 

12/29/19 wonderful life-139          

wonderful life

 

Stand by me my love

 

早朝は午前6時に朝市で正月の買い出し。

プロジェクトの皆様が集まって賑やかに今年最後の加筆作業。

下は新聞記者の三宅さんの作品。忠告を忠実に実践してくれた結果です。

オールモスト出来上がりです。良く耐えて頑張ってくださった。

飾り窓の女の子の絵は瑞子さん。高齢ですが彼女も我慢して良く耐えてくださった。

これは綺麗なお孫さんを描かれました。丁寧に描く意味を守ってくださった結果です。

この作品も完成間近です。

 

 

江見氏やコウイチロウ氏も年末の挨拶に来てくださりありがたいです。

午後4時、スペアリブを焼いたので皆様と遅いランチ。

それぞれが去った後、門松を作り玄関先に飾りました。

 

お正月は老眼鏡で10冊の本を読むこと。

江見さんがくださった映画券でカツベンを観に行くこと。

記憶するほど観ている宮崎アニメを観ること。

ローマの休日、インディアナ・ジョーンズを観ること。

そして、イオンのバーゲンセールを買い漁りに行くこと。

ゆっくり正月休みを堪能するつもりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/27/19 wonderful life-138          

wonderful life

 

好きな人

 

今年も1年が過ぎようとしています。

1人になっても生きていかねばなりません。

或る意味、哀しい。

 

どこか遠い所へ行ってみるのも良いのでしょうが、

愛する人がいない旅は虚しい。

夫が愛した若者達はその後どうしているのでしょう。

忍耐強く遠くから見つめていた夫は偉かった。

包容力の無い私を許してください。

 

この写真は病の宣告を受けた日の夫です。

何度みても彼の姿に惚れ惚れします。

とても好きな写真なので今年もアップしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/25/19 wonderful life-137          

wonderful life

 

晴れ

 

体調がベストでなくては絵筆やパレットの掃除が行き届かなくなります。

長いキャリアで絵筆の処理はプロ級なのに私としたことがうっかりしました。

筆の洗浄が完璧でなかったことは自分の責任と感じています。

 

一度固まるとどんなに頑張っても二度と使えません。

数本を廃棄処分。命の面相筆はなんとか難を逃れました。

 

画材屋で絵具や絵筆を爆買い。ルンルンしてお家に帰ろう。

背後から、ロリ!とスーツ姿の男性が声をかけてきました。

秘書と運転手を同伴した若社長と画材屋で会うなんてね。

おやまー。コウイチ!奇遇!とお互いにニンマリ。

2階にあがって額を選んでよと頼まれました。

 

額にいれる絵をみて、やめときゃよいのにとは感じましたが、

金の使いっぷりがよろしくて爽やかすぎる。

 

気分が良いので、 メリクリ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/22/19 wonderful life-136          

wonderful life

 

ダーウィンの蘭

 

鼻血のかさぶたが取れたので黒いマスクは必要ありません。

隠す必要はないのですが不意の客人へのエチケット。

このブログをお読みになられた皆様からご心配をいただきました。

不注意なことをしてしまい深く反省しています。

 

加筆4日目。

確実にできています。

遅れを取り戻そうと必死で描く人々を傍らで見つめるのは至極の時です。

具体的に変化をしていく様子は新鮮であり驚きでもあります。

絵筆も初めて、制作のキャリアもない人がここまで描けるようになるとは!

あちこちの貸画廊などで作品を発表する作家達の作品とは比にならない。

プロジェクト中の彼等の作品は日毎に輝きを増しています。

 

これが私の意図するところで、プロジェクトの成功を感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/19/19 wonderful life-135          

wonderful life

 

残酷な天使のテーゼ

 

8年前、画廊のコンクリート床に垂直に転んで腰の骨を骨折。

ビーチサンダルで滑りました。別部屋にいた夫が血相を変えて

こんなもん!ビーチサンダルをゴミ箱に叩きつけて119番。

救急車で市民病院へ搬送され10日間の病院生活を体験しました。

平野さんの奥様が見舞いに来てくださり心強く感じたものです。

展覧会のオープニングを控えていたのでギブスをつけて退院。

 

今回は腰ではなく顔面をやられました。

凹凸のない平面顔の額、鼻筋、唇を強打したようです。

打撲の痕が日々顔のあちこちにでてきています。

味噌っ歯なので前歯3本が折れたと感じ、

血の海に抜けた歯を手探りで探す女アマゾネス

 

翌朝、隣の平野さんの奥様が、鼻血?!

唇の内側が切れて夥しい出血を見ました。

日毎に腫れて真っ赤なタラコグチになっています。

 

ギャラリーを開けないでコタツで眠っていると、1階の玄関のドアが開いて、

「ロリさーん!大丈夫?」 平野さんの奥様が大声で叫んでいます。

寝てまーす。いくらでも眠れるんで寝ることにしました。

 

目立たぬように家の前で佇むジョン君のお母さん。

2階のブラインドの隙間からスレンダーな彼女と愛犬を発見。

コウイチロウ氏が体調を崩されているそうですがと心配のLINE。

この画像を送信すると、これは鼻血アプリですか?

「YES」と答えておきました。嘘ついてゴメンヨー!

 

皆様の存在に助けられています。ありがとうございます。

Merry Christmas all!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/14/19 wonderful life-134          

wonderful life

 

project

 

明日は今年最後のプロジェクトです。

参加者へBCCで送信したメールが#17になりました。

****************

Dear members;

こんにちは。
殆どの作品の見通しがつき安心して年越しです。
完成までに今後も加筆が続きますがほぼ完成が予測できます。私の
叱責と嫌味に耐えてくださりありがとうございました。

明日15日は今年最後のプロジェクトの〆になります。
お会いできるのを楽しみにお待ちしています。

Have a nice day, all.

*****************

良いものができていくのは見ていて楽しい。

苦と感じないのはまだ体力がある証拠です。

 

誰でも絵が描けるけど実は描けないんです。

いい加減な気持ちでは完成しないことを知ることも勉強。

身をもって経験しているから妥協は許せません。

或る意味、厳しいプロジェクトです。笑。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/10/19 wonderful life-133          

wonderful life

 

simple is the best?

 

画像をFBにアップしたらコメントは主婦のみ。

 

家の中が私風の環境に変わっています。

シンプルがモットーの夫の趣味とは真逆なので、

夫が現れたら、間違いなく、オーマイガッ! 笑。

 

さて、10年前に夫と移り住んで以来、棚の上、ドレインの掃除をしていません。

積もった埃と油のネトネトを撤去するので気合をいれて年内に大掃除をします。

何をするにも1人。決断も1人。トンカチも1人。いつ孤独死しても良いように、

身辺を身綺麗にしておきたいからです。唯一、オイ君の未来が気になり、

お詫びのつもりで昨日オイ君の毛糸の晴着を買いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

12/08/19 wonderful life-132          

wonderful life

 

イルミネーション

 

夜、出張から帰岡。岡山駅前に恒例のイルミネーション。

今年は青色が基調なのかどことなく寂し気な雰囲気。

東京の派手なイルミネーションに比べると限りなく地味であります。

 

当家の今年は何を飾ろう。

画廊の正面の壁に大きな星を1つ吊るしました。

地味ですが、何気に主張していて、まさにミニマリズム。

 

1年があっという間に過ぎ、新年が秒読みになりました。

 

 

 

 

 

 

 

12/01/19 wonderful life-131          

wonderful life

 

good bye 昭和の偉人

 

10年前、岡山に居を構えリノベーションを始めた或る日のことです。

マダムKが慶応大学の先輩であった武田修一氏を紹介くださいました。

殿様顔の上品な面立ちの会長は吉備団子・廣栄堂の創設者で、

「Welcome。岡山へようこそ!」と言ってくれた最初で最後の人です。

88歳で亡くなるまで財政界に君臨した人で、彼のプロフィールを読めば

そこらの人とは異なる公私共に波乱万丈の生き方をした人物です。

 

亡夫を信頼くださっていて、夫が亡くなったことを知った際はガクッと肩を落とされました。

会長が白桃1個を遺影の前に静かに置いた姿が今も脳裏に焼き付いています。

NYに発つ前日、白餅をもたせてくださったりと細かいところで気の付く人でした。

自宅で自ら鴨鍋の鍋奉行になり食べさせてくださり生涯忘れられない味です。

 

 

損得なしで親切にされれば、人は恩を忘れないものです。

訪ねると美代子未亡人や長女のメイコさん達から笑顔が零れる。

これからは夫の代わりに私が恩を返す番になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/28/19 wonderful life-130          

wonderful life

 

 

過保護の見本

 

オイ君は飼主に似ていて愛嬌のある優男。

これは寺の境内で排便をしたオイ君の近影です。

 

飼主がいないと犬は1人では生きていけないということを実感しています。

階下で眠っていても夜泣きをするので耳栓をしたい衝動にかられました。

最近は自力で階段をあがり私のベッドに飛び乗り安心の眠りにつきます。

夫似の強烈でリズミカルな鼾がBGMになり深い眠りにつく日々です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/25/19 wonderful life-129          

wonderful life

 

 

黒子に徹します

 

女史からのメールです。

 

目立ちたがる人が多い中で黒子に徹して支えてくれる人です。

8年間にも及ぶ夫の長い療養中は東京から何度も訪ねてくれ、

1人になった私を今も精神面で励まし続けてくれています。

 

或る若い人からのメールに、夫が私の事を心配しているという内容。

メールの末尾は、"心穏やかにお過ごしください"。

喧嘩を売っているの?軽率な文面に苛立ちを感じました。

誠意は行動なくしては始まらないことをご存じないようです。

 

さて、芸術交流の最終日、演技をした少女に差し上げてくださいと

受付穣に小さい薔薇のブーケを預けました。

担当者が慌てて追いかけてこられ名刺を交換してしまいました。

 

翌日、担当者が少女を連れて来廊されたので対応に慌てる始末。

誠意とはこういう事なのかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/18/19 wonderful life-128          

wonderful life

 

 

Project one by one(通称・POO)

 

開始したのが8月。ドローイングに半年を費やしたことになります。

参加者全員にとっては無我夢中の半年ではなかったでしょうか。

プライドを捨て根性でついてきてくれたことに感謝しています。

全員が1つめの山を越え、いよいよ油絵の着色開始です。

 

思い起こせば、あれはプロジェクト初日の前夜のことでした。

猛暑が続き、寝苦しい真夏の夜の出来事です。

写真の男性が玄関のベルを2度鳴らしました。

 

明日のプロジェクトの取材はできませんか?

できません。

では、見学だけでも。

できません。

ご自分で参加くださるのなら歓迎します。

わかりました。参加します。

 

 

昨日より黄金比でキャンバスへ移行したものに着色を始めました。

いよいよ地獄の加筆作業の始まりです。(´0ノ`*)オーホッホ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/17/19 wonderful life-127          

wonderful life

 

 

不思議な女の子

 

アートは分からないものと豪語された岡山芸術交流が間もなく終了します。

客人達の案内で市内に点在する会場を廻りました。

大学祭の趣を呈したというか、総合して、今更という印象です。

 

意味不明のインスタレーションに疲れて辿り着いた最後の会場で一息。

女の子のアニメが流れる暗い部屋に小2くらいの小柄の少女が登場し

ロボットの仕草で喋り始めます。

 

客人達が去った翌日も気になったので再び見に行きました。

難しい内容を自分の言葉で話し仕草も微妙に異なっています。

 

昨日、もう一度見に行ってきました。

何度もやってくる白髪のオバサンを覚えていたのでしょうか、

パーフォーマンスの途中、少女が私に話しかけてきました。

 

あなたは忙しいのが好き?

何もしないでいるのが好き?

 

忙しいのが好き。

どうして?

 

楽しいからよ。

そうですか・・・。

 

オーディションで選ばれた少女の演技が今週末で終了します。

Pierre Huygheの意図で少女の名前も画像も全く公表しないとか。

最終日に可愛い花束を受付に届けて帰るつもりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/11/19 wonderful life-126          

wonderful life

 

 

Yuki & Haruka

 

蕪の季節です。1人暮らしには多すぎる千枚漬けを作りました。

美術館での個展が終り鳥取から挨拶に来られた夫妻にお裾分け。

 

年越しも大掃除の手伝いに来てくれるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

11/11/19 wonderful life-126          

wonderful life

 

 

The Wonderful days 2

 

出張前日に東京からカサブランカの花束が届きました。

West Germany製の赤い壷を選びましたが底部分にチップ発見。

欠け部分に同系色のアクリル絵具で修復してオールセット。

 

1週間後、お送りくださったお客様がご来岡。

まるでお客様を待っていたかのように花が全開しました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

11/10/19 wonderful life-125          

wonderful life

 

 

The Wonderful days

 

六本木の森アーツセンターでのバスキア展から日本橋三越での個展を拝見し、

そのまま京都に飛び、京都国立博物館での佐竹本36歌仙。一泊した翌日は姫路城へ。

三越から晃一朗氏が快く参加くださり、夫が愛した天守閣に参拝しました。

 

岡山に帰った翌日は、生涯で忘れられない出来事がありました。

ブログに度々登場している遠藤社長とマダムKが我家を訪ねてくださり、

2泊3日の短い滞在でしたが、イサム・ノグチ美術館(写真)、岡山市内を散策しました。

 

夫亡き後、地に足のついた私の実生活を確認くださったお2人様には感謝しています。

遠藤社長は銀座へ。マダムKは銀座からNYへ飛んでいかれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/09/19 wonderful life-124          

wonderful life

おついたちから9日目

 

長い話になるので、とりあえず更新。

この画像は携帯スノーアプリで作成したものです。

眼帯はもちろん偽物です。

移動中の車内でアプリを触りまくり面白いものができました。

 

皆様から心配メールをいただき慌てています。

失礼しました。汗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11/01/19 wonderful life-123          

wonderful life

おついたち

 

充実した一日になりますよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/31/19 wonderful life-122          

wonderful life

ダーウィンの蘭

 

ボタニカル本で見つけた蘭です。

この花をいつか描きたいと考えていましたが、

プロジェクト参加者の1人に描いてもらうことにしました。

平凡な白い花瓶をLucie Rieの花瓶に替え、

白い蘭の花を描いてもらいます。(10/8 参照)

 

先ほど、仙台の友人・仲地夫妻から電話があり、

夫の死を知らなかったと電話口で号泣されました。

3/11の被災者なので夫の病気を知らさず8年過ぎたことになります。

 

あの日は彼が入院した日で私もNYに発っていたので、

外出届をだして病院を抜け出して1人で帰宅したようです。

電話を試みたものの音信不通だったと後日教えてくれました。

電話が通じるようになって初めて夫妻の安否を知ったことになります。

 

私がNYから帰ると自宅の居間に道端で手折った野ノ花が

無造作に花瓶に投げ入れてあり、彼らしい迎え方でした。

 

先日より、彼が作ってくれたキャンバスの絵に加筆をしていますが、

夫に捧げるつもりで私もこの花を描くことにしました。

絵のタイトルはダーウィンの蘭。 花言葉は永遠の愛。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/29/19 wonderful life-121          

wonderful life

 

それぞれの秋 C

 

三越での個展で上京する作家が、 作品を発送したので、

次は身一つで上京するのみと報告に来られました。

 

家の前の店でノンアルコールのビールと白ワインで祝杯。

腹を割って話し合える人がいることは嬉しい限りです。

たびたび訪ねてくれる青年に心から感謝しています。

 

居間の壁に掛けて加筆をしている100号の絵の前でジッと魅入る彼が、

 

ロリさんが絵を描く理由はなんですか?

 

プロジェクトが具体化しているので、私としては絵具が使えるかどうか心配でしてね。

久しぶりに絵具と筆で実践してみると、神が手におりてきた。という感じで安堵しています。

やはり、集中して描いていると楽しいというか、間違っていなかったというか、確認できます。

 

世間には沢山の絵描きさんがいらっしゃるけど、たぶん彼等も楽しいからではないかしら?

でも、彼等と私が基本的に異なるのは、私には欲がないことです。

絵は家の壁に飾って楽しむわけで、当然、不細工な絵はかけられないでしょ。

だから、毎日が勉強なんです。

 

某デパートの美術部の人が来られて、絵の前でソファにヘタヘタと座り込んだんですよ。

長く美術の仕事に携わっているけれど、青天の霹靂というか、見たことのない絵です。

涙目で頬が紅潮している彼の表情をみて、私としては満足した次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/28/19 wonderful life-120          

wonderful life

 

それぞれの秋 B

 

ジョン君のお母さんが、

「今日は船木さんのお誕生日ですね。」

何故ご存じなのか、とても不思議です。

 

パリで出会った頃、船木さんから薔薇の花を一本貰いましたが、その後は

夫の希望で誕生日や結婚記念日などの祝い事は一切していません。

 

4日前の10月24日は私の誕生日。

フッセンのケーキに蝋燭を立てて吹き消しました。

今日28日は船木さんの誕生日です。

 

ケーキの代わりに蝋燭が刺さりやすいものは・・・。

ドラ焼きに蝋燭をグサッと突き刺しておめでとうございます。

不思議そうに見つめるオイ君の目の前でいただきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/24/19 wonderful life-119          

wonderful life

 

それぞれの秋A

 

大手饅頭店の前にフッセンという洋菓子屋があり、クッキーがメインで、

バターケーキは二種類しかありません。日持ちがするのでホールで買っています。

いつも奥さんが接客し、店主のご主人とは一度も会ったことがありません。

店主は気が向かないと菓子類を焼かないそうで長期休業してしまいます。

 

毎年、瑞子さんのクリニックから「お誕生日おめでとうございます」のカードが届き、

初めて誕生日を知りました。誕生日の朝、ラインで瑞子さんやジョン君のお母さんから

誕生日おめでとうのメッセージ。福留女史からの小包を開けるとレイチェルの本。

達筆すぎて読破困難のメモ書きに年齢の数字があり、嗚呼・・・我是了解現実

スナオさんからも元気なメッセージを受信しました。

 

FB上で誕生日の日付を明記している人は自動で告示されるのですが、

祝いコメント全てにレスをする人々には頭が下がる思いです。

 

そんな感じでフッセンのバターケーキを一切れ切ってキャンドルを立てました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/22/19 wonderful life-118          

wonderful life

 

それぞれの秋@

 

見逃さないよう前日は早目に就寝。

当日は、一日中、TVの前に鎮座していたことになります。

オイ君は所詮他人事と最初から最後まで寝ておりました。

午前9時からの宮中三殿の儀式を拝見した後、午後からの

雅な即位礼まで背景の下絵を描いて待ちました。

 

雅子皇后は、心配した通り、やはり落ち着きがない。

賢所から去る際も着物の裾が気になったのか、左右に2度も振り返る姿。

病気が完治していない為なのか、或いは・・・。

美智子様の嫁入りの日、同じく賢所に入る手前で裾が引っかかった。

彼女は微動もせず、その場に立ち止まり、女官の処理を待ったお姿。

あれは見事でした。

 

雅子皇后が瞳をチョロチョロと動かすのは興冷め。

眼が大きいのでモニターでも目立ってしまう。ここのところは、

トレードマークのアヒル口の笑顔は般若か口裂女のようで大嫌いですが、

目線を動かさず終始冷静に行った十二単姿の起子様に軍配でしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/20/19 wonderful life-117          

wonderful life

 

one day

 

参加者達の作品の下絵が具体的になってきました。

殆どの人達が忘れている基本を8月から始めたのですが、

戸惑いながらも歯を食いしばって成果をみせてくれました。

 

基本を元に次のプロセスにはいりますが、これが長い道のりです。

全員がリンシードオイルの臭いに耐え、支離滅裂ながらも

最後まで付き合ってくれると期待しています。

 

夫の3回忌が過ぎましたが実際はまだ丸2年目。

3年目の初秋には皆様にご挨拶できそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/14/19 wonderful life-116          

wonderful life

 

one day

 

台風が各地に被害をもたらしたようです。

心よりお見舞いを申し上げます。

 

岡山は強風豪雨ということでシャッターを下ろして閉廊。

家から一歩も外に出ずオイ君と引きこもりました。

短足のオイ君が私を探して2階から3階へ上がってくるようになり、

朝、私の枕元で眠っているオイ君を発見。ビックラコキマシタ。

 

10年前、夫が入院前に用意してくれた130号のキャンバスが3階の壁にあります。

病院に夫を見舞い、夜は自宅に帰って1人生活。気持ちが滅入りそうだったので、

130号のキャンバスに絵を描き始めました。夫に見せようと描き始めたものの、

企画展の準備や病人との生活で多忙になり、わずか3日で断念。

そのまま10年が過ぎました。

 

夫が口を酸っぱくして言っていたことは、

 

〇画廊主が絵を描いていることを口外してはならない。

〇自信がない限り、納得しない限り、公開してはならない。

〇君は下手糞だから、10年でも20年でも死ぬまで加筆を続けるだろう。(苦笑)

 

さて、1人生活に慣れてきたので、3階に新規に130cmx130cmのキャンバスを設置し、

3階にあった10年物のキャンバスを2階の台所兼居間の壁に移動しました。

油彩の臭いが充満する居間で客人と食事なんて、とんでもございませんゎ。 (写真)

 

そんな感じで、2階、3階は思いっきり私だけの部屋になりました。イエーイ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/08/19 wonderful life-115          

wonderful life

 

one day

 

彫刻家という女性がグループ展の案内にこられました。

石の彫刻家が今回は素描を展示しているそうです。

プロジェクト中の主婦の素描(下)を見せると絶句。

恥ずかしいと意気消沈。

 

蔵を改造した貸画廊では、地元の50人!の彫刻家達の展示でした。

50人xレンタル料か・・・。(貸画廊にしようかしら。な〜んちゃって。)

レンタル料で利益を得る画廊が雨後の筍のように増えていますが、

発表したい作家にとっては有難い話かもしれませんね。

しかし、アートフェアに出展する画廊は企画画廊のみで貸画廊は参加不可。

弊廊が貸画廊履歴(CV)のある作家を扱うことができない所以です。

画廊が持ち出し覚悟で取扱作家を紹介していくのが企画画廊です。

趣味ですからと言い切る作家もどきは御免こうむります。

 

企画画廊でのプロジェクトPOO

 

クロッキーも素描も経験のないアマチュア達の他に、

展覧会経験のある自称・アーティストが数人いますが、

芸大や美大などの美術教育がいかにお粗末かを初回で知りました。

これは落胆以前の問題です。どうするワタシ?

 

しかし、戸惑いながらも紙に向かう彼等の真摯な姿勢に対峙し

続行することにしました。半年間を紙と鉛筆に費やす意味は深く、

亡夫のやり方を彼等に伝授する気持ちで進めるのみです。

今のところ、ドロップアウトは皆無で日毎に成果がみられます。(下絵)

主婦(60歳)の3回目の素描(鉛筆HB)

 

 

さて、プロジェクト用の10枚のキャンバスが届きました。

年が明けると、全員が紙からキャンバスへ移行します。

筆、油絵具などの必要なものを画廊が提供。

 

質の良い作品の完成までに半年以上を要するでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/07/19 wonderful life-114          

wonderful life

 

 

中国茶

 

県美の古川女史が遊びに来てくれました。

高級な中国茶(ほうじ茶)から茶器などのすべてをご持参くださり、

当家ではお湯を用意するだけでした。

厳かにお茶を入れ香りを味わうミニ茶会です。

同じ茶葉で6煎。3時間の茶会は味わい深いものでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/03/19 wonderful life-113          

wonderful life

 

丸亀ウドンでワンコインランチ。

親子丼にサツマ芋の天ぷらが定番メニュー。

 

スタッフの女性と挨拶を交わすようになって久しいです。

長い時間を経て、やっと話しかけてくれました。

 

何のお仕事をしているんですか?

名刺を渡すと、ほぉ。ギャラリーにお勤めですか?

夫が亡くなったので私が代行しています。

 

他の客がいるのに彼女と立ち話。

お子さんを1人で育ててる?

 

少しの会話で他人様の生き様が読めるようになりました。

怖いものですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10/02/19 wonderful life-112          

wonderful life

 

 

西濃からの荷物待ち。

 

午後の配達とのことなので、その前に

オイ君のワクチン接種でドクターへ。

銀行の次はホームセンターへ。

 

メモをしていても、必ず一つは忘れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/29/2019 wonderful life-111          

wonderful life

 

( ` ^ ´)

 

岡山芸術交流というアートイベントが始まったようです。

某社のエンディングロールに弊廊の名前がでていたと、

仕事の合間に見に行った友人が報告くれました。

 

イベントに関わっていない弊廊の許可を得ずして使用するとは迷惑千万。

またしても軽率なことをやらかしてくれたことになり、夫が生きていれば

黙ってはいないでしょう。

 

首謀である某アパレル会社社長(仮名・小林)のパラサイト達を

最近では小林チルドレンと呼んでいるそうですが、この社長が

堂々と述べた言葉がなんと、「アートはわからないものなんですよ。」 

(*´Д`)はぁ? 

もはや、開いた口が塞がりません。

 

市民の税金を使い加担した岡山県、岡山市、企業などは、

自己中で売名上手な実業家に踊らされたことになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/26/2019 wonderful life-110          

wonderful life

 

It's my day

 

お気に入りのこの腕時計は、JRの落とし物売り場で1000円で買いました。

ベルトが切れたので1万円のベルトに取り替えて愛用していたのですが、

或る日、紛失しました。

 

紛失した時は、死んだ子の数を数得ても仕方がない。

形あるものはいつかは消えるのさ。などと自分に言い聞かせたものの、

真夜中にムクッと寝床からでて家中を徘徊して探しまわる哀れな私でした。

友人が、「忘れた頃にでてきますよ。」 と慰めてはくれたものの・・・。

 

意外な場所で発見した時の驚きと感動は昔の恋人と再会した喜びに似ているのかも。

時計屋で電池を替えてもらう5分間のワクワク感。腕に装着した時は泣きそうでした。

 

It's my day.

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/23/2019 wonderful life-109          

wonderful life

 

可愛いめぐみちゃん

 

入籍の報告で新婚夫婦が訪ねてくれました。

岡山にきて真面目で素直な女の子に出会えたことを感謝しています。

彼女は良く気が付く人で、信頼のできる仕事人でした。

 

彼氏を追って上京する際は背中を押すというよりむしろ不安でした。

世田谷に居を構えた彼女と会う機会は必然的に少なくなるでしょう。

世代の違う2人との共通の話題は昔話か四方山話程度かも。

 

初めてお会いした若いご主人は好青年の印象です。

これから先、夫婦生活で様々なことを経験し悩むこともあるでしょう。

意地を張らず、明るさを失わないよう末永く幸せな家庭を築いてください。

Good Luck, dearest Megumi.

 

 

 

 

 

 

 

 

9/20/2019 wonderful life-108          

wonderful life

 

阿吽

 

お彼岸が間近なのか久しぶりに船木さんの夢をみました。

こっちにおいでと誘ってくれているのかもしれません。

脳味噌も心臓も内蔵も相変わらず元気だし・・・。

ホンちゃん。ごめんね。

 

夢の内容を忘れないように朝まで何度も反復しました。

上司の家に招かれ、いらない本があるのでお好きなものをどうぞ。

ウンコ座りをして物色をしていると船木さんと私の眼が合いました。

無言で、「この本だな。」、私も無言で、「うん。」 

言葉がなくても理解ができる関係でした。

巷では、これを阿吽(あ・うん)の呼吸というそうです。

 

 

夢にでてきた本は、実際は電通の部長だった敦子さんが

折角NYにいるんだからとNYに送ってくれたものです。

モリムラブラザースの本はNY生活で重要な息抜きになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/14/2019 wonderful life-107          

wonderful life

 

Relaxation

 

夫が初めて訪れた中国山脈の感想は、

 

女性の乳房のような優しい中国山脈。

厳しさのある男山が故郷の四国連山。

 

美術館の日陰に座ると風が一層涼しく感じます。

芝生の上でオイと昼寝をしても誰も気にしません。

 

 

 

家路に向かう途中のいつもの温泉郷。

かつて、女性サッカーの湯郷ベル?で賑わったこともあるとか。

今回も大浴場は私のみ。贅沢な貸し切り状態です。

真っ裸で30分間湯舟に浮かんでいるのが好きです。

誰も入浴した気配のない露天風呂。ここでも独り風呂。

 

 

 

 

 

 

 

 

9/14/2019 wonderful life-106          

wonderful life

 

オープニング

 

翌日はオープニング。

深夜まで続いた最終仕上げを見ずして岡山に帰りました。

 

2日後に再び奈義町現代美術館(Nagi MOCA)へ。

展示会場の入口で直ぐにわかりました。

良いっ!

私の感嘆の声に驚いた館長とユウキが振り向きました。

 

新聞社の三宅氏(写真)が一言、「うつくしい・・・」。

そうなんです。この言葉が重要なんですよ。

政治がどうとか、社会がどうとか面倒臭いことは二の次なんです。

グロもアートならそれはそれで主張されたらよろしいですが、

見る側にとって美しいと感じることが第一だとおもいます。

 

 

気の毒なほどすっかり痩せてしまったユウキ。(左)

挫折を考えたほど過酷で苦難のユウキの1年間が読めました。

ユウキを精神面で支えた大谷先生(右)もかけつけてくださり、

三宅さんに美術館を背景に撮影していただきました。

 

大谷先生と真逆の私は、要領が悪い!頭が悪い!自分でやれ!

ユウキを突き放しましたが、結果を見せてくれた正直者のユウキに

心から感謝しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

9/12/2019 wonderful life-105          

wonderful life

 

ユウキの個展

 

パチンコ玉で作る3メートル高さのピラミッドです。

ユウキはこの日のために1年を費やして準備をしていました。

 

 

家族総出で黙々と作業を続ける美術館の展示室は緊迫していました。

差し入れをおいて直ぐに失礼するつもりで奈義町現代美術館に向かいましたが、

顔色をかえて作業をしている作家とスタッフ達に心を打たれました。

 

足手まといになるのは分かっていたので自分にできることは何か。

清掃に徹するくらいでした・・・。掃除に入魂。手を休めて振り返ると、

神々しく輝くピラミッドが目の前に立っていました。

 

夫が生前中にユウキに渡してくれと集めたパチンコ玉はほんの一部。

今回の展覧会に使用したパチンコ玉数は軽く20万個を超えました。

たとえ評価されなくても、彼の努力を労ってあげたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/06/2019 wonderful life-104          

wonderful life

 

熟女集合・番外編

 

       
         
       

 

京都に文化庁が移転するそうで、東京都工芸美術館も金沢へ移転。

学芸員など美術館の職員達の住居が北陸に引っ越しをすることになる。

文化圏が関西になるかもしれないが首都は東京。経済圏も東京。

ということは、文化は二の次の予兆か?未来予想図が描けない。

 

京都を歩けば観光客の大半が台湾などのアジア系。

貸衣裳の着物でソフトクリームを食べながら歩いている。

古都京都の駅が現代的になってはいるものの観光地には変わりがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

9/06/2019 wonderful life-103          

wonderful life

 

vacation

京都・二条城のアートフェアKYOTOに行ってきました。

ブラまで汗が浸み込み、頭に巻いたハンケチは絞れるほどの酷暑です。

二条城に出展しているギャラリー達も客達も全員が裸になってサウナにいる気分。

城のライトアップの夕方も訪れる人々が途切れることなく大盛況の内覧会でした。

 

二条城の広場で炎天下の元、Mr. Doodleの300号のライヴペインティング。

企画した慶介がとんできてニューヨーカー的なハグをしてくれました。

岡山に引っ越した直後、父子で訪ねてくれた時は慶介はまだ小学生でした。

素直に成人してくれたことが嬉しい。

 

       
         
     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/05/2019 wonderful life-103          

wonderful life

 

intermission

 

朝夕が涼しく感じられ、ブラインドから差し込む日差しが和らぎました。

午前5時の一撃が6時過ぎになり生活習慣が冬時間に変わりつつあります。

出張中はオイ君を隣人の平野夫妻が預かってくださるので安心です。

 

NYと岡山の家にも来てくれたミラノ在住の彫刻家からFBに書き込みがあり、

弊廊のHPで募集したproject one by oneに参加したいとのこと。

先日の下絵の画像と実家に建てた建物の写真が添付してあります。

具体の松谷さんと同じ神戸の画廊で個展中の妻のために建てたそうです。

 

来週はミラノに発つという彼に今回のprojectの趣旨と目標を伝えると、

奇抜で面白い企画ですね。遠距離ですがこのまま参加は無理ですか?

Project one by oneの10人の1人として彼の在席を即決しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

9/03/2019 wonderful life-102          

wonderful life

 

one day

 

袋入りの煎餅を口に咥えてソファに飛び乗り、

ソファの隙間に激しく爪を立てて煎餅を隠します。

口で布か何かを手繰って被せる涙ぐましい努力。

 

動物の習性か、壁という壁に彼の引掻き傷が絶えません。

壁の傷にパテを塗り乾いてからアクリル板を固定しましょう。

 

さて、アクリル板をアクリル用ナイフで切断するのですが、

厚5oの板は途方もなく厚くて永遠に切れません。

途方に暮れて小一時間アクリル板と睨めっこ。

ピコーン☆!良い方法がみつかりました!

 

角材(廃材)の上にアクリル板を動かないように膝で固定し、

真上からトンカチで叩けば、スコーン☆!切れました。

いや、割れました。^^;

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9/01/2019 wonderful life-101          

wonderful life

 

おついたち

 

ジョン君の家の門が先日の台風で壊れました。

シャッターを下ろし窓に施錠をして台風に備えている頃、

この家の主は嵐の中で門に紐を結んで補強したと思われます。

 

1人暮らしの女性は強いと思います。

強くならなければならないからです。

 

 

 

 

 

 

 

 

8/28/2019 wonderful life-100          

wonderful life

 

女の一生

 

眼の下のクマが生活感を如実に表しておる。

ボカシは必要不可欠。優れたアプリなり。

入浴せず洗顔をしていないのでアイシャドーが。(事後弁)

 

2階の西窓のベランダが完成。

早速、植木鉢を置くと裏の焼けたトタン屋根が視界から消えた。

 

東側にもベランダを作れば素敵かも?

何度窓を開ける?(年に2度程)

窓から荷物を運びこめなくなるよね?(確かに)

 

辞めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

8/26/2019 wonderful life-99          

wonderful life

 

ユーカリ

 

台風で花壇のユーカリの木が折れそうです。

風林火山の三本の矢を思い出し、2.5mの棒3本をトライアングルに組めば?

脚立になる椅子の上で必死の作業。雨なのか汗なのか塗れ鼠です。

努力のかいあって、ビクともしない強靭な木になりました。

 

ユーカリは昔から好きでした。

 

クーパーユニオンの朝市で買い両腕に抱えて帰宅すると、

服から手から顔まで樹脂でベチョベチョになります。

剪定した枝を捨てないで花瓶に投げ入れましょう。

ユーカリの葉がユラユラと風に揺れると絵を描きたくなります。

 

電車のロゴの吉備団子・廣栄堂本店の改築が1年を費やして完成しました。

ところで、吉備団子の娘婿の原さんとは犬の散歩で一緒になるのですが、

17歳になった愛犬の蘭ちゃんが高齢犬で岡山市から表彰されることになりました!

 

賞金がいただけるの?

いいや。表彰状のみ。

 

 

 

 

 

 

 

8/25/2019 wonderful life-98          

wonderful life

 

シーサイドホテル

 

一雨毎に秋が深くなっています。

冬支度をせねばなりません。

 

浅ちゃんの葬儀の翌日、長船の先生が焼香に立ち寄ってくださり、

夫が集めていたデコ期の飛行機型ライターを形見分けにしました。

 

10年前初めて長船のお宅を訪問した際、手土産を何にするか夫は悩みました。

結局、夫が愛したジャスパー・ジョーンズの秘蔵作品を差し上げたのですが、

先生の反応で現代アートは不向きと判断しました。

 

さて、先生の一人娘が牛窓の美術館で個展をしているのでバイパスを走りました。

事前に慎重に地図を調べる夫と違い、その場その場で対処する私です。

インターチェンジを手前で降りてしまい、野良仕事をしている老人に問うと

懇切丁寧に地図まで書いてくれて無事に目的地に到着しました。



美術館の近くにラブホのようなホテルがあり、ホテルの裏を歩けば海が見渡せます。

ナマコしか釣れなかった前島。前島行きの船着き場にも人の気配がありません。

誰もいない海。思い出ポロポロ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/21/2019 wonderful life-97          

wonderful life

 

gallery

 

作家の作品を並べて作家から利益を得る貸画廊と異なり、

企画画廊である弊廊は自分で展覧会を企画せねばなりません。

10年間、色々な展覧会を2人で企画し現在に至っています。

 

画室の絵具を見つめながら思いついたのが、project one by one。

脳内のアドレナリンが迸り、簡単にシミュレーションができました。

自分自身の確認でもあるプロジェクトなので心が躍ります。

 

参加希望者をSNSと画廊のHP上で告知すると10人が集まりました。

やりたいという人の熱意が肝心だったので先着順に決めました。

子供がいるなどと理由付けする人はオミット。

初日を終えてからの参加希望の問い合わせもオミット。

 

この夏から開始すれば来年の秋までには完成するはずです。

自信とスキルの無さに気づきドロップアウトする人も有りえます。

プライドを傷つけられ、私の叱責に耐えられるかどうかは本人次第です。

10人十色、性格も考え方も違うので、どのように対処するべきか。

 

初日で彼等のスキルを判断しましたが、個性以前の問題です。

たとえ脱落者がでても新規に募集も追加もしない結論に達しました。

 

散会後、"Project one by one"のアドレスホルダーを作成。

次回の内容をCC送信すると、全員からポジティブな返信を受信しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/18/2019 wonderful life-96          

wonderful life

 

浅ちゃん

 

芸大の秋元館長から電話があり、浅ちゃんの訃報を教えてくれました。

東京から葬儀に出席したいが間に合いそうにないとのこと。

 

画廊のオープニングレセプションの料理を担当してくれた浅ちゃん。

亡夫が今後は浅ちゃんにお願いしようと言っていました。

夫が亡くなったことをSNS上で知った浅ちゃんが苦悶の表情。

実はね、僕も同じ病気でね、今は治療中なの。

夫の厳しい闘病生活を看ていたので言葉がありませんでした。

 

浅ちゃんの死顔は穏やかで、ハラハラと涙が零れました。

喪主である1人息子が泣きながら挨拶をした言葉が印象的です。

父の最後の言葉は、「葬儀は家族葬ではなく友達葬にしてね。」

 

通夜の弔問客の多さに交友の深さを知りましたが、

翌日の告別式の弔問者は軽く300人を超えていました。

さすがの浅ちゃん。あっぱれです。

現代アートのコレクターでもある某デザイン会社の社長と並んで献花。

再会を互いに喜び、これからは気軽に寄りたいとのこと。

浅ちゃんからのギフトのような気分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/14/2019 wonderful life-95          

wonderful life

 

初秋

 

隣の墓地との通路際に古い5個の無縁仏墓があり、

誰が墓参しているのか、いつ訪れても花枝がいれてあります。

 

墓終い、樹木葬、永代供養ブームなのに、後継者もなく、墓守人もいないのに

馬鹿気ているかもしれませんが、2年を費やしてほぼ完成しました。

実家の先祖の墓地の上段には千葉で没した叔父の墓もあります。

 

不満を言わず、時間をかけて造作をしてくれたのは生涯独身のマヒロさん。70歳です。

今日も大きな薬缶に水をいれて穏やかな笑顔で階段をゆっくり上がってきました。

生きている限り、墓守をしてくれるそうです。

 

 

上の墓地から竹や椿の藪が迫っています。

境界にオリーブの小さい苗を10本植えて藪の仲間入りをさせました。

来月は家の花壇で狂い咲きしている紫の花の種を採取して撒きましょう。

死の直前まで私を優しく見つめ、静かに逝った素敵な彼への餞です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/18/2019 wonderful life-94          

wonderful life

 

夫の伝言

 

結局、生活習慣の再構築には少なくとも2年を要することを

身をもって体験しました。

 

闇雲に動いた2年が過ぎ、未だ未来の構想はできていませんが、

画廊入口の看板をsorry we are closed からwe are openに替えます。

タイトルのone by oneは、一つ一つという意味で無理はしません。

自由人という美味しい味覚を知ってしまった人間に何ができる?

内田先生が呟いた千三つは夫もしばしば言っていました。

自分で1mmでも動かなければ何も始まらないし発見もありえません。

 

建物の屋上からカラスが飄々と下界を見下ろしています。

鋭い眼光のカラスが天空に跳び去るのを眼で追いました。

 

 

 

 

 

 

 

8/13/2019 wonderful life-93          

wonderful life

 

 

アメリカ出張を終えて帰国された会計士の内田先生ご一家が、

Tintoの赤ワインや実家のご両親が作られた果物や野菜をお持ちくださいました。

命日から2週間後がお盆なので8月は祭事の月。

 

祭壇に野菜や果物を飾るとバロック絵画のカラヴァッジョです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/9/2019 wonderful life-92          

wonderful life

 

残暑お見舞い申し上げます。

 

連日の酷暑で犬も人間も夏バテ状態です。

炎天下の作業で工事人達は滝の汗。

休憩時の差し入れは饅頭よりメロンがベスト。

全員が無言で齧りついていました。

工事が終り、犬と人間との静かな生活再び。

 

巷ではお盆の帰省ラッシュが始まっているようです。

そして、彼岸過ぎれば秋の空。立秋です。

当方は盆も休みもない自由人なので、

オイ君と一緒に墓参りにでかけるくらいかな。

夕日を背にオイと一緒に浜辺を歩きましょう。るん♪

 

うへっ。放置した木枠と目が合ってしまった・・・。

そうだった。木枠を組んで、キャンバスを張るんではないの?

そうだった。構図を考えねば!ドローイング用の鉛筆削りをせねば!

うわっ。うわっ。そうだったぁ〜!3章で終わっとるし。ヒィ!

 

口癖のsimple is the bestは何処へ。

 

 

 

 

 

 

 

8/6/2019 wonderful life-91          

wonderful life

紅葉が・・・

 

よみがえった!

 

 

玄関先で大木に成長した侘助と紅葉。

10年前に船木さんと2人で植えた木です。

 

一周忌の後、花壇を作り植替えてもらったのですが、

2年待っても返り咲きせず哀しくてなりませんでした。

 

諦めていたら、

三周忌の翌朝、花壇の中に紅葉の葉を発見しました。

船木さんがニンヤリ笑って、「ただいま」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/1/2019 wonderful life-90          

wonderful life

 

福留女史が一人住まいの狐狸庵を訪ねてくれました。

家庭があり、遠方でもある人なので申し訳なくもあり有難いです。

 

夫の存命中も何度も訪ねてくれています。

楽しそうに土筆のハカマを取る2人の写真を見るたびに笑顔になれます。

臨終に間に合わなかったことを今でも悔やんでいると・・・。

 

花壇の木々の成長に驚き、私流に変化したインテリアを楽しみ、

なによりも私のプロジェクトの経過を励ましてくれる人です。

 

彼女からメールが届きました。

 

沢山の方々がロリさんのことを思って下さっていて何よりです。

コウイチロウさん、イサオさん、ユウキさん作家達がいつでも馳せ参じてくださると

思いますが、私にできることがあればいつでも声をかけてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8/1/2019 wonderful life-89          

wonderful life

My Love

 

再入院の前日、船木さんの母が98歳で永眠しました。

葬儀を終えて岡山に帰る喪服姿の夫をガススタンドで撮影。

治療で再び頭髪が抜けるんかな・・・とナル君は気にしていました。

 

半年後の8月1日。

頭髪が少し残った夫が亡くなり、今日は没2年目で3回忌です。

あの日私達の長い歴史は終わりましたが、彼は永遠に老いません。

何事にも動ぜず静観できる男を見習いたいものです。

 

命日を覚えていてくださった皆様が訪ねてくださり、お花を送ってくださったり、

メールで励ましてくださった友人達に厚くお礼を申し上げます。

ありがとうございました。

 

 

命日最後のお客様は月吠文庫店主の藤原義人氏。(画像右)

携帯のsnow applicationで撮影したため私の顔が異常に濃い・・・。

 

生前、夫が1人で車を運転してフラリと出かける場所がありました。

古書が並ぶ藤原氏のお店でノンビリと会話を楽しんでいたようです。

嘘をつかない誠実な藤原氏に自分自身を重ねていたのかもしれません。

 

今日と同じ酷暑の日、藤原氏が真っ先に葬儀場に駆けつけてくださり、

棺の中の夫に静かに話しかけておられました。

「なぁ。もっと話をしたかったよ・・・」

 

去り際に藤原さんが、次は七回忌じゃな。

6年目ということ?ワタシ、イキテイルカナ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/30/2019 wonderful life-88          

wonderful life

形見分け

 

命日前にイサオからメールが届きました。

伺わせていただきたいという内容です。

 

向日葵の花束を手に訪ねてくれました。

早速、居間の飾り棚に夫の写真をみつけて合掌。

一周忌に来れなかったことが悔しいと苦渋の表情。

 

処分できないでいるPrada、Camperなどの靴がシンデレラ。

夫と同じサイズでピッタリ。形見分けになりました。

早速、靴箱に並んだ写真を送ってくれました。

故人も喜んでいるでしょう。

 

 

鳥取のユウキからも花束が届きました。

お金がないのに無理をして可哀そうなことをしました。

秋の個展準備で超多忙のはずです。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/26/2019 wonderful life-87          

wonderful life

 

老骨に鞭打って

 

最近の日記の画像はすべて携帯で撮っています。

久しぶりにCanon Eos Kissを使ってみました。

露出などの操作があまりに稚拙。それでも何とか。

 

次にイラストレーターでラベル作り。

2年間のブランクで何気に違和感があります。

昔取った杵柄と申しますが、あれは事実かも。

30分でknow how を十指に復活させました。

 

 

 

 

 

 

 

 

7/25/2019 wonderful life-86          

wonderful life

 

意気地のない奴

 

エアコンの効いた2階の居間で寛いでいる同居人のオイ君です。

1階のコピー機が壊れたので修理に集中していると、物音に気付いた

オイ君が2階のドアを引っ掻きはじめました。この行為はエンドレスに続きます。

頑丈なステンレス製のドアに黒く擦った痕をそのうちにアップ予定。

 

外出時は2階から1階に抱いて降りていましたが、5kgの米袋より重い7.8kgです。

ハウルでソフィー婆がヒー君を両手で抱えて階段を上がるシーンを想像ください。

危険なので断捨離するつもりの小さいハンディキャリーに入れて運んでいます。

 

 

引掻く音が物凄いので1階の仕事場に連れてきました。

キャリーから引きずりだそうとしても出てきません。

 

修理に集中する私の姿をじっと見つめるオイ君。

ひとりごと人間にとっては心強い存在です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/22/2019 wonderful life-85          

wonderful life

 

宮永愛子展にて

 

どうしても見て欲しかったと宮永愛子が出迎えてくれました。

洗練された作品群が空間に調和して美しい展覧会になっています。

NHKの日曜美術館解説者で作家の小野正嗣氏との対談では

宮永愛子は謙虚ながら堂々としていて、むしろ余裕を感じさせました。

同年代の小野氏が返答に当惑する表情がなんとも微笑ましい。

 

多くの場を踏んできた経験の積み重ねだけではなく、

宮永愛子の生まれ持った素質によるものかもしれません。

途中で退座できる会場の最後列で拝聴しましたが、

最後まで聞き入り2時間の対談が短く感じられました。

等身大の作品の背後に立つ私を担当の棟久氏が撮影したもので、

買いたい作品の1つになりました。

 

(展覧会詳細は8月18日の日曜美術館で紹介されます。人名敬称略)

 

 

 

 

 

 

 

 

7/22/2019 wonderful life-84          

wonderful life

 

高松へ

 

禅寺・国清寺の尼さんが教えてくださる精進料理勉強会に参加。

翌日は高松市美術館の展覧会に出席するためマリンライナーに乗りました。

いつも自家用車で瀬戸大橋を渡っていたので電車で瀬戸大橋を渡るのは過去数回のみ。

 

 

車窓から見る風景はいつもと違いますが、電車での移動も趣があり、

宮永愛子の展覧会のポスターが涼しい風を感じさせました。

 

乗車時間45分で"うどん県"に到着。

改札口を出ようとしたら、左手に立ち食いうどん屋を発見。

温かい"かけうどん"を立ち食いして、もう一杯と言いたいところを我慢。

饂飩の上にのった油揚げが忘れがたい味です。

立ち食いを嫌がる夫でしたので、饂飩に食らいつく男性乗客達の隣で食すのは

自由な1人旅ならではです。

 

 

 

 

 

 

 

7/22/2019 wonderful life-83          

wonderful life

 

なにせ、1人なんで

 

雑事に翻弄されブログの更新も怠っている有様です。

 

様々な出来事がありました。

 

まず、ピカソのレゾネ探しからスッタモンダ。

収蔵数を誇る岡山県立図書館で探しても収蔵されていません。

最後の手として、東京の遠藤氏やマダムKに問い合わせました。

マダムのスタッフの岡田女史が懇切丁寧に教えてくださり、

長いキャリアの持主に舌を巻きました。

 

数日後、再び本棚の前に立ち1冊1冊を確認。

入れ間違えのレゾネを発見した時は腰が抜けそうでした。

 

完璧主義の夫が収蔵したレゾネはレンブラントから現代アートまでを網羅。

彼が繰り返し閲覧したレゾネの購入に費やした金額は半端ではなく、

そこらの図書館の収蔵本とは比較になりません。

初めての画廊を訪れて注視するのはアルファベティカルに整頓された本棚。

作家名を告げるとレゾネのページが目の前にあります。

本は命ということを良くご存じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/15/2019 wonderful life-82          

wonderful life

 

9:30am

 

6時am。雨の中を散歩して帰宅。朝食のトーストにバターをたっぷり。

作家からメールが届いている。日時指定でアポをしてくる人には閉口。

自分の都合で当方が合わせるの?頭の悪い作家が多すぎる。

 

ラヴチェアに寝転がって携帯のアプリを触っているとこんな画像ができた。

そのまま猫のように丸まって眠ってしまったようだ。目覚めて室内を見回すと、

オイ君はトイレの冷たいタイルに寝転んで爆睡中。

 

雨の日は何も考えないで眠るのがベストかも。

爽快な朝。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/13/2019 wonderful life-81          

wonderful life

 

オイ君

 

父危篤で帰国した船木さん。

半年間、NY1人生活をしたことがあります。

 

友人に番犬を勧められて飼ったのがダックスフンドの仔犬。

名前はエスキー。(単純に絵が好きという意味です)

 

当時、役所勤めをしていた私はデキル仕事人間で日中はオフィス。

自宅がオフィスだった夫が24時間仔犬の世話をしてくれました。

煩わしさから逃げた私の尻拭いはいつも夫でした。

 

写真はリードをつけて外出を待つオイ君です。

午前5時のワン!から夜8時頃まで殆ど24時間一緒です。

皆様から私が痩せたと指摘されますが、痩せた理由は、

若い男と暮らしているからです!

 

間食もできません。ガサガサ音も禁止。

隠れて食べていると背後に妙な殺気を感じ、振り返ると・・・。

ギョッ!オイ君が私の口をジーーーッと見つめています。

 

「おばちゃん。何食べとん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/12/2019 wonderful life-80          

wonderful life

 

もう2年。まだ2年。

 

怒涛の2年を振り返ると、目まぐるしく過ぎたような印象です。

自分の身に何が起きたのか、この2年間、私は何をしてきたのか。

確かなことは1人身になったことです。

 

8月1日の3周忌は船木さんの希望で何もしません。

早々と訪ねてくれる客人達には祭壇のない居間でお茶を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/10/2019 wonderful life-79          

wonderful life

 

長男の嫁

 

大家族の長男の嫁になった女友達です。

 

舅姑の世話をし、2人の子を育て、姑に代わり会社の経理を担当し、

夫を支え、でしゃばらず、裏方に徹する人をリスペクトしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/07/2019 wonderful life-78          

wonderful life

 

浪速の女

 

隣の平野さんが早朝からオイを預かってくださるので時間的に余裕。

時間の節約で概ねタクシーで移動していましたが、今回は地下鉄で。

 

画廊は12時から営業なので先ずは国立国際美のジャコメティ展を。

御堂筋線の淀屋橋駅で下車。美術館まで徒歩15分です。

中之島の国立国際美術館は万博公園内から移築され現在に至っています。

淀川に面したビルは半世紀前とほぼ変わりません。

京都のフラットな街並みと異なり東京丸の内の雰囲気です。

 

17歳の頃、吹田にある太陽の塔近くに1年間住んだことがあります。

本町辺りは女友達とオープンカーで連夜遊び惚けていた場所で、

濃アイシャドーに付け睫毛、職場から支給されるバッジを襟元につければ、

人々が超ミニの若い女子集団を羨望の眼で振り返ったものです。

超ミニのツィギー旋風が上陸した時代のことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7/07/2019 wonderful life-77          

wonderful life

 

絵になる男

 

帝塚山から南堀江にTezukayama Galleryを移廊して20数年になります。

画廊主は松尾氏。ブログにはM氏の名で最初から登場している人物です。

 

亡夫が弟のように愛した20代の青年が50代に突入しました。

若い作家達を発表しながらセカンダリーを扱う必然性を心得ていらっしゃる。

厳しいアート業界を熟知している人に心からエールを送ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

7/04/2019 wonderful life-76          

wonderful life

 

Happy July 4th

 

独立記念日です。

今年の祝いコンサートはローリングストーンズ。

Macy'sの花火の翌日からNYCは亜熱帯。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/27/2019 wonderful life-75          

wonderful life

 

オイ&コラ

 

7月6日はオイ君の2歳の誕生日です。

船木さんが亡くなる36日前に生まれたことになります。

精神的にオイ君の存在に癒され助けられました。

誕生日祝いにコラ君をプレゼントしたのですが、

コラ君の鼻を齧る程度で全く興味を示しません。

 

さて、明日は台風とのこと。

寝不足でしたがNagi Moca行きを決行しました。

片道2時間のドライブです。

 

オイ君には新幹線でも犬を運べる携帯用ケージにいれ、

美術館の入口ホールで小2時間ほど待ってもらいました。

エアコンが効いていない場所だったので可哀そうなことをしました。

 

カーソル付のケージにいれて犬を運ぶ姿はまるでNYのホームレス。

岸本館長と学芸員の遠山氏が私達の哀れな姿を見送ってくれました。

途中の露天風呂を諦めてオイ君と急ぎ帰路につきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/26/2019 wonderful life-74          

wonderful life

 

料理人

 

ドンビキしたシンプルライフの反動でしょうか、あれは違う。と、

客人のもてなし料理は自分で作ることにしました。

 

たまたま銀行の担当さんが退職することになり、

新旧交代の挨拶に来たいと仰る。

では、私の手料理でお別れ会をしましょう。

 

長い間、もてなし料理を作っていないので、

作れるかどうか挑戦してみたかったからです。

 

昔、渡辺美佐子の"一人芝居"という公演がありまして、

演出から芝居まで1人でやってのけるのですが、

あれに少し似ています。

 

200人分のレセプション料理を1人で作ったのを思い出しながら、

今日はキッチンの人になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/25/2019 wonderful life-73          

wonderful life

 

カルチャーショック

 

知人に陶器のコレクションを見て欲しいと頼まれたのが3月。

遅ればせながら約束をやっと果たせました。

 

初めてのお宅訪問です。

玄関を一歩はいって愕然としました。

無印製のベッドとサイドテーブルと2客のイスがあるのみ。

壁には絵一枚もない。初めてみる光景でした。

着ている洋服も無印。徹底した無彩色の生活。

コレクションを拝見する気合がすっかり失せていました。

 

終活してるのよ。ロリさんも断捨離をする年齢よね。

コレクションの中からぐい呑みを選んでペットボトルの麦茶を。

ミントン皿にモロゾフの冷製ゼリー。

スプーンはゼリーについているプラステック。

 

客人の食事を作ることは?食器はあるの?

 

作らない。外食のみ。

なるほど・・・。

 

 

私も断捨離をしていますが、お気に入りの食器は捨てがたい。

シャンパングラスやワイングラスなども食器棚に並んでいます。

帰宅して呆然と室内を見渡して一人反省会。

カルチャーショックで珍しくグッタリ疲れました。

 

絨毯の上にゴロリン。

客間のベッドに移動して仮眠。

深夜のPC作業の後、長椅子で仮眠。

午前5時。自分のベッドで目覚めました。

 

一夜明ければ、いつものワタシ。

大丈夫。洗脳されていませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/23/2019 wonderful life-72          

wonderful life

 

結局

 

作家自らDMが送られてきませんでした。

展覧会を見て欲しくないのかもしれない?行かないことにしました。

 

ギャラリーのHPを見ていると犬の尻尾部分の一部分がみえたので、

全体をみなきゃわからない。結局、展覧会を見に行くことにしました。

 

画廊主は高齢のため、この展覧会を最後に画廊を閉めるとのこと。

再会して四方山話。彼女は引き際を心得ている。潔いと感じました。

 

さて、作品について辛辣でしたが感じたままを作家に述べました。

私の助言にたいして真摯に捉えているのか、或いは理解しているのか、

作家と視線を合わせて話しましたが、彼の考えが読めませんでした。

 

犬の作品は10年前のものでインパクトがありました。

キャンバスに真面目に対峙して描いていた頃のものと思われます。

下のマチュアなsusan rothenbergの画風には及びませんが、少し重なったり。

 

susan rothenberg/MOMA

 

現在の作品は良く言えば個性的。悪くいえば雑すぎる。

マイペースなのは良いけれど、作品に対して愛が感じられない。

見る側に不安を感じさせるのは作家の意図するところなのだろうか。謎。

それにしても、10年間、彼は何を感じながら作品に向かっていたのだろう。

 

こんな時こそ船木さんの反応を知りたい。

夫の不在が悔やまれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

6/19/2019 wonderful life-71          

wonderful life

 

実は、

 

岡山の不動産に最初に尋ねた場所は門田屋敷でした。

名の通り、古い住宅地なので中古の売家を見つけるのは容易ではなく、

たとえ空家があっても、持主の事情で売りたくても売れない物件でした。

 

路面電車の路線に面した現在の場所に決めて大改造を始めた或る日、

不動産から連絡があり、「面白い物件がみつかりました!」

前出の住宅の斜向いにあり、大正か昭和初期の建物と記憶しています。

 

大正ロマンを彷彿する白い木造家屋で室内の調度品も家人の歴史がみられました。

マントルピースのある居間の床がギシッ。ズボッと足が埋もれてしまいそうで、

夫が、「これは、白アリ。壊すしかない。でなきゃ大改造になるよ。」

和室が5部屋ある2階は木造にしては高い天井で魅力的でしたが、

剪定をしていない庭の巨木が窓に迫り、家が朽ちるのは時間の問題でした。

 

持主に挨拶をして帰ろうとすると、

奥さん!城下の〇〇画廊で買ったこの壷もつけますので買ってくださいな!

玄関にドンと置かれた破損した備前焼の大壷を自慢気に指しました。

〇〇画廊で終わっとる・・・と、感じたものです。

 

現在は歯医者さんが2x4の立派な西洋建築に建て替えて住んでいます。

歴史的な建物を壊す際、「勿体ない。」と、近所から苦情がでたとか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/19/2019 wonderful life-70          

wonderful life

 

朝の散歩道

 

閑静な住宅地・門田屋敷を歩いていると様々なお宅を拝見できます。

コリドールを抜けると広い中庭があり、鬱蒼と手入れされた木々が繁っています。

マントルピースのある家なのか薪が積んであり、植物の鉢のテラコッタがお洒落。

 

家の前で50代後半の男性が家を眺めておられたので声をかけました。

 

「素敵な建物でございますね。」

「恐れ入ります・・・。」 

 

穏やかな微笑みの持主は大学病院の咽頭科のお医者様だそうです。

ちなみに瑞子様の歯科医の長男家族も同エリアに住んでおられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/17/2019 wonderful life-69          

wonderful life

 

ミステリアスガーデン

 

1年前に猫の額程の花壇を作りました。

手あたり次第に苗を植え、種を撒き、

何を植えたのか殆ど覚えていません。

 

枇杷の木に実が2個実り、隣の里子さんとシェア。

すぐに仏壇に供えたそうです。

 

毎朝、里子さんが当家の花壇を確認しているようで、

無花果に小さな実がついとるよ。今年も食べられるかな〜。

ブルーベリーも赤色から濃紫色に変われば収穫時です。

オリーブの木には白い花が咲き、今は緑色の実に変わりました。

実が大きくなれば収穫してメイプルシロップに漬け込みましょう。

 

10年前、船木さんと植えた侘助の木を花壇に植え替えたのですが、

残念なことに枯れてしまいました。それはもう、哀しくて・・・。

オリーブ、ユーカリの傍に侘助の小さな苗を2本植えました。

ユーカリの成長で隣家の選挙ポスターが殆ど見えなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/15/2019 wonderful life-68          

wonderful life

 

一攫千金 (写真はジョン君の庭のブラックベリー)

 

現代アートが売りにでるという情報を船木さんがゲット。

家にある現金を手にして長距離列車のメトロライナーに飛び乗り、

車中でハムとチーズのバケットを分け合って食べました。

 

数時間後、名もなき田舎町で下車。下車した乗客達は何処かへ消え、

取り残された気分で乗り合いタクシーを待ちました。周りを見渡すと、

ブッシュの中にブラックベリーやラズベリーがたわわに実をつけています。

NYCのDean & Delucaの店頭にでている高価な実なのですが、

収穫する人もなく、完璧に放置されている状態です。

 

まず、船木さんが黒く熟した実を食べてみせてくれました。

種をペッペッしながら、ナイロン袋に一杯収穫したものです。

 

 

リッチなブラックベリーが熟し始めました。

収穫時は手伝いにいきます。

コズエ様が作るジャムは絶品です。

 

 

 

 

 

 

 

 

6/11/2019 wonderful life-67          

wonderful life

 

おのぼりさん

 

方向音痴なので六本木で間違いなく1時間はロスするでしょう。

友人に銀座三越に迎えにきてもらうことにしました。

 

三越の屋号が白布に黒抜きの夏暖簾はまだのようです。

向いにあるワコーのフラミンゴが何気に目を引きました。

撮影してくれたのは通行人のMs.Wangです。

綺麗な女性は商用を兼ねて中国福建省から来日したそうです。

名刺交換をすることもなく、短い時間でしたが息抜きができました。

両頬にキッスをして、再見!でも、2度と会う事はないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

6/11/2019 wonderful life-66          

wonderful life

 

銀座にて

 

遠藤社長が画廊近くのGINZA SIX(旧・松坂屋銀座店)に連れていってくれました。

ユニクロビルはGINXA SIXの屋上から。中央通りのビルは7Fの蕎麦屋"真田"から撮影。

 

建物が刻々と虹色に変わるのを眺めながらの夕食。蕎麦焼酎のお湯割りが合います。

オリンピック後の日本経済はどうなるのでしょう。一瞬、90年のバブルが重なり・・・。

 

 

 

 

 

 

 

6/09/2019 wonderful life-65          

wonderful life

 

帰宅

 

出張で悩むのが2歳のオイ君のことです。

体重が7.5kgなので現場に連れて行きたくても大荷物。

今回も蒜山さんこと平野夫妻様に無理を承知で預かっていただきました。

何も心配せず仕事ができる環境はありがたく、心から感謝しています。

 

 

出張から帰り、再会の歓喜で興奮するのは10秒のみ。

すぐにクールダウンして、今もパソコンの下で寝ています。

 

 

 

 

 

 

 

6/03/2019 wonderful life-64          

wonderful life

 

intermission

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/02/2019 wonderful life-63          

wonderful life

 

オイ君の散歩道

 

午前6時。道路が冷たい朝です。日中は道路が溶けるので、

繊細な肉球のオイ君には熱いアスファルトは厳禁です。

夕方の散歩は午後7時〜8時頃。帰宅したら爆睡してくれます。

 

散歩道の門田屋敷は瀟洒な建物が立ち並ぶ住宅地です。

キノコ先生の家の前を通りかかると絨毯が干してありました。

NYの家で使っていたもので、引っ越した際、”廃棄”と夫が言った絨毯です。

ペルシャ、クム、18~19世紀の絨毯は糸がほつれてボロボロ。

キノコ先生が仰いました。「捨てるなんて勿体ない。家で使います。」

 

自宅の大きなエントランスの床はタイル張り。

タイルの上に敷いた絨毯の配置が見事です。

適材適所とはこのことなんですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6/01/2019 wonderful life-62          

wonderful life

 

6月1日

 

夫の指示通りに家の中を限りなくシンプルに設えてきましたが、

1年かけて私流の雑然雑多の室内に変えました。

先のことを考えても仕方がありません。

この居心地の良い終の棲家で生きていきます。

 

来週は出張。週末は片付けをして過ごすつもりです。

荷物が置ける新幹線の指定席を予約。次は探し物。dig dig。

身の回りの片付けをしすぎて肝心のことが疎かになっています。

「掃除、掃除、片付けもいい加減にしろ」(ハウル引用)

 

写真は動画からのキャプションです。

動画はインスタにアップしました。

では、皆様。 Have a nice weekend.

 

 

 

 

 

 

 

 

5/30/2019 wonderful life-61          

wonderful life

 

おもてなしの心得

 

NYの劇場で観たバベットのフルコースは圧巻でした。

「貧乏な芸術家はいません」。印象に残るバベットの言葉です。

 

映画に感化された私は仏蘭西料理を学びたいと夫を説得し、

48丁目東の職場から85丁目西にある料理教室に直行したものです。

 

毎晩、バター味の仏蘭西料理と極上のワインやシャンペンを味わい、

週末は自宅で料理を再現して夫や客人に試食をしてもらいました。

 

さて、親しい友人一家が約3年間NYに出向することになりました。

英語を学ぶには時間が短すぎるので、社交に役に立つものは何かと考え

この映画のDVDを進呈しました。(バベットの晩餐会、1987年作)

 

招待を受ければ、必ずお返しをすることがSocial Lifeの基本であること。

バベットのような仏蘭西料理は無理なので普通の手巻き寿司で良いこと。

招かれた現地の客人達に賞賛されること間違いない。(No doubt)

 

 

 

 

 

 

 

5/28/2019 wonderful life-60          

wonderful life

 

snow連投

 

頭に手拭を巻く季節になりました。

汗かきの私には必要不可欠なアイテムです。

手拭は100均seria。同じ柄をダブルで買っています。

 

紙収集の後、画廊内が少し広くなったような錯覚。

午後3時。客間の壊れたブラインドの修理人がやってきました。

相変わらず手際のよい見事な仕事です。

麦茶を飲みながら、あの家具を動かしたいのではない?

良く分かっている人です。有難い。ラッキー。

 

午後6時。オイ君の感染症による腹部の肌荒れが治って一安心。

病院が開いている時間だったので再検査で連れていきました。

 

病院内は遅い時間でも犬猫をつれた人々で混雑しています。

待合室でSnowをいじってオイ君とツーショット。

ギョッ!夏目雅子のようなウルウルの大きな黒眼になっている。

騙しのアプリですぞ。凄すぎる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/26/2019 wonderful life-59          

wonderful life

 

気合の時間

 

明日は紙収集日。

書籍、印刷物などの紙類を捨てます。

 

埃まみれになる前に、気合の表情を記念撮影。

携帯のsnow アプリで撮ればスッピン顔もこのとおり。

皺、シミなどを取ってくれて20歳若返る優れもの。

お試しあれ。

 

ただし、目ヤニ。これは除去してくれない。

起床したら、まず洗顔を心掛けましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

5/23/2019 wonderful life-58          

wonderful life

 

雛形時間

 

秋に岡山市で芸術交流というイベントが開催されるそうです。

岡山のアパラレル会社の社長がVIP用のホテルを建てて準備をしているとか。

地方の若い起業家達が憧れる存在で彼等のナビゲーターになっているようです。

弊廊はイベントに関わったこともなく、今後も関わることはありません。

 

ところが、このところ海外の美術関係者から(大半が英国)、

作家達のCVやDVDが届くようになりました。

イベント中に弊廊のスペースで展覧会をしてほしいという内容です。

 

数が増えているので断わりの雛形(英文)を作成しました。

返信は画廊の仕事なので仕方がありませんが、

まるで、イベントの尻ぬぐいをしている気分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

5/22/2019 wonderful life-57          

wonderful life

 

開かずの扉

 

カーテンの後ろに6段の棚があり、岡山生活10年分のファイル、大工道具、

梱包材、額、平面作品。彫刻。オークションカタログ、書籍、などなど。

何から捨てるべきか。それが問題だ。うむ・・・。

月曜日に紙専門の回収トラックがくるので紙類から始めよう。

 

まずは、丸亀饂飩の親子丼で腹ごしらえ。

 

-PS-

突然の来客で親子丼を断念。素麺を茹でました。

冷蔵庫に活アサリがあったので冷製素麺パスタ。

隠し味は生クリームとマヨを少々。

プロの味に客人達は大喜び。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/21/2019 wonderful life-56          

wonderful life

 

最近の面白かったこと

 

Facebookにこの画像を整理中として公開したら下記の反応。

捨てるの?養子にしたい。何か心境の変化?引っ越すの?

 

家具を動かして後ろの棚を開けると!ごっそり鍋の山。

これは一部で、1人暮らしには殆ど必要のないものばかり。

腱鞘炎になる重いルクルーゼより軽い安物の鍋がベストです。

これからはシンプルライフを目指そう!

 

 

な〜んて豪語してはみたものの、台所の風景は相変わらずです。

先日の粗大ゴミセンターという捨てる場所を得たので心強い。

某貸画廊でUSED鍋を売るイベントがあると教えてくれましたが、

廃棄するか進呈するかのどちらかです。売ろうとは思いません。

 

日記ネタに鍋特集という手もありますね。乞うご期待。

 

-PS-

ところで、若者の流行り言葉に「デスデス」。death death 「死死」

メールの最後に、「デワデワ」。貴殿は出羽守か!オイ!

あれはいけませんね。バカにされている気分になります。

40歳を過ぎて使う言葉ではありません。

心当たりのある人はお気を使われますよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

5/21/2019 wonderful life-55          

wonderful life

 

After Storm

 

読者から心配メールをいただいています。

脚立に上がるときはお手伝いにいきます。等々。

18日付の日記が些か誇張しすぎたようです。

 

青山の友人が生き生きとしているように感じると仰る。

確かにそうかもしれません。

筆者はいたって自由を謳歌していますのでご安心ください。

美味しいものを食べれば、食べさせてあげれば良かったとか。

美しいものをみれば、見せてあげたかったとか。

全てがAfter。

 

連日の強風に耐えたユウカリの木。

サワサワと揺れる新芽が眩しい朝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

5/18/2019 wonderful life-54          

wonderful life

 

Midnight Whisper

 

船木さんの寝室です。

深夜、思い立って仄かな灯のカップル照明に替えました。

脚立から落下して白骨死体になっても発見されないでしょう。

死んだらそれまでのこと。覚悟はできています。

愛しのオイ君には可哀そうだけど餓死してもらいます。

 

 

" 物が増えすぎている。捨てろ。"

背後から船木さんのWhisper。

かなり処分したと思うのですが・・・。

 

Good night。船木さん。

 

 

 

 

 

 

 

5/16/2019 wonderful life-53          

wonderful life

 

思い出ポロポロ

 

備前や姫路への2号線バイパスをオイ君と走りました。

行先は粗大ごみセンター。

2年間、夫の布団に寝ていましたが、思い切って処分することに。

 

ナビを頼りに大きな煙突を目指しました。

何度も2人で走ったバイパス。思い出ポロポロ。

 

バイパスからブルーラインに乗り換えて走ること10分。

予想通り迷いましたが、なんとか目的地に到着。

敷布団1枚に6人の従業員が迎えてくれました。

さようなら。船木さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

5/14/2019 wonderful life-52          

wonderful life

 

夫の遺言

 

帳面にギッシリ書かれたリストです。

電気工事は誰。何には誰。などなど。

 

10年間住んでいますが、あちこちに支障が生じてきました。

脚立のトップにあがり電球の交換程度はできますが、

電気配線は専門ではないのでリストにある松岡さんに電話をしました。

飛んできて電気配線などの作業をしてくれました。ありがたいです。

 

実直で真面目な青年は夫と同じ四国出身。

もうすぐ2児の父になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/11/2019 wonderful life-51          

wonderful life 

 

カエコが作家とのアポで山口市に出発する日、"鮎"の姿焼きを。

美味しいと言ってくれたので友人達に送ることにしました。

マミは来週NYに行くのでパス。谷中のYOKOに電話をして確認。

YOKOとはブログに度々登場したA君の母でYOKOの名で書いています。

彼女は日本画家で陶芸家でもあります。ご主人は早世された有元利夫氏。

 

YOKOは姉の看病で実家の今治市に2月から滞在中とのこと。

「旬の鮎を食べたい?」「食べたい。今治に送ってね。」

歯切れが良く、媚びない会話は私達オバサン族の特徴かもしれません。

会話が弾んで楽しい時間でした。

 

ラヴラドールの愛犬は飛行機に乗せて連れてきたそうです。

彼女のラヴラドール犬は何代目になるでしょう。

自分の年齢を考えて、この子が最後になるとのこと。

 

鼻が低い犬種のオイ君は飛行機には乗せてもらえないそうで、

NYへも欧州へも連れていけないことを初めて知りました。

 

この写真はアロハを着たオイ君と迷い犬君です。

派出所の警察官が言いました。

「2週間で飼主が見つからない場合は保健所に渡します。」

可哀そうで飼う決断をしていると、76歳の飼主が探し疲れた姿で現れました。

ジロー!と号泣するのをみて、少し残念でしたが安堵している私です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/09/2019 wonderful life-50          

wonderful life 

 

ゴールデンウィークは特に何をするでもなくアッサリと過ぎました。

古い友人のカエコが去り、再びオイ君との2人生活です。

 

カエコが去った日、花壇の水遣りをしました。

昨年、ランダムに植えた苗達。根付いて色彩々の花が咲いています。

落葉していた無花果の葉や枇杷の木も日毎に成長。収穫が楽しみです。

 

 

室内に香りが漂うカサブランカは東京のエリコ、マミ達からのプレゼントです。

カエコが仲間を代表して運んでくれました。ありがとうございました。

 

カエコは29年間のミラノでの画廊経営に終止符を打ち、

今後は東京から発信することになりました。Fingers crossed。

 

カエコが去る日、オイ君と一緒に彼女を岡山駅へ見送り、

次は東京でと告げると彼女の泣面が笑顔に。るん♪

夕方、彼女からLINEを受信しました。

「だって、オイ君のクリクリ目が船木さんに似ているんだもん。」

 

 

 

 

 

 

 

 

5/5/2019 wonderful life-49          

wonderful life 

 

6:00 AM

 

旭川河川の朝市でお雑煮と肉まん1個を岸辺で食べました。

倉敷まで友人を見送り、4時に別客が来るので岡山へトンボ帰り。

明日からやってくる女友達のために寝具のシーツの交換。

d(°   0    °)OK!

 

3:30 PM

 

30分あるので日記の更新ができる。るん♪

1階の仕事場のPCを起動しながら室内を見回しています。

 

夫の葬儀後、元画廊経営者が助言してくれました。

「いつも仕事場にいないとダメよ。」

助言に背いて遊び惚けて2年。瞬く間に過ぎました。

2年近く現場から離れるとこれほど快適なものはありません。

パンドラの箱を開けても良いの?詩人になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/2/2019 wonderful life-48          

wonderful life 

 

こんな手紙をいただきました。

 

僕はインターネットでgalleryを見つけました。そのインターネットでみたギャラリーはニューヨークのチェルシーでみた雰囲気が見えるギャラリーでした。覗いてみたいなと思いました。ある日、立ち寄ってみることにしました。ドアの向こうに、中年のおじさんが何か大工仕事みたいなことをしていました。僕がドアを開けようとすると、そのおじさんは鍵を開けてくれて、入れ入れというように、今は何もないけど「どうぞ」とドアを開けてくれました。僕は申し訳なく思って、でも入りたかったのでギャラリーに入りました。その日は、ちょうどアートフェアが終わって岡山に帰ってきたばかりだということでした。ギャラリースペースの奥から女性の声がしました。こっちこっちという言葉だったと思います。僕がギャラリーの奥に行くと、女性はすごく早い口調で色々な質問や話をしてくれました。それから僕の名前をインターネットで検索して僕の絵を見てくれるということになり、僕が名前はアルファベットで検索して下さいというと、「生意気ね...。」と言いました。僕はそのやりとりが面白くて笑いました。インターネットで僕の絵を検索して少しそれを見ると、「これこの人の絵。」大工仕事をしていたおじさんんに声をかけました。僕は驚きました。同時に、あのおじさんがここの主だと気付きました。アルバイトの人かと思っていました。大工仕事の手を止め、コンピューターの画面をちらっと見て「こういうのが流行ってるの?」と僕に聞いてきました。僕は違うと思いますと言いました。それから主は自分の席に座り、もう一台のコンピューターでじっくり僕の絵を見てくれていました。その間も僕に彼女は早い口調で僕に話をしてくれていましたが、話の内容はあまり覚えがないのです。しらばくコンピューターの画面の絵を見ていた主は「いいですね。」と言った後、二階へ上がっていかれました。女性は僕にお茶のおかわりを入れてくれて、その後裏口のドアを開け、外へ少し出てタバコを吸い出しました。その開けた裏口を覗いた僕は天気がいい日だなと思いました。僕が初めてgalleryに行った日は天気がいい日でした。

 

 

これは、夫が生きている頃から何度も訪ねてくれている作家からの手紙です。

この日の作家と夫との会話を私は鮮明に覚えています。

素朴だけど熱いこの手紙をFB上で公開すると人々から反響がありました。

 

美味しいアップルパイを食べさせてあげたいと丁寧なお誘いをいただきました。

渡航前で多忙でお断わりをしましたが、次回は必ず伺うつもりでした。

 

「自分の車で送迎しますので僕のアトリエに来ていただけませんか?」

バイパスを降りて、用水路沿いを走り、細い路地をクネクネと曲がり、

辿り着いた所は昭和の臭いのする草臥れた入口の戸の前でした。

古い天窓があり、窓も大正の造り、床がギシギシと音をたてて、

しかし、贅沢な広いスペースです。

 

美しい奥さんと娘さんも加わり皆でピザと作家が焼いた卵焼きをいただきました。

 

作家さんから招待をいただいたのは岡山生活で初めての経験でした。

海外では普通なのに閉鎖的な国民性と諦めて10年が過ぎました。

夫が生きていれば大変喜んだとおもいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5/1/2019 wonderful life-47          

wonderful life 

令和元年

 

平成から令和へ改元。

30年もの長い皇太子時代を経て令和天皇陛下になられました。

皇太子で未婚の頃に仕事で2度お手伝いをしたことがあります。

彼の人はスリムで青年らしい凛々しさがありました。

本日の儀式での陛下の御姿に感服しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

4/28/2019 wonderful life-46          

wonderful life 

おはようワタシ

 

台所のシンク上のヤカンは鏡代わり。

朝一の顔で本日の体調が確認できます。

 

長い連休が始まりましたね。

皆さんはいかがお過ごしでしょう。

故郷に帰る人、彼等を迎える家族。

家族旅行の人。思い出作りに出発する人もいます。

友人が訪ねてくれるのも嬉しい。

 

昭和から平成に改元された時はNYにいましたので、

厳かな儀式をリアルタイムで観られるのはこの上もなく嬉しい。

十二単の雅子妃がストレスで転ばないよう祈るばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

4/26/2019 wonderful life-45          

wonderful life 

キノコ博士

 

気分転換にキビ団子本店にフラリと立ち寄ると、

原さんが秘場の湧水で淹れた法事茶をご馳走してくれます。

 

良い人の存在に助けられています。

 

 

 

 

 

 

 

4/224/2019 wonderful life-44          

wonderful life 

かな

 

友人の娘さんの可愛いカナちゃんです。

お父さんと一緒に来られたので簡単なランチを作りました。

口数の少ない父親の代わりに娘が気を使ってくれます。

 

ハーブ漬けにした骨付きラム肉をうっかり忘れていました。

ラム肉を家で焼いてみます?焼きたい!と即答。

翌日、LINEで出来上がりの写真を送ってくれました。

忠実にレシピ通りに作ってあります。素晴らしい。

 

 

ロリさん。一緒に写真を撮りません?

2ショットをカナちゃんが携帯で軽く撮ってくれました。

面白い写真に驚いていると、「SNOWアプリです。」

 

翌日、スーパーの店員達にみせると、「ああ、SNOW。」

来廊した客人にみせると、「これは、SNOW。」

 

知らないのは私だけ。

無知は罪なり。

 

 

 

 

 

 

 

4/22/2019 wonderful life-43          

wonderful life 

こんなはずではなかった

 

「犬を飼うのはやめたほうが・・・。」

福留女史(2年前の画像)や美琴女史の助言でした。

でも、1人で暮らしていたら、間違いなく"鬱"になっていたでしょう。

壁に向かって1人で喋っている自分の姿を想像すると空恐ろしい。

 

あれから2年。

 

 

病院で身体検査。「7.3kgです。これ以上は肥満ですよ。」

意思表示のできる頭脳明晰な悪(ワル)に成長したオイ。

ペットショップのスタッフが最大・5kgまでです。

こんなに大きくなるなんて・・・話が違う。

 

飼主が痩せた分、オイ君が太ったことになる・・・。

 

 

 

 

 

 

 

4/18/2019 wonderful life-42          

wonderful life 

初恋の来た道

 

FB上では中国映画のタイトルにしました。

初々しい内容に魅せられた印象深い映画です。

 

桜を撮影する私を車中の夫が静かに見つめていました。

人生終焉の瞬間まで、意識がある限り、思い出すでしょう。

 

 

 

草花が一気に芽吹く季節になりました。

ジョン君の庭の緑が日々深くなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

4/18/2019 wonderful life-41          

wonderful life 

 

帰国後、庶務や接客などで慌ただしく過ごしていました。

色々な出来事がありましたが、時機を逸すると書けません。

潔く端折ります。

 

可愛い娘を抱く女友達が34歳になりましたが、彼女とは

10年ほど前に六本木の森美術館のエレベーターで遭遇。

現代アート追っかけの彼女とも長い付き合いになりました。

 

夫が亡くなった日、泣きながら訪ねてくれたり、

その後も長い手紙で励ましてくれたり、

倉敷から何度も訪ねてくれています。

 

小学校の教諭をしていると、異性との出会いもなく、

周りの女友達達が結婚をしていくのに、自分だけが取り残され、

もしかしたら、生涯独身かも・・・と悩んでいましたが、

33歳を過ぎた頃、素敵な男性と結婚し可愛い子供も産まれました。

未来時間が読める私ですから、長い人生を歩む若者達の生き様を

短くても良い、遠くから彼等を見つめられるだけでも嬉しい。

 

 

6年前にブログにアップした"ひよこちゃんロボット"。

「ロリさんがお好きとおもい持ってきました。」

歌って踊るひよこちゃんを夫も私も嬉々としたものです。

夫の死後、身の回りのものの断捨離をしていますが、

これだけは捨てられなく、虎視眈々と渡せる日を待ちました。

 

母になると女性って美しくなるものですね。

ひよこちゃんを愛おしくみつめる美しい母親にしばし見惚れました。

 

それにしても、この女の子、父ちゃんソックリ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

4/08/2019 wonderful life-40          

wonderful life 

 

トータルウエァ。(by ユニクロ)

寝具用のジャージーのパンツ。

ウエストがきつくて快眠ができません。

下着の上にタオルを巻いて寝ました。

捨てようと考えましたが、 捨てなくて良かった。

帰国時に役に立ちました。

 

香港の灯よ。再見!

 

 

 

 

 

4/08/2019 wonderful life-39          

wonderful life 

 

今回の香港は気楽な旅でした。

コウイチロウ氏、ユウイチロウ氏の青年達が参加くれたので

疲労感はゼロ。逆に面白い旅になりました。

 

ユウイチロウは東京の両親と数日過ごしてからNYに帰り、

コウイチロウは帰国と同時にどこかで個展。

皆が未来に向かって動いておられます。

 

 

奇抜なオレンジ色の吸殻入れは街のあちこちに置いてあります。

white cubeのエントランスで突風に耐えて福留女史が撮影してくれました。

彼女が必死で髪を抑える姿が古い映画の一場面と重なり、 彼女には

気の毒だけど噴出してしまいました。( 旅は楽しい)

 

 

 

巨大なKAWSの作品が海の上に落ちたとか。

コンベンションセンターの2階から撮影。作為的な臭いがプンプン。

いずれにしても、シャッターチャンスを逃しました。

 

 

 

 

 

 

 

4/08/2019 wonderful life-38          

wonderful life 

 

Stephen Balkenholの彫刻が欲しいというと、

ごめんなさい。この作品は売れてしまいました。

 

 

でも、他の作品がありますよ。担当の女性が示したものは、

 

 

イノシシ。

 

価格もリーズナブル。

売れていない理由は明白ですが、

唸るほど魅力的な作品です。

 

 

 

 

 

 

 

4/08/2019 wonderful life-37          

wonderful life 

 

夫の代わりに北京ダックを食べましょう。

やはり間違っていなかった香港料理。

用事がなくても行きたいところです。

 

 

"紙袋の男"の孫、NY在住のユウイチロウと合流。

祖父、父と似ている。25年前にワープした気分です。 (旅は楽しい)

 

 

街を歩けば果物の宝庫。皆でドリアンを食べよう。

福留女史が日本から用意してくれた皿などのキッチンセット。

ドリアンの臭いを嫌がらないで快く彼女の部屋を提供してくれました。

食したことがない果物もあり、皆それぞれが楽しそう。

果物にもストーリーがあるんですよ。(内容は割愛)。

 

 

 

 

 

4/08/2019 wonderful life-37          

wonderful life 

 

BASELの開催されているコンベンションセンターからタクシーで5分の所に

White Cube, GagossianNY, Perotin Paris, other のギャラリー街があります。

(photo: Ms.Fukutome)

 

 

コンベンションセンターの会場で陶芸家の伊勢崎晃一朗氏と遭遇。

アートフェア東京を毎年見に来てくれている人ですが、香港のフェアも興味があったそうです。

分野こそ違いますが現代アートを間近で見る機会を逸しない向上心。RESPECTです。

 

 

日本からのギャラリスト達も出展しています。

タカ・イシイのOhrの破格の値段に脳内の計算機が仰天。

画廊業を続けるよりコレクターに徹するほうが良いと助言くれた人です。

(photo: Ms. Fukutome)

 

 

 

 

 

 

4/08/2019 wonderful life-36          

wonderful life 

 

1年ぶりの香港です。

 

NYからは16時間の航空時間ですが、日本からはわずか5時間。

夫の看病で日本をでることができず、遠いNYや欧州は論外でした。

井の中の蛙にならぬよう、世界のアートの動きを香港BASELで知れと

背中を押してくれたのは病床の夫でした。

 

4年前の香港BASELから行き当たりばったりの一人旅でしたが、

昨年から福留女史という緻密な計画ができる有能な同伴者を得ました。

出発前日まで岡山で仕事をして、羽田から搭乗して香港へ。

快適で余裕の旅人になることができました。

 

 

 

返還前はさぞかし派手な造りだったと思われる古いホテルが定宿になりました。

ホテルを一歩でるとNYのチャイナタウンに似た店が並び懐かしい光景です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3/26/2019 wonderful life-35          

wonderful life 

 

新元号が発表される4月1日は留守にしています。

去る者後を濁さず。久しぶりに掃除機をかけて大掃除。

冷蔵庫の中も整理して生ごみの日に捨てました。

 

しばらくブログの更新ができません。

桜吹雪の頃までごきげんよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

3/24/2019 wonderful life-34          

wonderful life 

お犬様

 

オイ君の散歩。スーパーの前に繋いでお買い物。

出てみると老若男女がオイ君に屯しています。

愛嬌のある犬なので人気者です。

 

買い物客の老紳士が、

チン様では?太りすぎです。(オイ君の体重は7キロ超)

オイ君の首輪はシルバーの星がついたパンク風の黒革製です。

チン様にこのようなぶっとい首輪は言語道断でござる。

どのような首輪がよろしいのでごじゃりますか?

毛糸のようなフワッと柔らかい紐をお勧めいたしまする。

 

早速、首を絞めつけない細紐のリールを買いました。

 

ところで、アルファロメオに乗ったこの老紳士。

靴や帽子がなんとかというブランドだそうでなにげにお洒落。

 

お金持ちですか?と尋ねると、

「無職」と即答されました。

 

さて、チンは池田藩主の池田の殿様が愛した犬だそうで、

末裔の池田さんがかつては狆愛好会の会長をされたとか。

池田さんが亡くなった後はこのオジサンが会長をされたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

3/22/2019 wonderful life-33          

wonderful life 

スイスチャード

 

スーパーの野菜売り場で、「まじか!」

誰が買うのか謎。作っている人も謎。

茎が長ければ3束買ったと思います。

葉の部分はサラダに。茎はジャム。

 

 

昨夜の夕食会に使うつもりが忘れていました。

男爵芋も下ごしらえをしていたのに忘れていました。

健忘症かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

3/20/2019 wonderful life-32          

wonderful life 

クギ煮

 

長船の先生から恒例のクギ煮をいただきました。

奥様が大変な量のクギ煮を大鍋で毎年作っておられます。

普通のクギ煮と異なり、蒼い山椒の実が味を引き立てる珍味。

いただける人は首を長くして待っておられると思います。

 

以前、伊勢崎淳先生がツレを同伴されて突然来られました。

冷蔵庫に何もなく、あるのはたっぷりのクギ煮のみ。

白飯とクギ煮と味噌汁と梅干で軽いランチをおだししました。

食べ方を拝見していると、割合は、白飯1/3にクギ煮を2/3。

パクパクと豪快な食べ方は強く印象に残っています。

大鉢のクギ煮を全部食べられるのではないかと冷汗をかきました。

 

長船の先生にはお伝えしていませんが、夫の死後、

炊飯器を捨てました。以来、殆ど白米を食べていません。

せっかくなので、冷凍庫のオコワ飯で白米の代用。

今年も素晴らしい味で春が到来しました。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

3/19/2019 wonderful life-31          

wonderful life 

チャギントン電車

 

岡山市内を走る路面電車に新しい顔ができました。

当家の前を走る試運転中のチャギントンを撮影。

3億か5億か忘れましたが、地元の大手企業が導入したそうです。

 

ユルキャラフェチの私にしては全く興味がありませんでしたが、

初乗初日にチャギントン弁当が限定販売されるとの噂。

前日、わざわざ雨の中をオイ君を連れて現場に行き調べてきました。

 

弁当の内容は普通のお子様ランチ。

値段は1350円也。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3/17/2019 wonderful life-30          

wonderful life 

 

イタリア料理の鯛が美味しくできたので再度挑戦。

実はパスタフライパンを使いたくてタマラナイのです。

 

国清寺前の魚屋に再び鮮度の良い鯛がでていました。

一尾を買って2度目の挑戦です。

今回の緑色野菜はアスパラガスとブロッコリー。

 

毎回、同じものを食べるのはかなりつらい。

鯛は小骨が多いのでオイ君には食べさせられません。

鼠の嫁入りの雨に濡れた日曜日の男、江見氏がピンポーン。

おおー。来訪者よ。歓迎!大歓迎!飛んで火にいる春の虫。

 

反応は、「美味しい・・・。」 

3度呟くのを聞き漏らしていません。

喜びのダンスをご堪能ください。

ゞ(。。*)ノウッ! ヾ(*’ロ’)ノ”ハッ! ゞ(*。。)ノウッ! ヾ(‘ロ’*)ノ”ハッ!

 

 

 

 

 

 

 

3/14/2019 wonderful life-29          

wonderful life 

1人生活でも料理を作ろう!

 

料理を作る機会を沢山くれた夫に心から感謝。

香辛料は台所の植木鉢のローズマリーやタイムを摘んで。

金柑のシロップ煮で甘味と酸味が合体。素晴らしい効果。

アーティスチックなガーニッシュは即興。楽しい時間です。

食べてくれる人がいればもっと楽しいはず。

 

 

朝食後、冷蔵庫を整理中に思いついた一品。

銅鍋にキャベツとソーセージの瓶詰をぶちこんで煮ませふ。

友人夫妻からのメール。昼前に伺いたいとのこと。good timing。

食する夫妻をみているだけで脳内で次のレシピが沸々と湧く。

 

追記:

ステンレス製のパスタ用フライパンは最高です。

軽量で焦げ目がつかない優れもの。

マルナカ(スーパー)で2,500円+ TAX。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3/11/2019 wonderful life-28          

wonderful life 

 

コタツ布団とオイ君が同系色。

間違えて踏んづけること数回。

コタツ布団を洗濯し、ガスヒーターも保管場所へ収納。

いつものフカフカの布団がないので戸惑うオイ。

 

TVで8年前の3/11が報道されています。

気温は今日と似ていました。

 

ブルッ。寒い。

再度コタツをだしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3/10/2019 wonderful life-27          

wonderful life 

 

徹夜して夜が明けました。

オイ君の散歩で健康なウンチを確認後、午前9時発の新幹線に飛び乗り、

座席に座ると同時に睡魔が襲い、横浜あたりまで爆睡できました。

 

方向音痴の私を心配した福留女史。ラインで道順を教えてくれました。

「八重洲口ではなく、丸の内側の改札を出て左に歩いてください。」

おかげ様で迷うことなく目の前の国際フォーラムに到着できました。

まず、出展画廊、アートフェア・ディレクターの北島氏に挨拶回り。

出展費用を作品購入に回そうと亡夫とかつて話しあったことがあり、

彼が生きていれば間違いなく欲しかった作品を一点買いました。

 

ミズマアートのダンディな原田氏とのツーショットを撮ってもらったり、

シンワの田辺氏に1歳児の娘さんの写真を拝見したり、 NYでお世話になった

クリスティーズJP社長に就任した山口氏と遭遇したり、相変わらず

華麗なマダムKとも会えてラッキー。

 

開場でVIPの入場者が溢れ始めた頃、

人々の流れと逆方向に再び東京駅へ。

束の間でしたが濃い一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

3/06/2019 wonderful life-26          

wonderful life 

 

出張前日はいつもこんな寂しそうな表情になります。

勘の鋭い犬です。

 

今日はジョン君が遊びにきてくれて、2匹が家の中を走り回っていました。

ジョン君が去った後のオイ君のせつない表情に戸惑っています。

オイ君のためにもう一匹飼うべきなのかもしれません。が・・・、

小犬の育児に振り回されて13kg減。60kgを切るとヤバイです。

携帯で自撮りしてギョッ。2匹目は無理のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3/05/2019 wonderful life-25          

wonderful life 

 

 

 

 

 

 

3/03/2019 wonderful life-24          

wonderful life 

雛 祭

 

NYでは夫が作ってくれたミニチュア紙雛を毎年飾っていました。

内田先生のご尽力で確定申告も無事に終わり、懐かしい雛を飾ろう。

ところが、家中を探しましたが保管していた小さな桐箱が見つかりません。

 

さて、この画像をFBにアップしましたが、本当の理由は書けないので、

通称・痛いブログのロリ板に書いておこうと思います。

 

境界線に植木鉢で壁を作った理由は南隣の住人が変人だったからです。

その後、住人が代わり、親指を立てて花壇を愛でてくれます。

 

もう一軒隣の畳屋さんの壁に議員の同じポスターが何年も貼ってあります。

商売上で断れないのは理解できるのですがヴィジュアル的に問題です。

強いていえば、ウザイ。剥がせば法的に問題になるらしいので、ここは押忍。

 

昨年、花壇にユーカリ、オリーブなどの木々を植えました。

鬱蒼と繁る木に成長すればポスターが見えなくなる筈です。

北隣の家にも同じポスターが何枚も貼ってあります。

掃除をしないゴミ屋敷なのでもとより諦めていますが。

 

選挙ポスターの意味ってあるのでしょうか?迷惑な話です。

当家ですか?怖がって選挙事務所からは頼んできません。

秋の岡山芸術交流のポスターを市役所がお持ちになられましたが、

こんなところに貼っても意味がないとお断りしました。

 

 

 

 

 

 

 

3/01/2019 wonderful life-23          

wonderful life 

 

ジョン君のハーブガーデンにミモザの巨木が4本あります。

暖冬で黄色の花が1月半から開花を始めていました。

ミモザは夫と私のパリ時代の出会いの花。懐かしいです。

 

グレーテルのカマドでミモザケーキを焼いていました。

卵黄とレモンの皮がミモザ色なんですね。

今度、記憶頼りで挑戦します。

 

 

ところで、22歳の東大生・将太さんですが、

姫路の祖母の家から、本日無事に東京に帰ったと報告がありました。

丁寧な礼状の末尾に、「元気で長生きしてください。岡山に行きます。」

今頃、四国一周で世話になった人々に礼状を書いているはずです。

 

爽やかな青年の顔とNYの家で3ヵ月間共に暮らした筆豆のスナオ君とが被り、

気持ちの良い青年達との出会いに癒されています。

 

 

 

 

 

 

 

2/26/2019 wonderful life-22          

wonderful life 

 

サービスエリアでであった東大生と前後しますが、

夫の実家の愛媛に行ってまいりました。

オイ君と一緒に瀬戸大橋を渡りながら思い出すのは・・・。

 

船木トンネルを越せば夫の実家が間もなくです。

義兄夫婦が迎えてくれ、1300坪ほどの梅林へ行きました。

結婚前、挨拶に行った際、夫が連れて行ってくれた場所で、

あの夜は、朧月夜で梅の花の甘い香りが漂っていました。

 

朽ちた梅の木に梅の花が咲いていたので、

業者に花のある枝を手折ってさしあげました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/25/2019 wonderful life-21          

wonderful life 

 

翌日はオイ君をつれて四国へ行ってまいりました。

 

岡山に帰る途中、サービスエアリアでトイレ休憩。

青年が立っているのを横目にトイレへ。白桃アイスを食べながら前を通ると、

若い女の子に囲まれて談笑をしていました。耳を澄まして会話を聞いていると、

女の子達は高松から飛行機で東京に帰ると言っています。(だめじゃん・・・。)

 

彼に旅のルートを聞きました。

岡山に渡り、鴻ノ池SAで再び姫路方面に行く車をヒッチハイクします。

犬がいるけど、それでも良ければと言うと、「お願いします!」

瀬戸大橋を渡る際、感嘆の声をあげて何枚も撮影をしていました。

彼の珍道中の話を聞きながらドライブ。鴻ノ池SAに着いたというと、

え?もう!?

 

姫路行きの車がゲットできるか心配でしたが、鴻ノ池SAで彼を降ろしました。

姫路の祖母を訪ねた翌日は再びヒッチハイクで東京へ帰るそうです。

東京大学、法学部4年生。春から大学院。将来は弁護士を目指すとのこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/23/2019 wonderful life-20          

wonderful life 

 

形山コレクション展の茶器展に行ってきました。

亡父に似た川喜田半泥子。以前から気になっている作家です。

 

 

コレクションの手伝いをしたしぶや黒田陶苑の店主と久しぶりに再会。

茶会では田中ナントカさんの大振りの茶碗でお抹茶を。

相変わらず好青年の店主に作家の説明をいただきました。

アートフェア東京の彼のブースに茶菓子をお届けしておきます。

 

新聞社の江見氏と偶然遭遇。

彼は八木一夫の茶碗で抹茶をいただいたそうです。

八木一夫も良いですが、彼は立体なので茶器はパス。

それよりも、田中ナントカさんの茶器が気になります。

 

 

 

 

 

 

 

2/20/2019 wonderful life-19          

wonderful life 

 

確定申告のデータを内田先生に提出して肩の荷が下りました。

今朝は午前8時まで熟睡。寝室の小窓から差し込む朝日で目覚め、

オイ君も慣れたのか、あるいは諦めたのか、階下で寝てくれます。

 

 

毎年、夫の代理で出展していたアートフェア東京。

お客様への招待状には、"有楽町で逢いましょう。"

昨年から出展を辞め傍観者になりました。

 

軽く出展といいますが、地方からの出展となると、準備はもちろんのこと、

展示と内容に拘っていたので、かかる費用は半端ではありませんでした。

他山の石となった今、これほど楽なことはありません。

 

アートフェア東京の前身であるNIKAF。斬新で面白いフェアでした。

海外の画廊達が多く出展していて、New Waveが感じられたものです。

東京AFは海外組がゼロ。国内向けのイベントに様変わりしてしまいました。

 

5年前から、アートの波浮が東京ではなく香港島に移り、

民族大移動的に香港BASELに世界中から画商達が集まってきます。

作家にとっても、ギャラリスト達にとっても必見の価値あり。

" 香港で逢いましょう。"

 

 

 

 

 

 

 

 

2/19/2019 wonderful life-18          

wonderful life 

オイ君の通り道

 

就寝前に狂ったように走り回るので彼用の道を作りました。

 

トイレも水も食事も定位置を覚えてくれたので助かります。

水!というと、(・`o´)ノオウ!と叫んでダダダと台所に走ります。

おしっこしなさい!(`・ω・´)ノはいっ!片足をあげて用を足します。

頭の良い犬です・・・。

 

佐川急便の配達人にオイ君が飛びついて喜びます。

 

最近、オジサンをみないけど。(死にました。)

知らなんだ・・・。犬に助けられるでしょう?

(はい。涙や鼻水をペロペロ舐めてくれます。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/15/2019 wonderful life-17          

wonderful life 

 

10年前、引っ越しをしてきた頃のことです。

夫が自転車で近所を探索をしていると、小径に入り込んでしまい、

大きな門構えのある家に突き当たったそうです。

 

家の中から雪駄を履いた男性がでてきて、「兄さん。何か用かい?」

以来、曰くつきの界隈を散策するのはご法度と決めていましたが、

今では、オイ君と私の散歩道になっています。

 

広い敷地の入口でウンコをさせていると、男性に声をかけられました。

何千羽の伝書鳩の飼育をしていて、事務所には鳩の表彰状が掛けてあり、

「ちなみに、この鳩は100万よ」。男性の自慢話を延々と聞きました。

 

ある日、NITORIで売られている家具の木工工場を発見しました。

後日、開けにくくなった箪笥の引き出しを直してもらいに行くと、

カンナでサッサッと削ってくれました。修理代を受け取らず、

調子が悪ければ、いつでも持ってきてええよ。

 

この話にはオチがありまして、実は・・・。

 

木製の重い引き出しを愛車で運んだのですが、

いつもの散歩道はクネクネの小径で車には狭すぎたようです。

コの字を曲がれると判断してGO。ナイスボディをガリッ。ガリッ。

オイ君は緊張で総立ちになり、固まって立派な剥製犬です。

 

家人に塀を傷つけたと言いがかり。大いにありえます。

振り向かず、慌ててその場を立ち去りました。

車が通れる帰りの道を職人さんに尋ねると、

 

へー。あの道を来たん?

姐さん、勇気あるなー!

 

 

 

 

 

 

 

 

2/14/2019 wonderful life-16          

wonderful life 

 

10年目にして、子機の充電ができなくなりました。

NTTのお助けサービスに問うと、

子機の電池を変えましたか?(電池って?どこ?)

子機の後ろの蓋を開けてください。

 

外そうとしたのですが、固くて開けられない。

蒜山さんや畳屋さんやNISSANの若者に、「助けてー!」

全員が留守。定休日で若者達もいない。このゴーストタウンでオロオロ。

 

あ、そういえば、コンビニエンスストアに男性スタッフがいる筈!

ところが、いたのは若い女性スタッフのみ。無理だわ・・・。

諦めて帰ろうとしたら、女性スタッフがコキッと軽く開けてくれました。

若いからといって女性を侮れないというお話。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/14/2019 wonderful life-15          

wonderful life 

 

大輪のダリアの花は京都で制作している作家がお持ちくださいました。

美術館での個展が6月に迫り、夫君に助けてもらってのラストスパート。

2歳児の育児と制作に日々翻弄されての作家活動は、支えてくれる人の

存在が今後の重要ポイントになるでしょう。

 

古い友達で元大手商社マンから電話がありました。

商社マン時代の彼はセントラルパークからダウンタウンまで走ってくるような

豪快で活力のある青年でした。現在は自社の会長に就任し超多忙人間です。

 

彼とはアートフェア東京で挨拶を交わす程度で、夫の病を伝えることなく

時が過ぎました。相変わらず好きな作品の収集を続けているようで、

彼が馴染みの青山の画廊を訪ねると、作品の取り扱い画廊である当方から

買ってくださいといわれたそうです。

 

昨年暮、この作家が自分の意思で別の画廊に移籍した為、

もはや当方の範疇ではなくなっています。

東京の画廊や友人からの問い合わせに応えるべく、

作家への最後のハナムケとして、作品を紹介しようと考えました。

 

当方に手持ちがなく、作家に在庫リストを依頼したものの、

お客様に自信をもって紹介できる作品が一点もありませんでした。

あるのは旧作のみで、長い間、制作をしていないように見えました。

 

育児で、仕事で、忙しいから?作家とはそんなものなのでしょうか。

グループ展や個展があるから制作?それはないですよ。

作家としての自覚が足りないような気がします。

 

夫が生きていれば何といったでしょう。

悔やんでも、時すでに遅し。残念です。

 

 

 

 

 

 

 

 

2/12/2019 wonderful life-14          

wonderful life 

 

コタツWORLD

 

1週間のご無沙汰です。

最近は日没が早くて焦ります。

HPの復活作業?それとも確定申告で多忙?

とんでもございません。別用で慌ただしくしておりました。

 

今日こそはと決断して、コタツを抜け出し、

寒いコンクリート床のPCで作業をしています。

 

家の中は夫が嫌がったコタツや家具などが溢れ、

コタツの上にノートを置いてお仕事。楽勝よ。

な〜んて、甘かった。

当家にはカマッテチャンが一匹いらっしゃる。

 

久しぶりに来られた某客が、室内のゴチャゴチャに驚き、

これ以上、物を増やさないほうが・・・と、仰いました。

 

 

しかし、なんですね、暖かいコタツでTVを観たり、お茶を飲んだり、

これは、至極の時です。夫とコタツに座って蜜柑の皮をむいてあげたかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/06/2019 wonderful life-13          

wonderful life 

 

Geocitiesが3月に廃止になるとのことです。

もし、Yahooからのお知らせメールに気づかなければ、

完璧に10年分の日記や画像が消滅していたでしょう。

 

早速、Geocities Archives のデータを現ブログのFFTPに移動。

移動して完了ではなく、再稼働までの作業が半端ではありません。

面倒臭い作業で意気込みは消え、気持ちが萎えそうです。

しかし、ここのところは持前の粘りしかないでしょう。

猟奇的な根性がなくてはできない作業です。

マウスで右手が腱鞘炎。手首のマッサージと背中を伸ばす体操。

 

あっ!しまった!Top PageのIndexを上書きしてしまった。チッ!

 

さて、あなたならどうします?諦める?

いいえ、新規に作り直せば良いんですよ。

 

このページの左上のTOPをクリック。作りなおしました。

Underconstructionは一日一話を目標に日記を復元させます。

忠実に向かい合えば正しい結果がでて裏切りはありません。

 

風呂にもはいらず、化粧もせず、着替えもせず、まるで化け物です。

しかし、自意識過剰は自分だけで、実は誰も気にしていない。

ああ、情けなかー。(博多弁風)

これほど単純な事に気づくまでに何十年も無駄にしたことになる。

 

飾り窓の絵ですか?

街が寝静まった頃、ゾンビになってリタッチしています。

別の絵を掛けたいのですが、それどころではありません。

 

自由人って贅沢ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/01/2019 wonderful life-12          

wonderful life 

 

ブログを始めたきっかけは、キャンディーBOXという名のブログがあり、

カラフルで可愛いページと異なり、内容はそれはもう辛口パラダイス。

会社の上司や同僚、男友達の悪口や悪評を連日書き続けていました。

他人の不幸は蜜の味でインパクトがあり、面白かったのですが、突然、

幸福モードの平凡な内容に変わってしまいクリックの頻度が落ちました。

 

一週間前、某作家から丁寧な文面のアポ依頼のメールが届きました。

1時間でしたら・・・。と返信すると、「ありがとうございます!」。

 

彼が初めて弊廊を訪れた日、辛口の私が画廊のオーナーで、

大工仕事をしていた夫をアシスタントと勘違いしたそうです。

夫が作品を拝見した後、静かに椅子に座り、穏やかに言いました。

 

「助言は所詮助言にしかすぎませんが、インパクトの是非」。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/29/2019 wonderful life-11          

wonderful life 

 

今朝はオイ君のシャンプーの日。

去年の10月が最後だったような。白い毛がなにげに黄色っぽい。

スキンシップに飢えているのか、姉さんに抱きついてペロペロ。

去っていく私の姿など彼の眼中にはありませんでした。

 

まるで子供を保育所に預けた気分です。

おしっ!落ち着いて確定申告を完成させよう。

膨大な数の受信メールのチェックと返信をしよう。

オット、子機が壊れているのでNTTに電話せねば!

 

その前に、熱い煎茶を淹れて、ズズっ。(゜-、゜)うま・・・。

 

お茶を啜りながら室内を見回すと、床の上のオイ君の毛が気になる。

棚の埃も気になる・・・。そうね。まずは掃除機で掃除でしょう。

植木の水遣りと手入れもある。チューリップの水の取り換えもせねば。

 

うわぁ、とてもチンマイ世界で右往左往しているワタシ。

こんな感じで貴重な2時間はアッという間に消えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1/28/2019 wonderful life-10          

wonderful life 

 

今年初めてのシリアスなミーティング。

奈良からの客人達と画廊で3時間。

40代後半のオタク達との話はキツイものがある。

 

所蔵している「Mr」の作品を買って欲しいとのこと。

村上隆はコレクションをしているものの、Mr.の絵は難しいと判断して

これまで買ったことがない。パリのペロタン画廊が扱っている作家だとか、

色々と説明くださるが、それがどうした?関係ない。と逆噴射。

好きな絵なら持ち続けなさいと説得してお帰り願った。

 

久しぶりだったので、グサッと疲れた。

今日こそは、ベッドで眠ろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/26/2019 wonderful life-9          

wonderful life 

 

昼食を兼ねた朝食はセルフウドンで有名な名弦で迷わず蕎麦の小サイズを。

干しエビのかき揚げを蕎麦汁に浸して食べるとシャキシャキで美味です。

昨日、スーパーで食料の買い込んだものは殆どが蕎麦類。

蕎麦のMiniカップラーメン。98円の蕎麦パックなどの蕎麦づくし。

うどん一筋だった誰かさんとは違います。

 

帰路、国清寺前の花屋で枝ぶりのよいボケを一本買いました。

先週の淡い桃色の桃枝に赤いボケを追加するとアクセントに。

 

外は雪花が舞っています。

 

 

 

 

 

 

 

1/25/2019 wonderful life-8          

wonderful life 

 

作家達とカフェで雑談。地元の県立美術館の1階にあります。

美術館の展覧会は興味がないので殆どみたことがありませんが、

カフェにある珈琲の木の成長が気になり頻繁に利用しています。

 

晃一朗氏(右)とイサオ(左)の2人が会うのは船木さんの葬儀以来。

夫の遺影の前で静かに合掌をする姿が美しい若者達です。

自分の得ばかりを考え、常識から遠ざかってしまった人達はそれまで。

爽やかな2人を見つめていると、新しい発想が沸きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/24/2019 wonderful life-7          

wonderful life 

 

味噌を借りにいける3軒隣にデンタルクリニックがあります。

イケメンドクターは瑞子さんの長男。最も信頼できる人です。

 

亡夫と2人並んで治療を受けたのは一度だけ。

ナルシストの夫は口をあんぐり開けた姿を見せたくなかったようで、

その後、二度と並んで治療を受けさせてくれませんでした。

一人になり、この一年間は放置していたボロボロの歯の治療に専念。

ジャガリコもキャベツの浅漬けもバリバリ食べれるようになりました。

 

ところで、先日、遠目に瑞子さんを見かけ、何気に雰囲気が違う。

なぜかしら? ピンクから赤の口紅に変わった?

楽しい日常は身の回りから変わる。女は口紅の色。

スッピン生活でも口紅くらいは引かねばと言い聞かせた次第です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1/19/2019 wonderful life-6          

 

wonderful life 

 

リラックスの日曜日は瀬政さんと牛窓へ。

事前に入念に調べてくださった"てれやカフェ"に行ってきました。

 

大型乗用車が入れないほど狭い道を徒歩で上がると、

40代後半の店主が自力で改造した古民家カフェがあります。

 

人懐っこい店主からUtubeにアップしましたと連絡をいただきました。

あの日の長閑な雰囲気が映像にあらわれていて素晴らしい。

携帯では私とオイ君の姿が小さくて見えないけど、

PCでは私達が口を開けて笑顔で空を仰ぐ姿が見えます。

 

太陽を一杯浴びた牛窓での出来事でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1/19/2019 wonderful life-6          

wonderful life 

 

地元の美術館でのグループ展に行ってきました。

イサオ本人と彼の作品に会うのは1年と半年ぶりです。

地元の美術館や画廊などから遠ざかっているので

2日間続けて見に行くなどあり得ないことでした。

 

作品を目の前にして制作に没頭した彼の努力が読み取れ、

新しい方向性をみつけたようです。心から安堵しました。

 

主催者側の作家先生が決めた青やピンクの壁色が床に反射が生じています。

作家達の作品をフェアに紹介する場なのに、血迷ったとしか考えられない。

目立ちたがりというか品位に欠ける最低の展示でした。

しかし、そんな会場に負けないでイサオの作品は強く輝いていました。

 

"お忙しいところをお越しくださいましてありがとうございました。(中略)"

礼状には亡夫の助言に感謝している旨が丁寧で真摯に認めてあります。

 

弊廊がかかわった作家達は教師、主婦、フリーターなどの40代です。

他人の飯を食べたことがない彼等は必然的に自己主張の塊で、

何かに守られている温室育ち。依頼心が強く、マチュアではない。

40歳を過ぎれば人格が確立しているので、振り返る力がなくなるか、

或いは、気づかないうちに時が流れていくでしょう。

遅ればせながら、もはや私の範疇ではないことに気づきました。

 

イサオは32歳の若さ。

まだ聞く耳があるように感じられ少し嬉しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/17/2019 wonderful life-5          

wonderful life 

 

Freddie Mercuryに会ってきた。

 

イオンシネマ岡山のK-16席に座り上映を待っていると、

隣に大量の買い物袋を下げた主婦が遅れて座った。

 

オイオイ。奥さん、Queenが分かるの?

予想通り、買物袋をゴソゴソ。何やら食べ始めた。

(うわ。私のQueenが・・・。食べるのを辞めろ!)

1時間前から劇場に来て、ポップコーンも全部食べて、

スタンバイしている私なのよ!

 

映画が始まると同時に隣の食べ物の音が気にならなくなり、

最初から泣いてしまった。エンディングの頃はもうボロボロ。

人目をはばからず号泣するなんて夫の葬式以来のこと。

 

最後に退場したくて、後ろの席の客達が去るのを待っていると、

なぜか隣の主婦は帰ろうとせず、私をジッと見つめている様子。

チラッと彼女に視線を向けると、「良い映画でしたね・・・。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1/16/2019 wonderful life-4          

wonderful life 

 

Mt.Cookは我青春の山。

山と対峙した時の感動は筆舌に尽くせません。

登山家・栗城史多氏の事が少し理解できたような気がします。

 

長船の先生が久しぶりに来られて本をくださいました。

今後の生き方を問われましたが、脳内に山が現れ、

自分で構築した世界観を心の中で再度確信しました。

 

作家さん達から、挨拶のつもりか物品が届きます。

そのたびに絶句してしまいます。ここは画廊だけど?

1つは案内状の台紙と勘違いして知らずに捨てるところでした。

画廊を軽くみている。言い換えれば、私は舐められている。

 

以前の私なら叱責するのでしょうが、もはや意欲は失せました。

夫と2人で何度も加筆や作風の再考慮を助言したのですが、

結果は徒労に終わりました。もう会うことはないでしょう。

 

 

お預かりしたものは丁寧にお返しをすることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1/14/2019 wonderful life-3          

wonderful life 

 

Wonderful Lifeのタイトルで2019年が明けました。

曖昧で意味不明の題名ですが、後腐れがなく、いい加減さがナイス。

 

展覧会をしていないので、誰も訪れない画廊の壁面を見つめていると、

壁面が勿体ない。以前から気になっていた100号の加筆を始めました。

 

油絵具の大半は蓋が固まっていて、蓋をペンチで開けながら、

軽く開けてくれた人はもういない。自力でやるしかない。コキコキ。

紙テープで補強をしてくれた絵具に彼の指の温もりを感じています。

 

 

 

 

 

 

 

1/09/2019 wonderful life-2          

wonderful life 

 

8年前の画像です。

この時期になると冬の海が懐かしい。

術後の夫を前島に誘ってくれたサクとメグミ。

 

前島マラソン大会でメグミは15番になり、

サクは殆どビリでした。

夫は釣り人になり、釣れたのはナマコ。

 

作家を育てるのは大変なことです。

1人になって、私には無理と判断しました。

作家の芽を摘むことはできません。

彼等には羽ばたいていただきたいと願うばかりです。

 

決断の報告では極度の緊張で下痢と嘔吐が同時にやってきました。

トイレでそのままのウドンを吐き出すと身も心もスッキリ。

自分の選んだ道を進むよう彼等に伝えられたと思います。

夫の若い人々に対する努力や業績を称えるのは私だけで良いです。

 

これで、彼等と出会う以前の自分に戻れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

1/1/2019 wonderful life -1          

wonderful life 

 

日本に、岡山に住んで10年近くになります。

繊細な気の使い方をせねばなりたたない。ここは日本。

できないなら、己のキャパシティーの無さと諦めるしかないか・・・。

 

 

自慢の73kgが現在は62kgになり、158cmが155cmに縮みました。

昔の私を知る人は若い頃に戻ったとお世辞を。気を良くして、

洗面台の電球をハリウッドライトに替えてみました。

ドキッ。口の周りの小皺が半端ではない。

 

若くして銀幕から消えた原節子は95歳まで生きたそうです。

50年近くも町内会の新年会にもでず、本を書くでもなく、孤独な隠遁生活。

ながーーい年月を彼女は何をして老いたのか。不思議でなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  Page 8

 

Copyright(c) "lorita12345"All Rights Reserved. /since 12/24/2004

ロリータのひとりごと