work out
イサオが発送する直前まで描き続けた生乾きの20号(油彩)です。
船木さんが繰り返しシミュレーションを行ってくれたものの、
他の画廊の展示作品の影響でシミュレーションが吉とでるか凶と出るか。
売る自信があるようでないような、開けてみるまで分かりません。
今年のAFT入場者数は3日間で50万人を超えたことを後日知りましたが、
入場者全員が弊廊の作品を見てくれるかどうかもわかりません。
外壁用照明を追加したりと、展示にはかなり気を使いました。
内覧会の翌日、朝のミーティングで模様買えをしたいと福留女史に提案すると、
大きく頷いて、内覧会で売れた山口を外してイサオの20号を掛け替えてくれました。
メインの内壁は山口長男とルーシー・リーを飾り、新人2人は外壁に展示。(下画像)
掛け替えをした直後、最近話題のエンタテイメントの社長が20号の前に立ち、
「良い作品ですね。欲しいです。弊社へ請求書を送ってください。」
後ブースの東京画廊が外壁を使わないので使用可能と知り、
AFTのS氏に使いたい旨を連絡しました。通常の2倍壁になり、
園子さんとイサオの個性的な作品が輝いてみえました。
さて、5年間、出展を続けていますが、意外なことに気づきました。
それは、作家の履歴についてです。
どこそこの美術館に収蔵とか、美術館で個展をしますとか、
なんとか賞を受賞しましたとか、画歴がどうとかこうとか。
履歴から判断するのではなく、感覚で判断する人が多いことです。
常連のお客様が増えているので作品の質には慎重にならざるをえません。
自分の世界は自分で切り開いてアピールしなくてはなりません。
ただし、物真似(亜流)はいけません。
本来の個性を知り、個性を磨くのは自分自身です。
厳しいですが、個人ありきということです。