夏前から肉屋のダイクに散髪を頼まれていたのですが、帰国やら何やらと多忙で忘れていました。安給料なので散髪代をケチッているようです。髪が伸びて不精にみえました。浴室にてちくちくするから、パンツも全部脱いでね!(^-^)ニコさすがに23歳の男の子は恥ずかしいようです。黒のゴミ袋に穴を1個あけて、すっぽり被ってもらいました。バリカンに電源をいれると、なぜか、ギョッ!としています。ハ、ハサミはないんですか?!そんなもんありません。当家はバリカンだけなのさ。コエエェェ(´д`)ェェエエエふんふん♪なるほど。シャギーがいれてあるわね。OK。シャギーで誤魔化すなら、こちらもシャギーだ。ぶーーん。ぶーーん。ドンドン剃りあげました。あれ?左が長い?OK。切ろう。今度は右が短かすぎた?ま、いっか。どうせダイクは近眼だし。わからないわよ。きゃー。可愛いぃぃ!綺麗にできたわよ!ほらぁ。ドレドレ、眼鏡を・・・・・・・・・・・鋭い奴 (*´σー`)ふっ
photo by lorita12345Mrs.Tyler月初めなので、午前9時にアップタウンの銀行へでかけました。リタイアまで働くだろう窓口の女性達にチアバタを差し入れると大喜びです。さて、電信振込送金などは窓口ではなく、電話、ファックス、メールで行っています。オンラインも可能なのですが、信用できないので、アナログを優先しています。担当さんは、Mrs.Taylerという女性で、顔を知らないで何年も月日が経っていました。岡山からも無理をお願いしたので、お礼と挨拶がてら彼女の階に行きました。日本からのお土産がないので同じくチアバタです。(Ref:Youtube"NY,SOHO, 6AM")受付で彼女を呼んでもらい、広い受付ロビーのカウチに座って見渡すと、飲み物の部屋を見つけました。受付嬢に無料?と聞くと、「YES」朝のコーヒーを飲んでいなかったのでラッキー。ららら〜♪ロビー嬢がお客様はあちらです。と、言っているのが聞こえました。コーヒーを飲みながらヌゥと顔をだすと、一瞬固まりました。あらまぁ。スリムでオサレな美人が微笑んでいるではありませんか。(電話の声とは印象が違う・・・)低音で落ち着いた話し方でいらっしゃるので、さぞかし・・・と、想像していました。そ〜なんですの。これがアタクシざますよ;;(´0ノ`;)オーホッホ!!
photo by lorita12345あさのあつここちらの生活リズムにも慣れ、枕元で本を読む余裕ができました。数ヶ月ぶりに文芸春秋を読んでいます。政治部屋のユキタカ氏に、愛読書は何ですか?と問われ、文芸春秋と答えました。小生も購読します。と言っていたユキタカさん。その後いかがお過ごしなのでしょう。さて、文芸春秋は日系の食料品屋サンで買っています。16ドルです。船木さんが先ず読みます。待ちきれなくて、船木さんの部屋が暗くなった頃、懐中電灯で船木さんの枕元の文芸春秋をコッソリ自室に持っていきます。朝になれば、いつのまにかアタシの枕元から本が消えていますが・・・ベッドに転がって、エビになり、まずはパラパラとページを。冬は毛糸の指あきの手袋をして、布団を頭まで被って読んでいます。あさのあつこ(敬称略)の随筆を一番に読み、次は延々と続いている"昭和天皇"。渡辺淳一の官能小説が掲載されているんですね。知りませんでした。大半が民主党の記事なので数行で睡魔がやってきます。眠れない方にお勧めです。みなさん。こんにちは。あさのあつこです。"あさのあつこ"の柔らかい文体に魅せられながら、いつものことながら文章がうまい人だと感心します。子供の頃、亡き母がいつも言っていました。文章は簡潔に無駄を省き、簡潔にするためにあれやこれやと思考します。数十年後のアタシは、蛇足だらけの文を綴っていて、母の遺言は生かされていないようです。
音量を調節してご覧ください。Manhattan Story 1
photo by lorita12345もえぎいろ家の中が寒いので、慌てて夏物の整理をしました。冬物の衣替えができたので、厚着をして出かけました。ところが、外は真夏日。インディアンサマーに間違いありません。でかけた先のトイレで、ジャケットの下の汗だくのセータを脱いだのですが、ブラをつけていなく、Tシャツ姿になるのが少し不安でした。仕方がないので、Tシャツの上にウールのジャケットを着て我慢しました。帰路、14丁目の青空市場に寄りましたが、いつものヒラメが売り切れで、マグロ、貝柱、イカを買いました。今夜はマグロとイカ素麺です。近所の車の修理屋サンの近くまで帰ってくると、萌黄色のスーツの紳士が黄色のスクーターに座り、シガーを吸っていました。通り過ぎようとしたら、スクーターに腰をかけた紳士が、「今日は暑いですね」優しい笑顔で声をかけてきました。ヌルヌルの生魚をみせると、気味悪そうに、「オーマイガッド!」刺身の調理方法を説明してから、携帯で撮影させてもらいました。ちなみに、スクーターの白いドット(水玉)は自分で描いたそうです。
scanned by lorita12345チーちゃん本日、チーちゃんから結婚のカードを受け取りました。美大を卒業した後、実家に帰ったチーちゃんは数年後に幼馴染と結婚をしました。花婿が幼馴染とはいえ、一人娘を嫁に出した父親の気持ちを想像しています。彼女がブログを立ち上げたので時々こっそり見に行っていました。絵具やキャンバスの作り方を試行錯誤する日常が綴ってありました。チーちゃんのブログにレスをするのは顔文字をたくさん使う父親のみです。一昨年の夏、チーちゃんの実家の夏祭りに行きました。穏やかで色白のお父様と初めてお会いしましたが、顔文字の印象が強く、紳士的な会話をされても、ブログの可愛い顔文字を思い出してしまいました。父親似の美系でノッポのチーちゃんが、人々で混雑する駅でひときわ目立ち、お父さんの自慢の娘だと感じました。
photo by lorita12345BBS「群青色」 by Freedom氏先週の日曜。久しぶりに、わたしのリラクゼーションスポットである某温泉に行ってきました。疲れたときは、ここに限ります。群青色の海を眺めながら、ボーっと露天の瓶型の湯船に浸かっていると、とても幸福な気持になります。美術の専門家のろりたさんには、群青色ってわかりますよね。最近あまり使わない色言葉なので、若い人に言うと、それどんな色ですか?って聞かれました。あは。フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」のターバンの色がそうではないかと思うのですが。それに、ウルトラマリンブルーもそうだと思いますね。熊野灘、まさにウルトラマリンです。「群青色。読めませんでした」 by lorita12345で、グリコ先生に聞きましたです。群青色(ぐんじょういろ)でした。良く使う言葉ですが、漢字では知りませんでした。国防色というのもありますね。いわゆる迷彩色?あるいは、カーキ色?違うかもしれませんが。^^;ところで、誰かが、群青色は、グレーに近いものだと言っていますが、ウルトラマリンですね!^^「萌黄色」 by 名無子氏 tincoさんのログの色。それが萌黄色だと思います。国防色まさにその萌黄色でしょう。雑学知識の横入り失礼 「おそれいります」 by lorita12345ご丁寧なご説明(URL含)をありがとうございます。ところで、基本的にモエギイロは好きな色でして、気がつけば、萌黄色の衣服が多くなっています。汚れが目立たないだけではなく、実はオサレな色合いなんです。白い肌にも、黄色の肌にも似合います。「きみたち!」 by Freedom氏わたしの数少ない、リラクゼーションスポットの某温泉の露天風呂に身を委ねて、群青色の熊野灘の悠久のうねりを眺めながら、世俗を忘れた余韻に浸っているというのに・・・国防色だの、迷彩色だの、カーキ色だの、萌葱色だの、グレー?なに?それ。全員失格! (笑)
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photo by lorita12345わーいイラレの助言をくれるリュウ達に焼肉をご馳走することにしました。パウンドで9.9ドルの肉が、安売りの日は6.6ドルになるんです。細切れのカルビー肉、味なしの細切れ肉、そしてタレに漬け込んだ細切れ肉。部屋が焼肉の煙と臭いで充満し、食べろー!と気合をいれて焼き続けました。肉に没頭していたので、インゲンサラダを出すのを忘れました。><。皆が去った後、煙と臭いが凄まじくて眠れない?心配ご無用。もちろん爆睡です。朝は焼肉の臭いで目覚め、むぅ。部屋を見回しながらトーストを齧りました。うーむ・・・、それにしても、凄い臭い。床もなにもかもが、肉脂でギトギトしているような。すべての窓を全開し、いつものようにパソコンに向かいました。窓からの爽やかな風が微妙に冷たく感じられます。指先が冷たい・・・カチャうわっ!暖房が作動をはじめた!!!いよいよNYは冬です。ご自愛ください。
photo by lorita1234569 x √2 ÷√5=? 洗面用のシンクの水はけが悪いので、壊れるのを覚悟して掃除しました。ドレイン(管)を全部外し、何か詰っていないか確認したのですが分かりません。床に埋め込んである管に問題があるのでは、と諦めかけたその時。U字型のドレイン管と一体化している墨のような付着物を発見しました。指を入れて突っつくと、ヌルヌルした付着物がドンドン伸びて紐状になりました。汚いから捨てろ!といわれましてもね。ここのところは原因を追究しませんと・・・。とりあえず付着物をザルに貯めました。海底5万マイルの発掘調査のエキスパートのように、汚れを水で洗い落とした後、ピンセットでペーパーに並べ、1つずつドライヤーで乾かしました。検証結果右側の紐状は、歯磨き時のデンタルフロスでした。なぜにデンタルフロスが貯まっていたのかワケワカメ。歴史を感じるデンタルフロスの残骸です。左側の紙状の物質については、未だに何なのか分かりません。ドル札?まさかね・・・
音量を調節してご覧ください。Manhattan Story 3街中がバイクの音で五月蝿いので外に出ました。そこらじゅうにハーレーが走っていました。OK!撮影シル!デジカメを手にドライバー達が屯す場所に走りました。カメラを向けると、全員から、NO THANKS!!!怒鳴られるのを覚悟して別の場所に屯すNewJersey軍団に恐々声をかけました。1人の大男が愛車のハーレーの傍らで質問にボソボソと小声で答えてくれ、ニイハオと挨拶をしながら、陽気に腕の刺青をみせてくれるバイカーがいたり、「撮影してくれて、ありがとう」という心優しい人もいました。今にも走りだしそうなバイクの撮影では、船木さんが撮影するアタシの右肩を支え、決死の覚悟と根性と気合で撮影しました。先ずは成功のyoutubeをご覧ください。
photo by lorita12345ふぅ・・・ただいま修正中です。お客様の居間にかけてあった少女の油絵です。目の下のクマが気になると仰るのですが、クマだけではなく全体に変です。心中穏やかではなく、寝ても覚めても気になり、冬まで貸りることにしました。原画を撮影し、サンドペーパーで絵具のダマを除去して、作業を開始しました。まず顔全体が貧相なので、ふっくらさせました。首幅も太くしました。目のクマどころか、目の位置も変。両目の幅を広げました。当然、耳の位置も、額の幅も変。前髪の幅も微妙。肩も変。服の柄と色がボリュームが足りなくて面白くありません。基本のピンク色と背景の濃い緑色は保つことにしました。乾いては描き、描いては乾かし。根気よく作業を続けています。工程を撮影して、原画の写真と見比べると、完璧に違う絵になりました。ヽ(。_°)ノありょ〜
photo by Mr.Ftime is now渡米してベッドを買った経験がなく、枠からすべて材木で作りました。マットはスポンジの専門店で買いましたが、長く使っている間に凹凸が生じ、寝返りの度に凹部分を避ける癖がついてしまいました。もはや限界です。チャイナタウンの店に買いに行くと、暗い店内はあの頃とまったく変わらず、スポンジとホースのみを売るこんな店が、生き残っているのが不思議です。すっかり年老いた店長が、「車でもって帰るの?」「いえ。ハンディです」ぐるぐるにテープを巻き、手提げのハンドルをつけてくれました。ソーホーは相変わらず着飾った観光客で溢れています。穴のあいた靴を履いたニューヨーカーは、階段に座って休憩しました。
photo by lorita12345眠れる美女ベッドのマットが新しくなり、嬉しくて、眠くもないのに早めに就寝しました。新しいものは快適だわ〜♪マット屋さんの座布団サイズのサンプルに何度も座って試しました。1番安いものが硬くて丈夫そうです。2番目になると弾力がありますが、価格は100ドルアップです。考えた末、硬くて長持ちしそうな1番安いマットを選びました。店長に、これをベッドに使うんだけど、硬すぎない?使っているうちに柔らかくなるよさて、裁断寸前に店長が問いました。本当にこんなに硬いので良いんだね?あんたね・・・言うことが違う・・・コンクリートの上で寝ているような悪夢にうなされ、今朝は目覚めが悪いです。
photo by lorita12345lorita12345ストリートシンガー3人組の歌を聴き、彼らのCDを10ドルで買い、地面においてある帳面にサインを。lorita12345。雨が強くなって、船木さんが濡れ鼠で帰宅。花を買おうと思ったけど、この雨だろ。ごめんななんで?花?誕生日だろ・・・ロングスカートを勇気をだして超ミニのチュチュに描き直しています。アタシにしては珍しく高価なカドミゥムレッドで背景を。10月24日はアタスの誕生日なんだ・・・完璧に忘れてた。住人のゲーリーがサンドイッチをくれたので、サンドイッチで誕生日を祝います。photo by lorita12345ゲーリーの嫁が作ったサンドイッチと、スープです。温かいうちにどうぞ。午後5時過ぎから早い夕食です。塩っぽ。胸焼けがします・・・1番安くて、量があり、長持ちする白の紫陽花は、船木さんが雨の中を慌てて買ってきてくれたものです。
音量を調節してご覧ください。Manhattan Story 4
photo by lorita12345J Train大阪の画廊主・M氏達と夏ぶりにNYで再会しました。Welcome NY。夕方、連れ立ってブルックリン住みのリュウのロフトを訪ねました。深夜、ガランとしたホームでマンハッタン行きのJ列車を待ちながら、真夜中の電車なんて何年ぶりのことか、過去が走馬灯のごとく蘇りました。この日のことも、そのうちに懐かしい思い出になるのでしょう。J・ニコルソンの映画「恋愛小説家」の中に、ブルックリン住みのウェイトレスが夜行バスでマンハッタンのJNが演じる小説家のアパートに向かう場面があります。バス内の不安気な女主人公の姿とイーストリバー上を走るバスが哀しげでした。
photo by TJJジャスパー 老けた・・・船木さん。お誕生日おめでとう
Feng Zheng Jieふむ・・・これが・・・ええの?まじで・・・宋、元、明などより、ラストエンペラーの清時代の美術品がもてはやされる昨今。写真のような中国現代アーティスト達の作品が高値で売れています。こんな絵のどこが良いのか、まったく理解できません。ところで、先日散髪してあげた肉屋のダイクが髪を切って欲しいそうです。最近、少し多忙にしているので時間がなく、出社前に来るようにいいました。前日は午前5時まで作業をしてしまい、睡眠3時間中にブザーが鳴りました。「すいませんね」。申し訳なさそうに、照れることなく、服を脱ぎ、薄い胸のアバラ骨と真っ赤なブリーフ姿になりました。いつもの黒いナイロン袋に穴をあけて被り、イスに座って注文をつけます。半分寝ていましたが、バリカンを手にするとバッチリ目覚めました。簡単にスパッと剃り上げたので、コーヒーを一緒に。ダイクは12月で肉屋をやめ、単位を取得するべく学生に戻るそうです。仕事の後は、親切なアメリカ人の家で英語の勉強をしているとか。これがアメリカ人(50歳代、バツイチ男性)の家の中です。携帯で撮影した写真をみせてくれました。w(゜∇゜〃)wうわっ!! こ!これは!Feng Zheng Jie, Yue Minjun, Zhang Xiaogangなどが壁にかけてあります。すごい中国現代アートのコレクションではありませんか!彼の家で僕がすき焼きを作るので一緒にいきませんか?もちろーーーん!いくわ!肉でもネギでも焼くわよ!(´0ノ`*)オーホッホ!!
Cindy Sherman8 AMホテルでスーツケースの鍵をなくしたという大阪の画廊主M氏。飛行場ですったもんだして無事に出国できたのでしょうか。アタシは夜9時に帰宅し、お湯に浸かってウトウト。パソコンをオンにする気持ちになれず、仕上げのヴァニッシュ液のシンナー臭さも気にならず、ハローウィーンで外を練り歩く人々の声を遠くに聞きながら、深い眠りにつきました。午前7時の日曜日です。硬いベッドで9時間も眠りました。実際の時間は午前6時。真夜中に冬時間に変わったようです。脚立をもって家中の時計を冬時間に変更しました。これは、シンディー・シャーマンの初期の作品です。渡米した頃、彼女の写真に衝撃を受けたものです。その後、写真家の森村などがシンディの模倣としか思えない作品で発表しています。やったもの勝ちというか、先駆けのシンディの偉業は評価に値します。午前8時になりました。仕事を開始します。
by lorita12345Short Trip2年ぶりにコネチカット州(CT)のゲイリーのオフィスを訪ねました。ゲイリー家は典型的なWASPで、テキサスからCTに移り住んだ人々です。NYのグランドセントラル駅からメトロライナー列車に乗り、約3時間でYALE大学のNEW HEAVEN駅に到着します。手前の駅で下車をし、タクシーに乗りました。昔はタクシーなんてまばらで、数人の客で乗り合ったものです。タクシーでハイウェイを北上すると、風景が初秋から晩秋に変わります。ゲイリーの巨大な倉庫に到着する頃は、冬時間のためか既に夕闇が迫っていました。セントバーナードの老犬ハンクが尾を振って出迎えてくれ、ゲイリーも嫁のキャサリンも太り、CT生活に慣れたようです。
Peter DoigMadam K大阪のM氏と前後してマダムKがアップタウンのホテルにチェックイン。旅の疲れがあるはずなのに、ダウンタウンまでタクシーで訪ねてくれました。もしかしたら、彼女は地下鉄に一度も乗ったことがないのかもしれません。黒のカシミアのロングコートを優雅にイスに置き、淡いベージュ色のカシミアのアンサンブルセーターに黒のスカート。相変わらず卒のない装いです。NYは肌寒いですねエルメスのロングのスカーフを彼女の細い肩に楚々と羽織りました。食材がなくて、簡単なパスタで地味な夕食を。1ダース買っていたワインがすべてなくなっていたので、シシリアン産の白ワインを。肉屋のダイクが美味しいワインだと薦めてくれたものですが、まずかった・・・彼女の会話にはいつも閃きと輝きがあり、日記では結構使わせてもらっています。翌日がCTへの出張だったので、あの時の言葉をうっかり忘れてしまいました。( ̄^ ̄;)うーん 思い出せない。画像は、今回マダムに教えてもらった作家・Peter Doigの作品です。物語性のある絵を描く人だそうで、インスピレーションをもらいました。旅先でも郵便局で長い列で待っている間でも構想を練っています。
Elizabeth Payton松井MVPヤンキースの松井がホームランとヒットの連発でチームに優勝を導きました。ヤンキーススタジアムでトロフィー授与の授賞式があり、同時にMost Valuable Player(MVP)の称号を得た松井の快挙に祝杯を。今朝のヤンキースのパレードには寒くて行きませんでしたが、自宅のTVでパレードの光景を動画で撮影しました。いち早くYoutubeにアップしようと思いましたが、仕事ででかけます。ε=ε=ε=ε=ε=(o゜ー゜)oフ゛ーン!!
photo by lorita12345Madison Avenueロリさんのイメージのケーキにしましたわ。マダムKが持ってきてくれたいつものマディソンAvenueのケーキです。アップタウンのMr.アップタウン、K氏からは高級な焼酎をいただきました。ご紹介くださったマダムに感謝しています。マダムKからいただく高級ワインには、オレンジのテープを貼り、日付を書いて保存。今回は間違えて開けてしまい、ホテルにチェックインをした直子が夕食にジョインし、おい、味わって飲んでるの?2本目のワインも一人で水のように飲んでいました。3本目は冷蔵庫の料理用のワインを美味しいと言い、軽く飲み干す直子です。というか、以前"超美味しいというワイン"を買ってきましたが、"超不味かった"です。Mr.アップタウンから頂戴した焼酎は棚の奥深くに隠しました。直子君、飲みたければ自分で買ってきてください。岡山からの客人、商業デザイナーのダイスケ氏が珍しく飲んでいます。船木さんの勧めで10日間NYに滞在し、船木さんについて歩き回っています。目的をもって渡米したダイスケと、ただNYが好きだからと言う直子とは大違いです。殆ど飲まないダイスケは、昨夜は飲酒のせいで一睡もできなかったとか。船木さんの推奨、「竜馬がいく(一巻)」を朝まで読んでいたそうです。いるかいないか分からない性格の彼と船木さんは気が合うようです。
photo by lorita12345ダイスケ・1泊り客のダイスケと2人でスーパーに買い物に行こうと階段を下りていると、突然背後からドスン!と鈍い音がしました。ダイスケがコンクリートの階段を踏み外し転倒しました。腰をかなり打ち、ショックのためか眩暈がするそうで、顔面蒼白です。お洒落感覚で写真のブーツを履いてNYにやってきたのですが、スニーカーのような軽い靴を事前にすすめるべきでした。その後、ダイスケは夕食のカレーライスを食べないで眠ってしまいました。真夜中に「おシッコ・・・」。右の腰を摩りながら蒼い顔をして起きてきました。額にじっとりと脂汗をかき、体調が尋常ではないようです。こんな時間だからね。緊急病院しかやってないと思うよ。おーし!救急車で病院に行こう!きっと手術だね! (´ー`)vダイスケの不安気な顔をみて、少し言い過ぎたと反省しました。船木さんを叩き起こし、PCで応急処置の方法を調べてもらいました。ついでに、日本の外科医に国際電話をすると、船木さんはダラダラと時候の挨拶をしています。結局、ヒビがはいっているかもしれないが、命には別状ない。とのことでした。とりあえず朝1番にいつものヤブ医者に行くことにしました。安心したダイスケは夕食のカレーライスを軽く平らげ、おかわりをしました。生理痛用の痛み止め・タイネノールを服用すると痛みが和らいだようです。ベッドの下の床に毛布を敷いて仮寝具を作り、歩行用の杖を棒切れで作りました。午前2時。就寝。
photo by lorita12345ダイスケ・2ちなみに、もし骨折かヒビとなれば、間違いなく入院です。病院で旅券などを提示しなくてはならないので事前に準備をしました。ダイスケの寝室にはいると、この世のものと思えないほどの散らかりようで、旅券などの保管場所を居間にいるダイスケに聞くのですが、激痛で声がでません。スーツケースの中は服や下着やワケワカランアイテムで混ぜご飯状態です。本人も所在が分からないのではないかと疑いました。まず、スーツケースを寝室からひっぱりだし、本人の前で整理することにしました。汚れた下着などを洗濯機にいれるように言っていたのに、新品も汚物も一緒です。洗濯物と綺麗なものを臭いを嗅いで分別すると、汚れ物が袋一杯になりました。わずか10日間のアメリカ生活なのに無駄に重い本が5冊もあります。意味不明の薄汚れた紙切れを捨てようとすると、「あ、それは必要なんで・・・」チョコレートを買ったレシートを捨てようとすると、「あ、いえ。それも記念なんで・・・」旅券、保険証書などがゴミの中からでてきたので、ビニール袋にいれ、洗面道具も一袋にまとめました。なぜかルーラー(巻尺)まであるのが不思議です。入院には洋服類は必要ないので、綺麗にたたんでスーツケースにいれました。これが整理後のスーツケースの証拠写真です。ロリタ君、完璧です!d(>∀< )
photo by lorita12345ダイスケ・3翌朝、ドクターにアポをとりました。診断の結果、レントゲンを撮る必要もない普通の打撲☆でした。ヤブ医者に高い薬を処方してもらいましたが、いつもの睡眠薬と思われます。安心したダイスケはお昼を食べ、薬を半錠飲むと睡魔が襲いました。夕方起きて、たっぷりの夕食を美味しいと言い、そのまま朝まで眠り続け、翌朝も爽やかな笑顔でソーセージと目玉焼きの朝食を軽く平らげました。彼にとって、見るもの聞くものすべてが刺激的なNY生活です。路上の屋台で1ドルのコーヒーを買い、ベーグルも、ピザも食べました。そして、滅多に経験できない病院体験もしました。ヽ(´▽`)ノわーい!わずか10日間の滞在で、実に凝縮したNY体験をしたことになります。ところで彼は便秘症だそうで、NYに来てから一度もウンコがでていませんでした。昨夜の激痛にもかかわらず、ショックのお陰で沢山のウンコがでたそうです。便秘の解消方法には、ショック治療がベストである事がこれで証明されました。NY滞在時間が少なくなり、翌日から船木さんについてでかけています。腰を抑えても無駄なのに、何をするにも腰を右手で支える癖がつきました。杖は存在感もなく忘れられ、上下につけた滑り止めのテープをはずした後、他の材木達の中に埋もれてしまいました。撮影しておけば良かったと悔やまれます。ちなみに、ダイスケが履いているスニーカーは船木さんの新品の靴です。2足買えば1足は半額という魅力的なキャッチで買ったものです。船木さんは騙されているとダダをこねたのですが、アタシがほぼ強制的に、「買え!」と店でゴネたので、渋々買ったものです。小柄の船木さんは末端肥大症で、大柄のダイスケの足にぴったりでした。NYの思い出として、ダイスケに進呈しました。
photo by lorita12345ダイスケ・4真摯な態度とチャーミングな笑顔の持ち主のダイスケ青年は、いつのまにか家族の静かなメンバーになっています。ダイスケがいない・・・と、振り向けば、船木さんの影武者のごとく背後にピタッとくっついています。ダミヤン・ハースト展をみたくて、岡山からわざわざ六本木に行った話など。穏やかに私見を朗々と述べ、訪ねてくる客人にも平静を装って対応してくれます。記憶力が異常に良く、船木さんの一言一句を聞き漏らさず見過ごさず、渡米の目的への気合の入れようが半端ではありません。日本では食事のナプキンを日常使いませんが、船木さんのように口を拭い、船木さんの真似をして灰皿の灰を吸殻で掃除し、3本目で捨てる癖がつきました。今夏、NYに発つ前夜、訪ねてきた若者達の中にダイスケがいたそうです。「NYに来るなら、今なら俺が面倒をみる」と、大ボラを吹いた船木さんです。渡米した船木さん宛に、ダイスケから丁寧なメールが何度も届きました。本当にお言葉に甘えてもよいのでありますか?君は1度も会ったことのない青年だが、世話を頼める?日記ネタがやってくるので、(^▽^)v もちろん。ノープロブレム。
photo by lorita12345ダイスケ・5K・MART(雑貨スーパー)にダイスケを誘いました。ギクッとした彼が10cm後ろに飛んだように感じました。腰の強打事件ではアタシが関与しているため、痛い衝撃を思い出したようです。所持金の少ない彼に安物売りのK・MARTを説明すると、神奈川に住んでいる弟の6ヶ月になる息子に子供服を買いたいそうです。子供用品も売っていますか?あったような?気がしたので、YESと答えると、じゃぁ、行ってみよっかな・・・今度は階段ではなくエレベーターを使いました。外にでると、雨がポツポツと降り始め、傘を取りに帰るのが面倒なので、彼に「フードをかぶって」と、言うと、僕は雨の似合う男なんですよ。もうすぐ帰国するのでNYが哀しんでいるんですね。(-。-)y-゜゜゜写真中央のグレーの建物がK・MARTです。撮影機材を肩にした美女をポカンと見つめること3分。我に返って振り向いた彼のニッと笑った顔がチャーミングでした。
photo by lorita12345ダイスケ・6「さくちゃん」とは、ダイスケの愛称だそうです。ごちゃごちゃのスーツケースの中から、この封筒を発見しました。本人に差し出すと、何なのか分からないと言います。戸惑っているダイスケを囲んで3人で封筒の中身を確認すると、お守り、妻の手描きの自画像らしきもの、日本円がでてきました。あまりに愛らしいので、ダイスケに無断で記念としてスキャンしました。打撲を告げたりすると、嫁が泣きながらNYに飛んでくると想像し、事故のことは帰国するまで伏せるよう、船木さんと2人でダイスケを説得しました。31歳のダイスケは、岡山の美術館の近くで画廊兼カフェを経営しています。商業デザイン畑の彼は、家具や店舗のデザインで活躍しています。嫁のハトちゃんは大学で講師をしながら夫を支える陶芸家です。学生時代に知り合った2人は、その後結婚をしました。目の前には田んぼの借家に住み、捨犬の愛犬と長閑な生活を送っています。誰にでも、このような愛を感じさせる生活模様があります。この封筒をみながら、会ったことのないハトちゃんへの思慕が深まりました。階段を落下した後で、ダイスケの第一声を忘れもしません。ロリさん!大丈夫ですか?!!自分より、他人を庇おうとする優しいダイスケです。明日は帰国という夜、お世話になりました。とかしこまって挨拶をするダイスケ。1月には岡山で再会できるのに、胸がキューンと痛くなりました。
photo by lorita12345G'dayこのところ小雨と曇り空が続いていましたが、今日は久しぶりに晴れました。こんな日は散髪日です。散髪しようと真っ裸になっていると、帰国したダイスケから国際電話がありました。その後、ダイスケからメールが毎日のように届いています。畳屋さんへお土産のチョコレートを持って行ってくれたり、放置している岡山の玄関に植えた“ワビスケ”の写真を撮影、送信してくれます。「仕事のできる人は、メールの返信と対応が速いよね」軽く言ったつもりの言葉を彼はきっちり覚えていました。COOL!ロリ板をいつも愛読してくださっている大阪の画廊主・M氏。本日の氏のメールから1部を抜粋します。ダイスケくんは良い体験をしていますね。全てを吸収しようとする姿勢がすごいです。M氏の10月の渡米、そして帰国。早いものですでに11月半ばです。現代アートフェア(東京)で超多忙のM氏からのメールを読みながら、“できる人は違う”と感じています。アタシもパソコンで仕事を片付けた後は、アトリエに籠っています。M氏のビビッドという言葉がヒントになり、イメージが沸きました。今、60号の双子少女の表情を変え、全体を描きかえています。Dearest my friends,Have a good day.