隣の座席の怪しげな男が、
何しにFIJIへ行くの?どこから来たの?何歳?
色々と質問するので、適当にスルー。
男はアタシと同じホテルに泊まるらしい。フン。
飛行場を一歩出ると、
大勢のインド人の子供達が禿げ鷹のようにワーッと寄ってきました。
子供達はアタシの様な貧乏人に何をくれって言ってるんだろう。
確かに・・ここは南太平洋なんだよね?インドじゃないよね?
現地人のサモア人はいずこへ〜?
バスに乗り込むとあの男は?
タクシーか。。フーン・・・贅沢な。フフン。
飛行場に近いホテルは何気に素晴らしい部屋でした。
部屋の開け放したドアと窓には白いカーテンがソヨソヨと揺れ、
そのまま中庭にでられます。
庭の中心には大きなプールがありました。
隣の部屋の泊り客にハロ〜と挨拶。
インド人のボーイさんがサービスの果物をもってきてくれました。
アタシはすぐに味見。るん♪
うまい!これは・・ずばり!現地産のマンゴー!
フロントで両替を頼むと町の銀行で換金してください。とのこと。
乗り合いバスで町まででかけることにしました。
古いバスの窓の外は青い海原がゆったりと走っています。
乗客はサモアの人々が殆どで肥満度100%が多く、
肥満のアタシが痩せてみえるのでかなり優越感に浸れました。
バスには窓ガラスどころか、屋根もありません。
30分で、町に到着。太陽がジリジリと暑くて・・・・
セーターの首の部分が汗でビッショリ濡れています。
(冬からいきなり夏なので・・着替えを持っていませんでした。)
英語が通じないのかな・・なんど聞いても良く分からない。
やっと見つけた銀行員もインド人。。なんとか両替をしてもらえました。
開けっ広げの小さい食堂で休憩。他の客と同じものを注文したら、激辛のカレーライスでした。
うわ!辛っ!!うまーーーいいいい!
サラダに大根のような野菜の輪切りが。これがまた美味。
インド人の12歳くらいの男の子がウェイターだったので、
学校は?と問うと、行っていない。と答えた・・・と、思います。
町の野菜市場のようなところで、あのマンゴーを一個買いました。
ホテルで食べたいし!
浜辺への道を歩いていると椰子の林があり、
そこを抜けると限りなくブルーの浜辺にでました。
(村上龍を引用)
マンゴーの木もあるではないか!
おーーっ!マンゴの実がなってる。
グチャ。ぐはっ!マンゴーを踏んだ?・・・
落ちてるのを拾って食してみました。甘っ!
周りをうかがって、2個を拾いポケットに。
こんなことなら市場で買わなきゃよかった・・・
余談ですが、
マンゴーって地面に落ちた腐りかけが美味いと思います。観光客たちが泳いでいるのを見ながら、美しい浜辺を登山靴を脱いで歩きました。
水着がなかったので泳げなかった・・
白い砂が素足にカンカン!アッチッチ!
また乗り合いバスに乗り、ホテルまで。夕食時だったので、ホテルのレストランで食事をとることにしました。
ロビーで、偶然というか、あの男とバッタリ。うぉ!
男は食事を一緒にしませんか?というので、折角ですが、一人でします。
チキン料理を食べながら向かいのテーブルを見ると、
あの男はムシャムシャと食べるわ、飲むわ。
あぁ。良かった。あんな男と一緒に食えるかよ!
深夜・・なんだか・・お腹が痛い・・ゴロゴロ。
結局、朝までトイレとベッドを何度も往復し一睡もできませんでした。
死ぬ。とマジで思いました・・・
br>