2007/10/20 (Sat)
parlez 1
photo by lorita12345
W E L C O M E
顔に目をいれれば表情がみえてしまう。そんな気分の週末です。
口数の少ない友達が休みを利用して遊びにきています。一緒にガラクタ市にでかけ、アタシは別の用事があったので残りたいという彼女をおいて別れました。
３時間後、彼女の携帯に電話をすると、まだガラクタ市にいるそうです。
綺麗なシャンデリアの部品のガラス玉や、キャラ物のガラスのコップをみつけたとか。
そうやってゴミが増えていくことにまだ気づいていないのね。甘いわ。フフフ
以前ガラクタ市で買った水晶玉(実はガラス製）が邪魔になったので彼女にあげたのですが、水晶玉と同じくらい目をキラキラさせて大喜びしてくれました。それでなのか、いやにガラス物にこだわるのです。絵の題材にでもするのか、それとも・・・
ところで、この木製の名刺置きはアタシが買いました。
彼女と同時にみつけましたが、これ！もらい！と声をだした者勝ちなんです。
戦いとはそういうものなんですよ。(´0ノ｀*)オーホッホ!!
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2007/10/22 (Mon)
parlez 2
photo by brown_sugar
minty voicer
ラブリーな声の持ち主の一人に政治部屋のbrown_sugar_uo氏がいます。
嫌味のない静かなトーンはちっとも邪魔にならなく、煽り専門の人にも取り柄があるということです。アキト氏のような美声の持ち主は通常ブサイクというのが定説ですが、
ブラウン氏も素直にブサイクだと明言したので安堵しました。
ブラウン氏が撮影したこの写真は何かの部分らしいです。
不思議な写真なので本人の許可を得て掲載しました。
つまらないものでも、生活の中に輝いてみえるものがあります。帰宅してバッグとスカーフを置き、コートをフワリと上に乗せ、時計を外し、鍵を投げてみる。
そこには、不思議なミンティな風景があるんです。
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2007/10/23 (Tue)
parlez 3
photo by lorita12345
（m_ _)mアラー
浴室に洗濯物を干していたのですが、裏駐車場南側にアパートが建ち、陽あたりが悪くなってしまいました。東窓に面してアトリエ兼寝室兼居間らしきものがあるのですが、今はそこに洗濯物を干しています。朝日が眩しくて日の出と共に目が覚めるので、足の場所に枕をおき逆スタイルで寝ています。
泊まりにきた客はこの部屋で正常位で寝るのですが、直射で眩しくて眠れないはずなのに、いつまでたっても起きてきません。ドアをドンドン叩いて、
朝だ！おきろー！
あらん、朝なのねん Zｚｚ♪
朝日に気づかない能天気な客人ばかりです・・・
さて、洗濯物を干すと絵を描くスペースがなくなります。タオル越しに絵筆を動かすなんて無理です。これからはもっと寒くなり、生乾きの洗濯物は変な異臭を放つだけではなく、なかなか乾いてくれません。
そうそう、タオルのカーテンを見ていると、或る出来事を思い出しました。
カラチで遭遇した喋らない黒ベールの女のことです。
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2007/10/24 (Wed)
parlez 4
photo by M.Funaki
船木さん。お元気ですか？
船木さんが教えて下さった方法で先ほど２点を仕上げました。
室内が塩酸臭いので窓を開けて喚起をしています。
船木さんには、１年半前の「ララバイナ〜レ」に登場して戴きましたが、いつの間にか貴方の脱フランスからアメリカ留学の話になってしまい、その後のアタシが書かれていませんでした。前出の��黒いベールの女��で思い出したので、ここのところは簡潔に綴っておこうとおもいます。
ちなみに、今日はアタシの誕生日です。このＨＰを立ち上げて３度目の誕生日を迎えたことになります。たまにはロリ板のＨＰを見てくださっています？笑
ご存知ではないでしょうが、パリを去った日はアタシの誕生日の２日前だったんです。
今だから正直に申しますね。船木さんが空港までわざわざ見送ってくださった後、
アタシは踊りたい気分だったんですよ。ね、アタシは振り返らなかったでしょ？
いつもゴロワースの臭いのする船木さんともこれが最後だわ。
これでモンパルナス駅の銭湯ではなく、日本のお風呂にはいれるんだわ！嬉しい！
本当に感極まるものがありました。
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2007/10/25 (Thu)
parlez 5
P I A
fasten seat belt plz
飛行機はパキスタン航空を利用しました。
皆さん一瞬吹き出してから、ホー！と驚きます。
支給された留学費用に制限があり、節約するために最も安価なパキスタン航空を選んだんです。エア・フランスなら北周りの直行で１３時間も乗れば日本に到着するのですが、これは各国を転々と乗り継ぎ、３６時間後にやっと日本の土を踏めるというものでした。地球一周と同じ航空時間の南周りです。
パリでは彫刻家の真鍋氏のアパートを船木さんの紹介で貸していただきました。
真鍋氏はパリ郊外のアトリエで制作活動をしているのですが、最後まで家賃を請求なさらないので、残金すべてを船木さんにお願いして渡して貰うことにしました。
ところが、後で船木さんに聞くと、あれは僕がいただきました。とのことでした・・・
はぁ？
さて、パリを発った飛行機はベルギーに到着しました。
ここで意味不明な言葉を喋る多国籍の乗客達が次々と乗り込んできました。
ターバンをまいた人々。長い裾の白い衣を着たエジプト人乗客たち。白衣の団体は強い香水の匂いを残してカイロで降りていきましたが、一人旅のアタシは狭くて満席の機内で息苦しさと不安を感じていました。
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2007/10/26 (Fri)
parlez 6
カイロ 通過
ピラミッドを遥か彼方にチラッと見ることが出来ました。
どこの国にいきましたか？と問われれば、エジプト、と答えます。
たとえ通過でもね、行ったことは事実なのよ。ウッホホホ
カイロでかなりの乗客が降り、機内がスッキリしたと思ったら、ドカドカと次の乗客が乗り込んできました。乗客のなかにスーツをキチッと着たいかにも商社マンらしき日本人団体もいました。アタシの前の座席に座った男性達は不思議そうな顔で無言の挨拶を交わしてくれました。
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2007/10/27 (Sat)
parlez 7
アドネ登場
エジプトを通過中なので、気分転換にアドネ（dai_susi）を軽く遊んでやりました。
ナマコ氏 (無数のＨＮを巧妙に使い分ける男） を負かすつもりでしたが、上級のアタシに恐れをなした氏がオロオロしているところへ、「俺とやろうぜ！」
怖いものみたさのアドネが名乗りをあげました。
アドネって青二才男は、このような割り込み術を心得ていまして、ワンダ嬢が尾崎の「アイラビュー」を歌いま〜す(＾―＾)ｖ ＢＧＭを流しイントロを歌おうととした途端、
サッとアドネがはいりこんで、
(*´○｀)ｏ¶~~♪・あいらびゅ〜♪
まぁ、所詮こういう程度の男なので、オセロなんてチョチョイノチョイと１５秒の勝負にでたんです！結果はこの画像です。フフン。
人生負け組みのアドネですからね。よほど嬉しかったのでしょう。これはアドネが試合後に嬉々としてキャプり、自慢気に掲示板に貼った画像です。
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2007/10/29 (Mon)
parlez 8
l e t t e r
そう。アタシの記憶が正しければ、その後、商社マンの一人から手紙をもらいました。返信することもなく、すっかり忘れていました。あの恐ろしい事件を共に体験し、日本人同士の潜在的に潜んでいる団結という言葉で堅く結ばれた仲間だった筈なのに、忘却とはズバリ忘れ去ることなのでしょう。
私達の飛行機はカイロからイスタンブールへ飛び、次の寄航地はニューデリー。
のはずでした。しかし・・・
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2007/10/30 (Tue)
parlez 9
!!
飛んでイスタンブゥ〜ル♪ ららら〜♪
機内では暇でした。
今でこそスケッチブックを取り出して何かを描いているのですが、当時はそんなことをしたくもなかったです。まだ自信のない時期で、先日のようにＪＡＬのスッチーに褒められ、さしあげたら大喜びされるような事はなかったと思います。
商社マン達(THE 商社）と、五目並べやトランプをしたり、板チョコをもらったり、故郷の話を聞いたり、パスポートの渡航先のスタンプの数の多さを見せてもらったり、自慢の家族写真をみせてもらったり、頼みもしないのに名刺をくださったり、あげくの果ては酔って機内の中をフラフラと歩き回り、宴は佳境に達していました。
ナンタラカンタラの理由で飛行機の目的地を変更します。
いきなりキャプテンからの機内メッセージがありました。
すると商社マンたちの顔にザザッと縦線があらわれ落ち着かない様子でした。
The商社の一人が、「ロリちゃん、これからは我々と一緒に行動するように・・・」
アタシは事の重大さをなんとなく理解したと思います。
一時間後、飛行機はカラチ空港に緊急着陸しました。
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2007/10/31 (Wed)
parlez 10
・・・
とにかくＴｈｅ商社の団体から離れないでいました。
微妙に湿った暑苦しい入国審査までの長い通路を、何がおきたのかも把握できないままゾロゾロと無言で歩きました。途中でアタシだけが別の方向へ行くことを重そうな機関銃をもった男に指示され、Ｔｈｅ商社の不安な視線を背に感じながら一人で歩いていきました。
２ｃｍ先に銃口をみたのは初めての経験でしたが、意外とイケメン男だったのでそれほど恐ろしさを感じませんでした。こういう場合、ジョン・レノンの歌を思い出し、銃口にカーネションの花をいれて、「戦争反対・・・」などといってみる？そんな余裕はありませんでしたが。
銃口の先でクイッと指示された部屋の中は真っ暗で、このまま拉致されるか、あるいはモロッコあたりに売られるのか・・・まぁ殺されるより売られたほうがいいかも・・・と、意外と冷静ではありました。
暗い部屋に目が慣れると誰かがいる気配がしました。
黒い衣を着て眼だけをみせている女が立っていました。
脱ぎなさ〜い。といっているようです。
こっぇぇぇぇぇぇっ！！
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2007/11/1 (Thu)
パソコン初期化中
お客様各位
いつもご愛顧誠にありがとうございます。
デスクトップでの復帰は３週間はかかりそうです。
よって、ロリ板は９８ノートでノラリクラリと続行いたします。
今後とも宜しく御願い申し上げます。 怱々
な〜んちって。９８Win富士通がこんなに役にたつとは。
EthernetCableのUSBでつなぐと速い速い。まだまだ使えそうですぜ。
まぁ普通に使えるけど、ブラウザを２つ開くと固まります。（￣ー￣；） ふぅ
ないよりましでありまして、贅沢はいえませぬ。
とりあえずカラチを続行しようと思います。
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2007/11/2 (Fri)
parlez 11
・・・
こえぇ！と思っていたら単純に言葉が通じないのであります。
世界で一番強い英語のアクセントをもった人種はインド系ですね。何を話しているのか皆目わかりません。結局、単純にボディチェックをしたいということらしく、頭から股間、足先まで触られました。
殺さないでくださいね。麻薬もマリワナも隠し持っていませんし、人質にしても極貧ですから身代金なんて無理ですよ。それに政治犯でもなく、政治部屋にいるだけで何もわかりませんん。ただの空気を読めないアラシなんです。国際問題ですか？そんなんこれっぽっちも知りませんし、興味もありません。あ、そうそう、宗教も親が禅宗くらいで、アタシは無宗教ですし、え？改宗ですか？アラーでもサリーでもなんでもやりますから。人間みんな兄弟ではありませんか！
ほらね、何の害もない女でしょ。頼みますょ。ねぇ。
真っ暗な密室での出来事が嘘のように簡単に入国手続きは終わりました。
空港内の明るいロビーにでると、The商社団体がアタシを待っていてくれました。
そして我々全員はバスに乗るように指示されました。
空港の外はそれはもう灼熱の暑さです。指定されたバスに乗ると、わーー！とインド顔の子供たちが手をさしのべてきました。チョコレートくれー-！？金くれー-？
と叫んでいるのでしょうか。The商社の人たちは憔悴感と暑さと睡眠不足のトリプルパンチでそんな子供達に反応する活力は失せていたと思います。
アタシ達を乗せたバスは追ってくる子供たちを尻目に砂埃をたてて走り始めました。極度の緊張と睡魔でアタシは座席につくと直ぐに眠ってしまいました。
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2007/11/4 (Sun)
parlez 12
high & low
子供は何処の国でも可愛いものです。飛行場の子供たちはこんなに清潔な服を着ていなく、何日もお風呂にはいっていないような汚れた顔をしていました。
５分もしないうちに、バスは飛行場近くのセレブな高級ホテルに到着しました。
ホテルのロビーには金持ちそうな宿泊者達が目立ちます。
清潔感のある白のユニフォームを着たホテルのスタッフ達に迎えられ、我々は不思議な気持ちでチェックインをしました。滞在費は飛行機の突然の乗り継ぎのために航空会社が支払ってくれるそうです。飛行場での恐怖は一体何だったのでしょう・・・。
アタシの隣の部屋にはTHE商社の人が泊まることになり、「何か異変があれば直ぐに連絡してください。これから、お昼でもいかがですか？」と目立たないけど優しい雰囲気のお兄さんの存在が心強く感じられました。こういうきっかけで恋って芽生えるものかもしれません。THE商社団体は皆で街へ食事にでかけるとのことでした。
パリをでてから数十時間も経っていたので、疲労が限界に達していたためシャワーを浴びて仮眠をとることにしました。空腹より睡眠です。明日の便で出発とのことだったので時間はタップリありました。
ベッドの寝具は糊のきいた真白のコットン製で清潔です。
人魚姫はバスタオルを床に落として、肌触りの良いベッドにもぐりこみました。
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2007/11/6 (Tue)
parlez 13
princess snow white
(~O~)ふぁ...
素っ裸の白雪姫は空腹で目覚めました。
ふかふかの枕と厚めのコットンシーツの中で余韻を感じています。
肌寒さを感じた姫は小さなクシャミをしました。ぶわ〜っくしょん！ズルッ
(��-_・)ん？
黒い動く物体が枕の横を行進しています。アリでした。
(*￣Θ￣*)暑い国ですからね！
 ドモドモ♪
アリ？ぇ？
なんで蟻なの？こんなことアリ？
ぎゃあぁぁァリ(゜ロ゜;ノ)ノ
テフェ♪
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2007/11/7 (Wed)
parlez 14
All that Curry
まぁ、なんともうしますか、アリごときで驚いている場合ではないのです。
外出は危険とおもい、ルームサービスで食事をすることにしました。
ボーイが料理をワゴンにのせて運んできました。が、なかなか部屋からでていきません。チップがほしいってか？両腕をあげ、頭を右に倒し、金な〜い。と意思表示したら、「あ、そう。」という顔ででていきました。それから激辛のカレーを食べました。
まぁ空腹だったので味的にはフツーでした。
ふぅ。満腹になりました。ワゴンを部屋の外へだしましょう。
辺りは真っ暗で何も見えません。あん？白い制服の男が浮かんでみえます。
さっきのボーイでした。ドアの近くの壁に立ってアタシを見つめています。
顔が黒いので、笑ってるのか、怒ってるのかわからないんですよ・・・
何してるんだろう？お、おそわれたら・・・どうしよう。
拉致されて、売られたらどうしよう。新聞にデカデカと書かれて国際問題になるかも。
隣のTHE商社の兄さんの部屋はコトリとも音がしないし、すでに拉致されたかも。
ということは・・・生存者はアタシ一人か。うむ。
とりあえず部屋のドアから窓まで全部カギをかけて、また寝ました。
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2007/11/8 (Thu)
parlez 15
故郷は
遠くにありて
想うもの
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2007/11/9 (Fri)
parlez 16
・・・！
真夜中にトイレで目が覚めました。
ドアの外のボーイのことが気になり、こっそりドアを開けると、
ボーイが４人に増えていました！！
こえっええええええええ！！！！
もう眠れません。身支度をし、荷物を抱えて震えながらイスに座ること数時間。
耳がダンボになり、どんなに小さな足音も、誰かがトイレを流す音も聞き漏らさないで朝を待ちました。おっと、もしかしたら銃撃戦に巻き込まれて死体が身元不明になると迷惑をかけるので、手の平に名前、性別（♀）、国籍、パスポート番号をボールペンで書きました。
あたりが白々と明けてくると、もう一刻も早くロビーに行きたかったので、少しドアを開けるとボーイたちは消えていました。ボーイはチップが欲しくて執拗に待機していたんだとおもいます。金持ちにはとても見えない貧乏学生なのに・・・、酷い・・・
ドアの隙間から首をだして辺りを見回すと、真正面には、な、なんと！！
(゜ロ゜)おおおお！砂漠です！
月の砂漠の〜♪ これぞ浪漫であります。
次はゴビ砂漠だ！待ってろよー！
あの時の決意は露と消え、結局安上がりの鳥取砂丘で済ませました。
まーそういうものですよ。(*￣ー￣*）
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2007/11/10 (Sat)
午前０時
27
11月10日（土） 1
11月9日（金） 27
11月8日（木） 28
11月7日（水） 29
11月6日（火） 53
11月5日（月） 45
11月4日（日） 31
11月3日（土） 56
11月2日（金） 43
11月1日（木） 34
10月31日（水） 53
10月30日（火） 60
10月29日（月） 69
10月28日（日） 59
10月27日（土） 83
これはロリ板ＨＰのアクセス解説です。
この２，３日をみると、平均値が２７人ということになります。
つまり、ロリ板を常に見てくれている人は、２７人ということですね。
このところPC不調のため、日課の貼り付け家業が疎かになっています。
しかし、宣伝を行わないで、２７人が常客という統計がでました。
ミッドナイトに数値をみて、ロリ板の人気のなさを知りますが、でも、
２７人の皆様がいてくれることで、日記を更新する元気がでるのです。
２７人が減ることも考えられますが、ほらね、一人ずつ減少しています。＞＜
ありがとうございます。＞２７人の皆様
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2007/11/11 (Sun)
parlez 17
サファイアの指輪
飛行場への送迎バスの中で、THE商社の皆さんは昨夜は町で食事をして飲みすぎたとか、お土産を買ったとか、とても楽しそうに話しています。それに比べて、アタシはホテルの部屋から一歩も外にでることなく、一人でアタフタと過ごしました。
飛行場内の暗い通路に店舗が並んでいるのですが、殆どのお店が閉まっている中で小さい宝石店が開いていました。宝石類は現在もまったく興味のないアタシですが、THE商社の皆さんの後について店内にはいりました。宝石というより雑貨店で、何年も飾ってある洋服や賞味期限が随分前に切れているような菓子類があり、小さいガラスケースには宝石が並んでいました。紫色の指輪が綺麗だったので見つめていると、ＴＨＥ商社の兄さんが、
あぁ、それはサファイヤというんですよ。貴女には少し地味ですね
値段は意外にも１万円ほどだったので、色白の母に似合うとおもい買いました。
帰国後、宝石を扱っている知り合いに見てもらうと、本物のサファイアだけど傷があり、台がプラチナではなく普通の銀製なので日本だと３万円くらいね・・・
母にあげると嬉しそうに薬指にはめてくれました。その後、棺に眠る母の痩せた指につけてあげたので、あの指輪はもうありません。
いつも手を空に上げて紫の色を透かして見ていた母を思いだします。
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2007/11/13 (Tue)
parlez 18
ヽ(゜∇゜(゜∇゜o(゜∇゜)o゜∇゜)゜∇゜)ノ
飛行機が飛び立つと、我々団体は一斉にパチパチパチと拍手をしました。
皆の顔に安堵と喜びの笑顔がほころんでいます。アタシは安心したものの、２度と訪れることはないだろう下界のパキスタン国、カラチ市の街に哀愁を感じていました。
その後、飛行機は１０数時間をかけて各駅停車的にインド、マニラ、香港経由で飛び一路日本へ。THE商社の皆さんとは香港でお別れです。香港から上海へと商用が続くそうです。全員があわただしく荷物を降ろしている中、THE商社の兄さんが多くを語らず自宅の住所、携帯番号、メールアドレスを書いたメモをくださいました。
皆さんのご無事をお祈りしています。
心強かったです。ありがとうございました。
全員と固い握手を交わし見送った後、アタシの座席が広く感じられました。数時間後座席の窓にインジゴブルーの日本海の荒波に能登半島が現れ心が躍りました。飛行３６時間の南周りの旅でしたが、この不思議な体験は良い思い出になっています。
久しぶりの成田空港は秋が深くなっていました。
入国手続きの後、アタシは大切な預かり物を届けに銀座まで直行しました。
（この後の出来事は、過去日記「ララバイナーレ１」に認めています。）
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2007/11/14 (Wed)
parlez 19
きょうのお料理 by LHK
姉が恒例の蕪の漬物を作っているというので、あたしも作りました。
蕪（かぶ）の葉の部分も使えるので八百屋さんで葉のついたものを２束買いました。ピクルス用の大きめのビンを綺麗に洗って乾かしておきます。
蕪を何度か水洗いをして、色の変わった部分は取り除き、さぁ準備ができました。
葉の部分はザルにあげて水切りをしましょう。チャングムのＤＶＤを聞きながら作業をすると自分も宮廷女官チャングムになった気分になるので仕事がはかどります。
蕪の白い部分は皮をむいて、一口大の大きさに切ります。
次に切った蕪の底に２本の割り箸をおいて縦横に2/3まで切り込みをいれていきます。パァと開いた菊の花になりますよ。中心に鷹の爪の輪切りを飾ると素敵です。
この作業がかなり面倒なのですが、チャングムも苛められてもスーパーウーマンですからね、アタシも根気でやってしまうのですからチャングムの威力は凄いです。
出汁用の昆布は安いのではだめですね。料理の鉄人・ＹＯＫＯ様から一年前にいただいた最上級のものを選び、濡布巾で拭き汚れを落とし細く線切りにします。
ボールに蕪の白い山ができると塩を多めにいれて１時間ほどおいておくと蕪の汁がでてきます。その間に酢、砂糖、塩、鷹の爪の薄切りを鍋で一煮立ちさせた三杯酢を冷ましておきましょう。蕪の汁と冷ました三杯酢を混ぜ蕪を漬け込みます。
さぁ、出来上がり。柚子の皮の千切りをパラパラとかけて、ビンに保存しましょう。
これで１品目のできあがり〜。次は葉の部分を使って２品目を作りますね。＾＾
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2007/11/17 (Sat)
parlez 20
photo by YOKO
Y O K O
ロリ様へ。
もちろんいいですよ！！光栄です。
ならばもう少し面白く書けばよかったですね。
続編もお楽しみに。
ＹＯＫＯ様からのメールをＨＰに掲載をしたくメールしたら上記の返信がありました。
モニターの前で微笑んでいる聡明な顔が目に浮かびます。続編が楽しみです。
掲載写真はＹＯＫＯタマの愛犬「ハル」です。玄関のドアを開けると２階から階段を転げるようにおりて涎タップリで舐めまわして迎えてくれます。
機知に富んだＹＯＫＯ様とアメリカ人らしいＫＥＮＴ氏の微笑ましい文面が面白いので紹介させていただきます。
ロリ様
ご無沙汰しております。
いつもＨＰを楽しく拝見しております。うふ。
ご来客の接待、作品の制作、さらに蕪の三杯酢漬け作りでとてもお忙しそうですね。私は9月の初旬にイタリアへスケッチ旅行をしてきました。
というのも、どういうわけか、山の絵を描こうと思うと足が痛くなり、登山の計画がおジャンになってしまうからです。で、平坦なところならば大丈夫ではないかしらと、言うわけで思い切って行って来ました。
イタリアは7年ぶりでした。そのときは友人と4人でレンタカーを借り、トスカーナ地方から北上し、ドロミテの山岳地帯をドライヴし、ミラノから帰国しました。その印象があまりにも良かったので、再度行きたくなったのです。で、今回は若いお嬢さんと一緒に行きました。後から考えると、一人でも全然OKだったと思うのですが、何せ、イタリアですから、保険代わりに二人の方がよかろう、と、まあつまり誰でも良かったのです。が、それがとんでもなく手間のかかる女（失礼！お嬢様）で、風呂は2時間、食事も買い物の決断も当然遅い、で、とってもストレスでした。まあ、二日目にそれが判明したので、後はとにかく無視しつつ、行動をしたのですが・・・
ああ、そんなことを書きたかったわけじゃないのです。
その旅行では、トスカーナの田舎家に2泊しました。最高に素敵なところで、何しろ回りはちょうど収穫時期を迎えた葡萄畑、しかも誰も居ない、オリーヴももうすぐ、とそして、そこいらじゅうにフェンネルやその他のハーヴ類がところ狭しと生い茂っているのでした。で、私が大好きなそういう場所に泊まれてとっても幸せな旅（その女以外は）だったのですが、そこで知り合ったマイアミから来たという歯科医師のご夫妻がまた、とてもアメリカンなさっぱりとした良い方たちでした。それ以来メル友なのです。
以下今日来たとってもおかしく楽しいメールを添付します。
これを誰かに読ませたくて、考えてました。おー。ロリ様しかいない。
ご迷惑でしょうが、読んでやってください。
これは、不幸の手紙じゃなく、おかしい手紙版？
私のマイアミの友人 Preston Kent 氏からのメールです。
Subject: Pregnant Turkey
Last year at Thanksgiving, my mom went to my sister's house for the traditional feast. Knowing how gullible my sister is, my mom decided to play a trick. She told my sister that she needed something from the store.
When my sister left, my mom took the turkey out of the oven, removed the stuffing, stuffed a Cornish hen, and inserted it into the turkey, and re-stuffed the turkey. She then placed the bird back in the oven.
When it was time for dinner, my sister pulled the turkey out of the oven and proceeded to remove the stuffing. When her serving spoon hit something, she reached in and pulled out the little bird.
With a look of total shock on her face, my mother exclaimed, "Patricia, you've cooked a pregnant bird!"
At the reality of this horrifying news, my sister started to cry. It took the family two hours to convince her that turkeys lay eggs!
Yep..................SHE'S BLONDE
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2007/11/19 (Mon)
parlez 21
三 蔵
パソコンが壊れてPHOTOSHOPのソフトも消えてしまいました。
呆然とパソコンの前で、写真の編集方法を悩んでいます。プロではないので既存のPAINTで良いのですが満足できません。PHOTOSHOPのような１０万円のソフトはアタシ如きには不必要です。PHOTOSHOPをくれた三蔵も誰かのものをCDに焼き付けてもらっていたものと考えられます。あの時恩着せがましくＤＬしてくれた彼のヌメッとした笑い顔を思い出しています。
ところで、あの三蔵は今頃どうしているのでしょう。最後のメールには、埼玉のどこかに女と駆け落ちをしたと書いてありました。冗談だろうと適当に流していたのですが、今回のソフト事件で追跡をしました。駆け落ちなので行き先がわからない。四方八方探しても見つからない。滋賀の実家に連絡すれば消息がわかるかもしれませんが、そこまではできないです。
最後に三蔵を見たのが、あれは確か２年前。あの時１８歳の歌姫と一緒でした。
食事をして皆でカラオケに行きました。どことなく浜崎あゆみ似の女の子は本人も意識していたのか浜崎の歌を歌い続けていました。見事な歌いっぷりで、うっとり聞き惚れている三蔵の一方的な思いはわかるけど、彼女の本音はわかりませんでした。
正直なところ、無理だと感じました。
ある日三蔵からメールが届き、彼女と駆け落ちをしたという内容のものでした。
ご無沙汰しています。彼女と幸せになります。
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2007/11/20 (Tue)
parlez 22
photo by YOKO
続・Y O K O
ロリ様
ありがとうございます。
写真は何を使うのかな？と思っていました。
なるほど。ナイスです。
続編ですが、つまらないかもしれません。
その歯科医師であるところのPreston Kent氏夫妻はずっと一週間の間その田舎家B&B(Bed&Breakfast)を拠点に、レンタカーでシエナ、サンジミニアーノやフィレンツエなどトスカーナの都市を観光しているということでした。我々もそうしたかったのですが、とにかく車の運転はオートマチックしか出来ないので、宿の主人に送迎を頼みました。その主人がなかなか抜け目のないイタリア人でした。
photo by YOKO
一日目の夕食は、歯科医師夫妻、それからイタリア南部から来たという二人のやんちゃ坊主を連れた家族と一緒になりました。そういった場合お互いに自己紹介をしあうのですが、Kent夫妻は「I'm a Dentist」といってニカっとすばらしい歯をむき出して、指差しましたので、英語のわからない南イタリア出身の家族連れの人たちにも充分理解できたと思われました。
私はそれまでの旅で、食事といえばなぜかすべてが塩辛く、しかも何事ものろい女（あ、お嬢様）と一緒であるということがつくづくいやになっていましたので、久しぶりに食事がおいしく楽しく感じられました。あ、メニューは何てことないワインに生ハム、とチーズ、そして、バジリコ風味のペンネ、堅い鶏肉のシシカバブでした。食後にグラッパが出ましたが、それはKent氏のリクエストなのでした。
さて、翌朝、宿の主人に駅まで送迎を頼んだところ、「いやいや、行きたいところがあったら連れて行ってあげるよ、どこでもOKさ」と、さも親切に言ってくれます。こりゃあ要注意！と思ったのですが、前の日に行けなかった山頂にある修道院の壁画をどうしても見たくて、結局頼んでしまいました。まあはっきり言ってイタリアの山に登ってみたかっただけなのですが、、、。連れのお嬢様は信じられないことにずうっと最後まで、なんて親切ないい人なのだろう、と思っていたらしいので、「甘い！世の中の仕組みを知りなさい」と、宿の請求書を見せてあげたらそれ以降おし黙ってしまいました。
しかし、その宿の周りの自然がすばらしく、庭のいちぢくの実をもいで食べたり、熟した葡萄をちょいと失敬したり（本当はとっても沢山）、野生の甘い木の実（なんだか不明）を摘みながら、スケッチをしたりと夢のような楽しいバカンスでした。こう書いてみると、あたしってほとんど食べることばかりなのね。そうそう、こんなメールをする気になったのも、ロリ様が蕪の甘酢漬けを作ってる話を読んだからよ！
とまあこんな具合でした。
じゃあね。
写真も添付します。
ＹＯＫＯ
PS:
ちなみにその畑で取ったフェンネルの種を大学の畑（あたしが勝手に耕した）に蒔きました。今はイタリアで買ってきたルッコラとレタスミックスの種を蒔いたところ、とっても発芽率が良くて、食べても食べても全然減りません。
すっごく美味しいんだから、、。
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2007/11/22 (Thu)
parlez 23
photo by lorita12345
sisy・三蔵
写真はキャンバスの下塗り一回目が終わったものです。かれこれ２年ほど放置しているので埃をかぶっています。寝かせたので味がでて良いものが描けるでしょう。
この金色の額なんて以前は必死こいてタグで作っていたのが、無料３ヶ月間お試しサイトで見つけたPHOTOSHOPだとこんなに簡単に額装できるんです。三蔵がくれたPHOTOSHOPではこんな額はクリックひとつで作れませんでした。AD-AWAREも使い方がわからない程変わっていましたが、検索したマニアル通りにやると意外と簡単にできました。ソフトは変化し、より使いやすくなっているようです。
さて、３年ほど前に音楽業界の友人から三蔵を紹介されました。
当時の三蔵は作曲家を目指すプータローで、妹のアパートに居候していました。
三蔵とはメッセンジャーで交信していたのですが、異常に可愛い顔文字を出しまくる人で、アタシも顔文字が好きなので使い方を間違えるとヤバイと感じたものです。
ある日、自分の映像をパソコンで見せたいというので見ると、三蔵がニヤーと笑いながらピースサインをしていました。三蔵が初めて訪ねてきた日、この人があの人？
チャットで映像を見せる人がいますが、現実はかなり違っていることがあり得ます。
小柄な彼はかなり太っていて、階段をあがるとハァハァ息で汗をかいていました。
三蔵のコチョコチョ小股歩きとスタスタと歩くアタシとは歩調があいませんでした。
笑う時はすぐに口に手をあてるので、
虫歯があるから隠すの？
え〜？どうして〜？虫歯一本もありませんよ〜。 ニヤ〜。
もしや、童貞ですか？
彼女ですか・・・
いたと思いますけどぉ、
たぶん〜、振られたとおもいま〜す。ニヤ〜。
フム
やっぱりぃ、彼女いない歴３２年で〜す。ニヤ〜。
げっ・・・（悪寒）
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2007/11/23 (Fri)
parlez 24
photo by lorita12345
利用される人・三蔵
三蔵にかこつけて、写真編集に利用しているアタシ。
手前の２つの瓶には灯油が入っています。筆洗いに使っています。もともとはキムチが入っていた瓶で再利用したくていつも同じキムチを買っていたのですが、最近は蓋部分が黒になって困っています。同じ瓶が画材屋では１５００円です・・・
２瓶で２度洗いをし、筆用石鹸で洗い、そして最後にぬるま湯で洗います。この作業を怠ると筆部分の毛が硬くなってしまい使い物にならなくなります。偉い先生たちはパレットに沢山の絵の具を並べて使用後に掃除をしていない人が多く見られますが、筆もガチガチに硬くなっていて勿体ないことをしています。あれだけは真似をしないように心がけています。
古い日記にも書きましたが、アタシのパレットは普通の厚目のガラスで、万が一掃除を怠ってもナイフで削り落とせるので便利です。休憩時には手作りパレットを掃除し、常に綺麗にしているので、絵の具をチューブから搾り出す時は色がわかりやすく、
それだけではなく、まずは新鮮な気持ちになれるんです。
パッションで描く人ではなく、ノラリクラリと一筆を大切に走らせるタイプなので、そうね、どちらかといえば慎重かつ倹約型とでもいうのでしょう。(´0ノ｀*)オーホッホ!!
そうそう。三蔵でした。(´I｀；)
妹に追い出された三蔵がアパートに住み始めて半年が過ぎた頃、突然電話で、
「少し時間ありますか？」 何気に元気のない声だったので会いました。
気持ち悪いという印象が強く、それより彼の存在そのものを忘れていました。
久しぶりに会った三蔵は随分変わっていました。まず、かなり痩せていました。
「病気ではない？」と問うと、これまでの引きこもりと運動不足生活が一変し、エレベーターのない５階の部屋への上り下りで体重が２０キロも減ったとのことでした。
そして、手で口を隠す仕草もなくなり、「ていうかぁ〜、ニヤ〜」のような甘えたような、舐めた話し方ではなく、なんとなく男？を感じさせる雰囲気になっていました。
僕、ある女性と暮らしはじめたんです・・・
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2007/11/24 (Sat)
parlez 25
photo by lorita12345
on 三蔵
アトリエのイスにかけてある布はパッチワークのエプロンです。カラフルなのでどんな色の汚れにも対応できるので重宝しています。巻きスカートを作ったつもりですが、歩く時に太腿が露になるので今はエプロンとして利用しています。夏は胸を隠すように巻けばドレスになるので涼しいです。
また、古くなったチェック柄のシャツを台所用のエプロンにしています。袖の部分を後ろでくくって襟部分と前布を裏に隠し、背中の部分がエプロンになります。皆に可愛いとほめてもらえます。そのうちにこのエプロンは１０ｃｍ角に切ってこの写真のエプロン用に貯めておきます。
筆の絵の具を拭く布が沢山必要なのですが、これは汚くなったタオルやＴシャツを２０ｃｍ角に切って使っています。布たちは本望だと喜んでくれていると思います。
(〃∇〃)るん♪
あ、そうでした。変身した三蔵のことですが・・・
うつむき加減に三白眼で相手をチラチラ見ながら話す人でしたが、久しぶりに会った三蔵はまっすぐアタシの目を見ながら落ち着いた話し方をするようになっていました。
何が彼を変えたのか？不思議でした。
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2007/11/26 (Mon)
parlez 26
燃えよ！三蔵！
誰でも一度は同じ経験をしたことがあると思います。
三蔵は１８歳の彼女との馴れ初めを話してくれました。
彼女は毎晩のように三蔵のアパートにやってきて朝方まで居座ったそうです。
ワンルームの密室で２人は一体何をしていたのでしょう。
彼女とデートの約束をしていたのに、何時間待っても彼女が現れなかったそうです。心当たりの場所に行くと、彼女が長身の福山みたいなイケメンと楽しそうに話をしているのを見てしまったんです。傷ついた三蔵は、とりあえず誰にでもいいから激白したかったのではないかと思われます。
あんな男がいるのに、なんで僕のアパートに入り浸ったりするんでしょうか！
僕だって男です！僕に気があると思うのがフツーじゃーないですか！
僕は利用されただけなんですよっ！ひどいっ！
あんた、彼女がアパートに来たときにセックルしたの？
いあー、せめてＫＩＳＳくらいやったの？何してたん？あん？
やっていません・・・、
だって、彼女が、「時期がくるまで待ってね。」っていうんです。
道を歩くときも彼女から手をつないでくるんですよ！
嬉しくて手の平がギトギトだったし！
やるのよ！！嫌がるのはヤッテ！という意味なのよ！
そんなことをしたら、彼女に嫌われてしまうじゃないですか！
アフォーー！やれば二人の関係は変わるのよ！アバタもエクボっていうでしょ！
違う！それは違う！やりたいけど、やったらレイプになるでしょ！
そうなんですか。それでは、こうなったら福山か三蔵かどちらかを選んでもらえば良いと思います。
相手が福山では勝ち目がない！コロンやギャツビーしたけどかなわない！
それに彼女はもうすぐ岩手の実家に帰ってしまうんですよ！
じゃー！岩手へ行け！早いもの勝ちや！
親にあって結婚したいことを告げてこいや！
えー！結婚までは考えていません！無謀なことをいわないでくださいよ！
あんたね・・・、あの娘と結婚したくないの？この機会を無くすと生涯独身だよ？
それもそうですね・・・、じゃぁ、したいですっ！はい！
でそー！こうなったらダメモトでやってこい！
三蔵は岩手に行ったそうですが、その後、消息不明になりました。
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2007/11/28 (Wed)
parlez 2７
photo by lorita12345
宮沢三蔵
娘っこの実家は農家で、たまたま稲刈り時に岩手入りした三蔵は次の日からお百姓さんになったそうな。雨にもまけず、雪にもまけず、寒さにもまけず・・・
ああ、自然は素晴らしい。百姓は俺の天性だ！大根や芋の煮物なんて醤油味が少々濃いけどナチュラルなのさ。親たちは一人娘が婿養子を見つけてきたと上げ膳下げ膳でもてなしてくれる。年の差なんて関係ないわけで、むしろ結納金を積んで俺の滋賀の実家にお願いにいきますから！と言ってくれる。
小さいながらも会社を経営する親の跡継ぎの三蔵は苦労知らずのお坊ちゃま。
白魚のような手のピアノ弾きの男は果たして・・・
そして、冬。
相変わらず一人寝の三蔵は膝をかかえて長い長い冬を迎えたそうです。
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2007/11/29 (Thu)
parlez 28
photo by lorita12345
ああ無情・三蔵
三蔵の続きを書くつもりで、パソコンをＯＮにすると、ＢＢＳへ書き込みが一件ありました。過去日記に「あああ全集」を掲載しているのですが、この「あああ」からでした。
異国の地で頑張っている彼の近況を知り、嬉しくて、少し慌てています。
ロリタよ。落ち着いて。熱い番茶を飲みましょう・・・ふぅふぅ。
最近、神が手に降りてきたので４枚キャンバスを同時に制作しています。
アトリエというには相応しくない３畳半の小部屋です。もともとはクローゼット的な棚があったところで、以前はその前の半畳ほどの通路で描いていました。棚を取り外してアトリエにしたので使いやすくなり、素人アーティストには贅沢なスペースです。
壁という壁には下塗りをしたキャンバスをかけ、掲載写真は畳サイズの大きさのキャンバスの一部です。下書きは前回の日記「＠ｍ 布コレクション」に掲載しましたが、壁から下ろし、手作りイーゼルに動かすだけで重くてふらつきます。絵描きって体力がなくてはできませんね・・・
キャンバスが十分乾いていないと絵の具のダマができるので、加筆ができません。
１週間ほど放置していると自然に乾きますが、その間に別のキャンバスを交互に作業をする繰り返しです。たとえ何度も下描きをしていても、どうしても許せない変な部分がでてくるので、途中で肩の線や、手の角度を５度上向きにするなど、変えざるを得ないんです。
イスに座って修正中の手を見ていると、何気に三蔵のアカギレの手を想像しました。
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2007/12/1 (Sat)
parlez 29
photo by lorita12345
男三蔵
毎晩のように町のカラオケにいく歌手志願の娘は家出の常習犯でした。
キャバクラ嬢や、クラブでホステスをしたり、男性関係も半端ではなく、騙されても蹴飛ばされても男のために貢ぐような女でした。生活が苦しくなると帰省し、何をするでもなく実家に居座り、そして忽然と消える。そんな時に三蔵との出会いがあったようです。タバコを吸い続けるチェーンスモーカーで、そういえばアタシの家に来たときも、バッグからタバコを出そうとする彼女を三蔵が柔らかい口調で戒めていました。
彼女が重度の躁鬱病だということを三蔵はその頃から承知していたそうです。
彼女がすんなりと結婚を考え始めたのは、もしかしたら三蔵の優しさに触れたからかもしれません。これは三蔵との連絡が殆どなかったので筆者にはわかりません。
忘れた頃に届く時候の挨拶程度のメールで判断するしかないんです。
滋賀の実家の親が激怒し、穏便に事を進めることが肝要でした。
かといって、岩手の山村での暮らしは辛く、春を待つこともなく終わりました。
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2007/12/2 (Sun)
parlez 30
photo by lorita12345
THE 三蔵
大きいものを描いてると、３号サイズは実に気楽。エネルギーの消耗度がかなり違い苦しくないんです。とりあえず４枚を同時に描きはじめました。余分のキャンバスがないので明日にでも１ダース買って、下塗りを始めるつもりです。ジェッソで下地塗りをし、乾燥させ、サンドペーパーでツルツルに研磨します。これをやっておかないと最後まで苦労するんです。人生も同じかもしれません・・・
苦労と思っていては何も始められません。将棋の打ち方と似ているような気がします。幼児期から親に将棋を教え込まれ鍛えられていた小学２年生の姪に負けた時は、才能だけではなく、訓練と経験だと感じました。
三蔵のこれまでの恋愛はことごとく負に終わり、何度も痛い思いをした経験が彼に感情の柔軟性と労わりの気持ちを養ってくれたのかもしれません。人は負けることで逆に何か貴重なものを得ることがあるからです。どんな苦境にいても、彼は怯むことなく立ち向かい、世界で一番大切な人を守るでしょう。
農民になれなく、実家の親を説得もできない根性なしの三蔵は彼女と逃げました。
今は、三蔵は某事務所で職をみつけ、嫁はコンビニでバイトをしています。
そして、来春には子供が産まれるそうです。
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