BBS DIARYLIBRARY 

ロリ〜タのひとりごと

2012/9/22 (Sat)  LINKER-13

lorita12345
Click! LINKER-11

photo by lorita12345

「LINKER-12」の日記は↑の画像をクリックしてください。



L I N K E R - 1 3




日記をダラダラと更新しているとアーカイブに移動する時期を逸してしまいました。
HP用ソフトを使えば簡単なのですが、Yahooのベーシックなタグ使用のHPなので、
余所見をしていると間違えて、修復に大変な時間を費やすことになります。

予想通り、オニギリのトップページが消えてしまいました。
諦らめが早い性分なので、そういう場合は中座して裏の小路にでて深呼吸。
緊張感のないアタシが悪いのよ。自業自得よ。叱責してもtoo late。
誰かさんに顔色を読まれないよう、ポーカーフェイスで作業を開始します。
数時間後。完成。トイレに駆け込んで用を足しました。まさに至福の時です。

やっと平穏な気持ちで新スレッドを始めることができます。
純文学でも三流小説でもない平凡な匿名日記です。最近は具体的な
方向に展開していますが、全貌を明かすには時期尚早と思っています。

この無料サイトが存在する限り、ロリータは永遠です。
アナタの記憶のどこかに潜ませてくれれば、パーフェクト。











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2012/9/24 (Mon)  LINKER-13-2

FUN


ceramics by Ryuichi Kakurezaki, collection of Mr. Funaki

3枚の招待状


7月。陶芸家の隠崎氏の運転で広島から岡山に帰る車中、
9月の倉敷でのプロジェクトに作品が間に合うのかしら?
他人事なのにお節介オバサンは少し心配していました。

当家にて深夜まで飄々と語る隠崎氏。これから長船の自宅に帰り、
明け方まで仕事をすると仰いました。僕の制作中の酷い姿などとても
他人にみせられるものではないですよ。彼の作家としての意気込みを
垣間見たような気がしました。さすがです。

9月某日。
広島の佐藤氏、イクコ社長、隠崎夫人から同じDMが3通届きました。
作品が手元にないので、DMからスキャンした作品をアップします。

9月22日。午後4時。オープニングです。
倉敷の展覧会場の工房IKUKOに行くと、画廊は客達で溢れ、
鯉江良二氏、内田鋼一氏、両氏の作品も売れていますが、
隠崎隆一氏の作品はほぼ完売状態。朝から人々が開廊を待ち
長蛇の列をなしたとか。初日で完売という巷の噂は本当でした。

カメラを忘れたアタシに向かってツーショットを撮りませんか?
被写体になることが殆どないので、まな板の上のドキドキ豚。
ドコモの携帯で船木さんがシャッターを押してくれました。
押せ押せモードのなにげに可愛いツーショット。大切にします。

K先生こと、隠崎先生。
初めて会った日から、
もうすぐ5年になります。









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2012/9/26 (Wed)  LINKER-13-3

shinichiro


photo by lorita12345

nice guy


プロジェクトが10日後になりました。

多くの写真家達に参考になればと資料を提示しても、
自分の世界に浸っているだけで関心がないようです。
瞳をキラキラ輝かせて食い入るようにみつめるシンちゃん。
彼の中で何かが始まろうとしています。










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2012/9/27 (Thu)  LINKER-13-4

good bye summer


photo by lorita12345

good bye summer


ビーチサンダルの紐部分がクッキリと残っています。
真夏のエメラルド色から落葉の色に塗り変えました。

今朝、海外の夢を見たような気がします。
NYではなく、ロンドンの飛行場でした。
なぜかNYの友美ちゃんが笑顔で手を振り、
側で青いブルゾンの青年が笑っていました。











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2012/9/28 (Fri)  LINKER-13-5

little girl runo


photo by lorita12345

interview


今日は新聞社のインタビューがあり、写真家、緑川洋一氏の長女、
瑞子さんに当家に来てもらい直接インタビューをお願いしました。

3歳の孫を預かっているの。一緒に連れて行っても良い?
(b´▽`)子供の世話は得意中の得意。アタシにお任せください。
とは言ったものの、当家には子供用の玩具なんてありません。
とりあえず、団子3兄弟、ブドウ、リンゴジュースでごまかしたのですが。

アンパンマンのぬいぐるみバッグの中からバナナジュースと
オニギリ型の煎餅を自分でとりだして、チューチュー、ポリポリ。


little girl runo


大人の会話に飽きたようなので、秘蔵の宮崎コレクションからトトロを。
自慢気にDVDコレクションをトランプのババ抜きのようにタラ〜ン。

彼女はポニョを抜き取りました。 
エエェェ(´д`)ェェエエ うっそぉ。
トトロの方が良いよー。面白いよー。
楽しくてやめられないよー。

ううん。ポニョ。

あ、そう。

ポニョのお父さんは魔女よー。

ふーん。お母さんはなぁに?

お母さんも魔女よー。

あ、そう。汗。










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2012/9/29 (Sat)  LINKER-13-6

good bye summer


photo by lorita12345

new wave/past wave


梱包を解いたラウシェンバーグ。
倉庫は遠い。ましてや重すぎる。
船木さんと2人で気合で壁に掛けました。
これで震度7でも問題ありません。

ラウシェンバーグはNYの隣人の1人でした。他に、R.メイプルソープ、
キース・ヘーリング、J.M.バスキア、F.クレメンテ、S.キアなど多くの
作家たちがいます。が、多くはすでにこの世にはいません。

ボブの愛称で親しまれたラウシェンバーグは温厚な人でした。
彼がNYの自宅に帰るといつも友人達を招いて食事をしたものです。

生トリフはチョップではなく、薄くスライスしたものがベスト。
リゾットにおろし金でオカカのように薄くスライスしてください。
ありきたりのリゾットが5つ星レストランの味に変わります。
ボブのキッチンからレシピを盗んだ張本人はアタシです。











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2012/9/30 (Sun)  LINKER-13-7

japanese crab


photo by lorita12345

@ ¥400


週末の青空市場。

エビ、渡り蟹、伊勢エビなどが飛ぶように売れています。
台風の前日は主婦達が異常に買い占めをするようです。
水槽の中のカニが一杯400円。3杯で1000円。3杯買いました。

県美で開催中の現代アート展に広島のアートコレクターが来岡。
夕飯はカニをメイン料理にしようと考えましたが、台風を心配して
デザート用のチョコロールケーキとコーヒーで帰っていきました。

カニはロブスターと同じ調理法で7分茹でました。かなり大きいので、
ロブスターを食べる気分。黙々と食べる船木さんを覗くと、一言。
"美味いな!"。しかし、生きているカニでしたが、正直なところ、
下痢が心配でした。翌朝からパイ皮や、シューの下準備があるので、
お腹がイタイヨーなどと言っている余裕はありません。

翌朝7:07。定刻通りの排便。
いつもと同じ。完璧です。ヽ(・Θ・)ノ











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2012/10/1 (Mon)  LINKER-13-8

Mr. funaki collection


photo by lorita12345

autumn collection


昨夜は台風が去り、岡山の夜空に中秋の名月がみえました。

月が東から西に移動する間、何度も撮影を試みました。
蒜山さんのブログの月はクレーターまで撮れています。
説明書を読みながら四苦八苦しているとバッテリーが切れ、
充電まで相当の時間が・・・。言い訳をして撮影を諦めました。

今日は10月1日。
船木さんとアタシの誕生日は10月。
神無月のプリンスとプリンセスです。

星座は?と問われれば、
他人様には言いにくいサソリ座です・・・。
サソリの毒を刺しあって生きてきた同志は、
毒の塊であります。エイッ!

さて、朝夕が急に冷え込んでまいりました。
まずは船木さんの衣類を秋物に替えましょう。
なぜかボーダー柄が多い・・・。










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2012/10/2 (Tue)  LINKER-13-9

pie


photo by lorita12345

preparation 1


料理は応用。繰り返すことでコツを知ります。
料理の本に書かれていない言葉は、"経験"です。

今、3枚目のパイ皮を焼いています。
型が1個しかないので、焼けたら放置して、
完璧に冷めるまで待ちます。

パイ皮は市販を使わず自家製です。
丸型の縁の窪みは人差し指でつけました。
これが応用のコツです。

レモンの絞り器など必要ありません。
フォークの先で絞れば良いのです。
これも応用の一つです。









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2012/10/3 (Wed)  LINKER-13-10

pie


photo by lorita12345

preparation 2


NY生活で最も印象に残った映画は"バベットの晩餐会"。

味噌汁に出汁?ツレは不味い味噌汁を長い間耐えてくれました。
包丁の使い方も知らないかつてのお嬢様が偶然バベットを13CHで観て
激感動。すぐにビデオを買いました。ツレの呆れた顔をスルーして
繰り返し観たものです。

NY生活ではお客様に料理でもてなし、帰国してからも続けています。
金曜日はプロジェクトのオープニングです。沢山の来客を想像して
レシピを作成しました。これからバベットのように心をこめて作ります。

フルコースを出し終えたバベットがキッチンの片隅でシャンペンを飲む
場面があります。ワイングラスで水を飲む女が誰だかお分かりですね。










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2012/10/4 (Thu)  LINKER-13-11

staffed


photo by lorita12345

preparation 3


決戦前日になりました。

昨夜は女が将軍というアホな"大奥"のドラマを観てしまい、
アホなアタシは6時に起床。慌ててシカゴのTerryに連絡。中部は
午後5時前。ギリギリセーフ。真面目に対応してくれるので安心です。

さてと、今日の予定は1日中キッチンにひきこもります。
ミニシューが今回は膨らんでくれました。ラッキー。
残100個の卵を全部使う大イベントの始まりです。



staffed


photo by lorita12345


ゼラチン固めの術


ゼラチンが問題。(・Θ・;)
固まれば三角に切って完成!










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2012/10/7 (Sun)  LINKER-13-12

megumi


photo by lorita12345

relaxation


嵐の前の静けさです。

レセプションの料理が準備できました。
画像は休日を返上して朝から手伝いにきてくれたメグミちゃんです。
以前、彼女には書棚の整理を手伝って貰ったことがあります。
片付けが大好きという彼女。接客から台所まで完璧にやってくれました。

100人を軽く超える来客で、現場は大変な修羅場になりました。
背中をポンと叩いたのが大阪からかけつけてくれたアユミちゃん。
助っ人2人の見事な仕事ぶりに頭が下がる思いです。
心から感謝しています。ありがとうございました。









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2012/10/8 (Mon)  LINKER-13-13



photo by lorita12345


エビとクリームソースのシュー詰め。




photo by lorita12345

プチトマトのくり抜き寒天固め。カッテージチーズ詰め。



photo by lorita12345

エビのフリッター揚げにクリームソースでマリネイト



photo by lorita12345

前出のパイ皮を使ったキッシュ。キノコ〆。



photo by lorita12345

鶏肉の中心にアスパラとベイビーコーンを芯に巻き揚げ。

この他に、ローストビーフ、パテなどがあります。
皆様から山菜オコワのオニギリ、鶏肉のフライなどなど。
沢山の差し入れをいただきました。接客で忙しく、
撮影をする時間がありませんでした。








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2012/10/8 (Mon)  LINKER-13-14



photo by lorita12345

after the party


料理は楽しい。
集中、すなわち、Relaxation。
アートワークの一貫でもあります。
手料理を皆様が喜んでくだされば嬉しい。

本当は温かい料理を食べて欲しい。
そうもいかないのが立食パーティ。
思いつきで皿の隙間に金平糖を散らし、
殺風景な台にカラフルなドット柄の千代紙。
ランダムに散らせば気分が躍ります。

さて、いよいよ、
3週間のプロジェクトのはじまりです。









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2012/10/9 (Tue)  LINKER-13-15

ushimado beach


photo by lorita12345, galaxy sumson, "self portrait"

at beach


明日の出張前に髪を切るつもりが連休で定休日。
仕方がない。ハサミでチョキチョキ、シャギーシャギー。
知らない人が一瞬引くグレー髪は脱色ではなく天然です。
脱NY騒動でグレーがドッカーンと限りなく増えました。

今日は思い切って休みにして、瀬戸内海の牛窓へドライブ。
2人の若者が海水浴場で唇を青くして泳いでいるのを見て
間違いなく心臓麻痺。きっぱり泳ぐのを断念しました。

糸を垂れる釣人をみつめる船木さん。
大西洋で鯖や鮃を釣った昔が懐かしく、
近日釣竿を買うそうです。

さて、留守中の食事を用意しましょう。
留守番人には鍋一杯のカレーがベストです。









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2012/10/11 (Thu)  LINKER-13-16

peko-chan


photo by lorita12345

浦島花子の衝撃


スーパーでアンパンマンのバナナラテを探していると、
こんなドリンクを売っていました。1ダース買いました。
電車の中でミルキーをチューチュー飲む女。
怖いものがあるかも?でも(っ´∀`c) いい!

ミルキーは永遠のキャラクター。魅せられます。
著作権に問題がなければ描きたい衝動・・・












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2012/10/12 (Fri)  LINKER-13-17

Mr. Akimoto


photo by lorita12345



瀬戸内海の直島にベネッセ美術館があります。

創設者の福武氏のアドバイザーとして現在の偉大なコレクションを
構築した人が写真の秋元氏。現在は金澤21世紀美術館の館長です。

美術館のトップとして恐らく最も多忙な人だと思います。国内だけに留まらず、
世界中を飛び回り幅広く活躍されている秋元館長とは、幸運な事に5年前の
岡山プロジェクトで面識を得ました。

岡山県美での講演は満席で立ち見客がでるほどの人気。会場内は熱気に
包まれ内容の濃い講演でした。翌日、超多忙の館長が当家を訪ねてくれました。
金澤21世紀美術館を背負う館長は秒刻みのスケジュールのはずです。
氏の歯に衣を着せない一言一句を聞き漏らすわけにはまいりません。
出張をしている場合ではないので、即キャンセルをしました。

美術界のみではなく、日本経済など、あらゆるジャンルを把握し、真摯に
思考される人です。今後の日本美術が生き残れる方法は。世界に主張できる
ものが何であるか。朗々と述べられました。思わず両手を打ち、激しく同意。

彼が去った後、同席した瑞子さんが話してくれました。
当方でプロジェクト中の緑川洋一は瑞子さんの父君ですが、
緑川氏が亡くなった夜、秋元氏が駆けつけてくれたそうです。
彼の情を感じました。











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2012/10/13 (Sat)  LINKER-13-18

Yoko and Daniel


photo by lorita12345

Daniel and Yoko


階段の絵を、Ellsworth Kellyですね。
エート。どこかで会ったことがあるような。
あららん。NYチェルシーの画廊の人でした。










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2012/10/14 (Sun)  LINKER-13-19

okayama flea market


photo by lorita12345

Flea Market


懐かしい友人から「バスキア」についてのメール。
爆睡していたので遅ればせながら10時間後に返信しました。

***************************************

お元気で頑張っていらっしゃるようですね。
FBでは殆ど動きがないのでご多忙と想像しています。
レセプション料理はアート制作の気分で作りました。
いつか食べて欲しいです。^^

昨日は11時の仕事前に岡山城近くにある岡山神社の蚤の市にでかけました。
規模は小さいですが、NYの蚤の市と少し似ていてやっと巡り会えた気分です。
写真の鋳物の人魚と小便小僧のワインオープナーを値切って買いました。
記者の三宅氏と偶然鉢合わせ。当家でアメリカンスタイルの朝ごはんを
賑やかにいたしました。

ご質問のバスキアですが、彼については過去に何度かロリ板に書いています。
当方の隣に住み始めた頃の彼は既に有名作家で、コムデギャルソンを愛し、
白の上下をラフに着こなす姿は町内でも目立つ存在でした。

性格は寡黙な人でしたが、笑顔で会話のできるチャーミングな青年でした。
バスキアの死んだ場所は当家と隣接する2階建ての寝室。現在は和牛店に
なっています。最安価のミンチ肉で作ったハンバーグを覚えていますか?

黒人作家である彼には、ヒエラルキーの前に白人社会の中でのレイシャルな
問題もあり、オーバードーズが原因で急死した彼は薬を常用していたようです。
恐らく孤独感から逃れる苦悩の末であったのではないかと想像します。

アンディー・ウォーホールと交友関係があり、元々はアンディの写真用ラボ
でしたが、移り住んだバスキアが制作し名品がうまれた場所です。
しかし、ウォーホールが急死し、画廊との板挟みなどで不安感に悩まされ、
殺伐とした寂寥感の中で短い人生を終えた人です。

彼の死後、映画「バスキア」は彼の生き様が旨く表現されていると話題に
なりました。彼の友人関係などの登場人物はそっくりさん的な俳優を起用
しているとか。観ていませんが、悪評ではなかったのでお勧めします。

当家の居間の窓を開けると眼下に彼の建物の屋上があります。
死ぬ3日前、屋上で花火をあげていました。元気?と、声をかけると、
笑顔でOKと答えました。あれが、彼をみた最後の姿でした。










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2012/10/15 (Mon)  LINKER-13-20

accidental tourist


photo by lorita12345

accidental tourist


訪ねてくれた若い写真家に一眼レフで月撮影から露出の絞り方などを
教えて貰いましたが、一夜明けると情けないことに完璧に忘れています。
写真家にブログをみせると、知識なくして良く撮れたとものだと驚愕され、
持ち前の感覚が独特であるのが幸いでしたね。諂い、お茶を濁されました。

今日は神社の境内にある古い建物の画廊へ写真展を見に行ってきました。
暴漢に襲われた宇喜多城主が白狐に助けられたという昔話の神社です。

鳥居の前で女の子がウンコ座りをしていました。
あまりに可愛いのでチャリを放り出して撮影。
まるで幼少の頃にワープしたような気分でした。









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2012/10/18 (Thu)  LINKER-13-21

saku


photo by lorita12345,galaxy tab docomo

約 束


17日は船木さんの実家の秋祭りです。
ロリ板でお馴染みのサクが起業して1周年記念日。
偶然、船木さんの秋祭りの日と重なりました。

彼やスタッフ達がリニューアル作業で午前3時まで作業をしていましたが、
当日までに完成は厳しいと感じ、今年の祭は諦らめてほしいとサクを説得。
船木さんはサクと行くつもりだったので少し寂しそうでした。

事情があり、船木さんにとっては2年ぶりの祭りでした。何が面白いのか
皆目分からない太鼓台祭ですが、NYでは祭りのDVDを何度も観て興奮し、
10月の祭の時期を選んで帰国し、仕事より祭。そんなノー天気男でした。

ところが、サクが真顔で、「僕も祭りに行きます!」
来年もあるからと説得しましたが、頑なに言い張る若者でした。

早朝、今にも雨が降りだしそうな中、瀬戸大橋を渡り、実家に向かいました。
夕方のオープニングまでに岡山に帰らなくてはならなく、祭を楽しむのは
2時間しかありません。実家に到着すると雨がポツポツと降り始め、実家が
準備をしてくれた祭の衣装に着替えたサクをgalaxy tabで撮影しました。


saku


神輿を担ぐ人々との酒盛りです。
船木村の長老達から兄弟仁義の盃を頂戴するサク。
サクの右手の左巻き旋毛男が長老の1人、船木さんです。









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2012/10/19 (Fri)  LINKER-13-22

festival 2008



unexpected weather


祭のあっぱれ秋晴れの画像です。

しかし、今年は最悪の雨天になりました。
7000万円の神輿はナイロンで覆われ、
参加者達に雨合羽が配布されました。

saku(center)


photo by lorita12345


雨に打たれてルンルン♪のような可愛気なものではなく、天と地が
引っくり返ったような土砂降りの雨を誰も予想していませんでした。
"滝修行なり。" バシャバシャと水飛沫をあげて泥濘の中を歩きました。

予期せぬことがもう一つありました。

"現場にいます!"東京のマダムKからメールがはいりました。
船木さんは、"では!現地で!" 最悪の天候を予想しないまま返信。
過去に経験のない非情な豪雨の中で彼女との再会は不可能でした。
結局、後ろ髪を引かれる思いで、怪我を心配する義姉の迎えの車に乗り、
現場を去らざるを得ませんでした。

翌日、東京に帰ったマダムKからのメールには、あの最悪の天候の中、
まるで恋人を探すような気持ちで泥水の中を探し回ってくれたそうです。
本当に申し訳なく思っています。

さて、岡山の家の玄関に3:30pmに帰りますと貼り紙を残してでかけたのですが、
サクの提案で丸亀で四国名物の並サイズ170円のかけうどんを食べました。
再び高速を走り、1時間遅れで岡山に到着。7時のオープン準備で混乱する
サクの店の前で彼を降ろし急いで帰宅。シャッターをガラガラとあげて、

show time!











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2012/10/21 (Sun)  LINKER-13-23

Mr. Oka Kenta

photo by lorita12345

おかけんたさん


吉本新喜劇で吉本百年物語に出演中のおかけんたさんから電話がありました。
劇場の休みは今日しかないので、新大阪駅から岡山に向かいます。とのこと。

本業の芸人さんの他、現代アートのコレクター、コメンテイター、パネリストなど。
幅広い活躍をしている人です。うわぁ、吉本の芸人さんでは?来客者達に
気持ちよく撮影に応じてくれるおかけんたさんです。

夕食は王将の餃子でという船木さんを制して、駅前のホルモンやさんに。
岡山生活に慣れ体重が日毎に増えています。69キロの目標が軽く崩れ、
現在73キロの記録です!シコを踏んでドスコイ!

カボスサワーはおかけんたさん。船木さんはナマチュー。アタシはマッコリ。
キャベツをたらふく食べて栄光の69キロを目指そう!(`o´)ノォゥ!!










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2012/10/23 (Tue)  LINKER-13-24

Ms. Okano

photo by lorita12345

おかのさん


岡山というところにはこんな行動力のある女性がいました。
もしかしたら岡山で最も活動している人かもしれません。
年配の女性と想像していたのですが意外にも若い人でした。
お金はありません。彼女の素直な返答に魅せられます。
やり方次第で物凄く伸びる人だと感じました。

度々訪ねてくれる写真オタクの男性がいます。
休憩感覚で体験談を話すと、目を輝かせて聞き入ります。
面白い?と訊ねると、身を乗り出して、「超面白いです!」

船木さんが書棚から写真の本を選んで彼に見せました。
読み終えると次の本を。彼は食い入るように写真集を読み続け、
何時間も飽きることがありませんでした。英語の解説も読んでる?
写真だけを見ています。と仰った。( ▽ ;)!

3ヶ月後に渡仏するので、「おかのさん」の企画の一つでもある
フランス語のレッスンをアン・ドゥ・トロワと受けているそうです。
ここでも「おかのさん」の名前がでました。











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2012/10/24 (Wed)  LINKER-13-25

Liza

photo by lorita12345

Liza


雨合羽姿のパリの国立図書館の学芸員、リザ女史です。
緑川洋一の戦後の作品を見るために遠方から岡山を訪ねてくれました。
写真のプロである女史から専門的な助言をいただき幸運です。
横浜美術館に向かう女史に船木さんの実家のミカンを手渡すと大喜び。
merci mon amie

NYと岡山を何度も往復して、年2度のプロジェクトを企画していますが、
10月5日から始めたプロジェクトが28日で終了します。本来なら期間中に
次の企画を練るべきなのですが、未だ具体的に考えていません。さて、
プロジェクトが先か、ブログが先か。不本意にも同時平衡で継続します。










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2012/10/25 (Thu)  LINKER-13-26

Midorikawa Yoichi

copyright Midorikawa Yoichi, circa 1950

Named ROLLEIFLEX


植田正治(左)、土門拳(中央)を緑川洋一が撮影。
土門拳のカメラはROLLEIFLEX.


Rolleiflex

photo by lorita12345


ROLEIFLEXの話をしていると、
同席の女性写真家がカバンから。
MINOLTA AUTOCODE!

Rolleiflex

photo by lorita12345


(゜ロ゜)カ゛ーン!!!











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2012/10/27 (Sat)  LINKER-13-27

zashiki waraji

photo by lorita12345

座敷わらじ


午前5時。グラグラッと揺れて目が覚めました。
地震だー!叫んで船木さんの部屋に。ベッドにいません。

ぎょっ!居間のイスで布団を巻いて爆睡する男が!
なんと男の座敷わらじでした。コワーー!

さて、今夜は午前0時からロンドンと仕事をします。
明日は女の座敷わらじが寝ているでしょう。











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2012/10/29 (Mon)  LINKER-13-28

all that jazz

photo by lorita12345

7人衆


秋のプロジェクトを無事に終了しました。
終了間際に写真家のグループ七人衆が、
展覧会のDMを持って挨拶に来られました。

過去の経験で最終日の来客は期待できないというジンクスがありましたが、
入れ替わり立ち替わりお客様が来てくださり、多忙な一日になりました。
近所にお住まいの奥様、寿子さんが率先してお茶出しをしてくださり、
心から感謝しています。

岡山を終の棲家と決めたのが6年前。家の契約を済ませてNYに向かう
船木さんを岡山駅に見送った後、アタシは岡山に居残り、次のアポで
ローカル線に乗り換えなくてはなりませんでした。

急いで駅の階段を降りていると、ウッカリ足を踏み外してしまいました。
足の踝を骨折したと感じながら、階段に蹲り激痛に耐えました。
人々は哀れな女に見向きもせず急ぎ足で無言で通り過ぎていきます。
電話をしたくても、あの頃はまだ岡山に知人がいませんでした。
店で杖を探しましたがみつからず、快晴なのに傘を買い杖にしました。

ローカル線に乗ったものの満席。激痛で脂汗を流す女に男性がスッと
立ち上がり、どうぞと席を譲ってくれました。嬉しくて思わず泣きそうでした。

日本語の通じる母国にいるのに自分はまだゼロ地点にいる異邦人。
6年の歳月が過ぎた今、電話ができる友人や仲間達ができました。











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2012/10/30 (Tue)  LINKER-13-29

dearest friends

photo by lorita12345

ぺんぎん夫婦の作り方


サソリ座の2人が誕生日を迎えた事を日記に書きましたが、
完璧に忘れていた船木さんが気の毒すぎて日記を削除しました。

誰も知らない誕生日だったのに、瑞子さんが覚えていて、アタシに
オサレな靴下セットを。船木さんにはマフラーをくださいました。そして、
知らないはずのサクちゃんからも彼の優しさ溢れる長文のメール。
蒜山さんからは畑で採れた蒜山大根、クミコちゃんから大手饅頭6個。
遠いNYのトモコちゃんから、遅くなりましたと可愛いメールが届きました。

プロジェクト最終日の28日。接客をしていると、宅配小包が届き、
差出人をみると、あらまー!懐かしい友人、東京のスナオからでした。
お客さんと一緒に箱を開けると、毛筆からマーカーに替えた個性的な
字体の手紙、映画のフライヤー、石垣島のラー油がでてきました。

1年前の10月28日は船木さんが突然の腰痛でNYから帰国した日です。
誕生日は彼にとっては苦渋の思い出になりました。1人になるアタシを
心配した船木さんはスナオに当家に住んで欲しいと頼んで単身帰国。
激痛に耐えて岡山に辿り着いた話は過去日記に書いています。

ある友人夫婦は誕生日には高級レストランで食事をするそうです。
そんな素敵なアトモスフィアをアホラシイと感じるようになってしまった
完璧に冷めた船木さんとアタシですが、これからも今の時間を大切に
共に生きていきたいと思っています。












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2012/10/31 (Wed)  LINKER-13-30

the day of hurricane sandy

photo by lorita12345

Hurricane Sandy


日没を眺めながら、夕飯の鍋用の鱈の皮を餌に釣り糸を垂れていると、
犬を連れた女性がベストポイントを教えてくれました。旭川の海水と淡水が
混じわる場所に銀色の魚が、ここだよー!と水面から飛び跳ねていました。

同じ頃、NYにハリケーンが到来し、電気、ガスのメーターのある地下室が
浸水+停電という最悪な状況になりました。PCも固定電話も使えなくなり、
懐かしい住人達が叫び声をあげて右往左往する様子が目に浮かびます。

マンハッタンの停電を過去に2度経験していますが、闇の世界は墨色です。
道路の段差どころか、アスファルトの地面でさえ見えない恐怖の世界です。
いかんせん、東京が停電にでもなれば、未曾有の闇になり、復旧復興では
想像以上の時間を費やすことになるでしょう。

フェイスブック(FB)でNYの友人達の最新情報が得られる時代になり、
ブルックリンのコタツ夫妻や多くの友人達の無事を知りました。安堵。









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2012/11/1 (Thu)  LINKER-13-31

shooting the night

photo by lorita12345

canon eos kiss


実家の秋祭で豪雨の中撮影をしていると突然カメラが壊れました。
保証期間中でしたが場合によっては修理費が請求されるとか。
とりあえずビックカメラの修理カウンターへ持って行きました。

雨に濡れたとか、トイレの中に落としたことは?
とんでもございません。雨の日はひきこもっていますし、
後生大事に特別待遇で扱っていましたのに・・・。(;_;)

2週間後、修理完了。受け取りに行ってきました。
修理費用は無料。作戦勝ちだわ!(´0ノ`*)オーホッホ!! 

早速、月面クレーターの撮影を目指しましたが月がでていません。
とりあえず寺の夜景を説明書の通りAVにセットして撮影しました。
豆粒のような3灯は京橋の電柱の灯ではないかと思われます。








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2012/11/2 (Fri)  LINKER-13-32



Midorikawa Yoichi

copyright Midorikawa Yoichi



第六高等学校学生「群像」circa 1950



高下駄を履きマントを羽織る昔懐かしいバンカラ学生の画像です。
合成写真ではなく、当時の学生を写真家・緑川洋一が撮影しました。
モノクロ写真に写っている学生達を今や誰も知る人はいません・・・。
弟が病床の兄の枕元に置くと、「おおっ!左から4番目がワシじゃ!」
なんと、モデルの一人が生存していました・・・。これは、大発見です。












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2012/11/5 (Mon)  LINKER-13-33

sunday morning

photo by lorita12345

one day


「岡山は晴れの国」

岡山は日差しが強く暖かいところです。
ブラインドの隙間から差し込む陽の光で目覚め、
暖かい毛布の中であと10分。せめて1分と目を閉じています。

NY生活では浴室や居間にロープを張って干していました。
乾燥機が嫌いなので生乾きは仕方なく、アイロンがけは常識的。

お日様の下で風に揺れる洗濯物は昼過ぎには完璧に乾き、
こんな生活が通常になると、もはやNY生活は無理でしょう。










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2012/11/6 (Tue)  LINKER-13-34

suda yoshihiro

photo by lorita12345

岡山芸術回廊にて


美術に関わった生活をしてきたので、岡山の美術の動きに関心がありました。
市内のあちこちに作品が展示してあるというのでパンフを片手にチャリで。
県庁前の広場に点在する作品を見ましたが、理解に苦しむという印象でした。

次に後楽園へ。公園に展示された作品を見ながら、古い数奇屋に入ると、
畳の隙間に木工で作られた雑草の作品、木の葉が一枚、そして床の間には
白い花が一輪。同じ木工の左甚五郎には及びませんが、須田悦弘氏の
雰囲気のある作品です。売りものなら買いたいです。


shitamichi motoyuki

photo by lorita12345


作家2人+学芸員の面白対談の一人、下道基行氏です。

木工作家の須田悦弘氏の県美でのレクチャーを少し立ち見をして、
帰ろうとしたら、この男性と視線があい、夜のレクチャーの会場では
パネラーの下道氏が会場に到着。あら。作家さんだったんですね。「はい」
チャリで街を走っていると偶然再会し、本日の広い後楽園でもバッタリ。
お名前は、エート・・・。「シ・モ・ミ・チです」そして帰り道の橋の上でバッタリ。

ギーコギーコのチャリラー2人は笑顔を交わして風と共に去りぬ。
妙な偶然フェチとなり、シモミチ氏も変なのと感じていることでしょう。











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2012/11/8 (Thu)  LINKER-13-36

Uchida sensei and his daughter Rina-chan

photo by lorita12345

The Uchida Family


国際税理士の内田先生との出会いは昨年のことでした。

当家に税務署の調査がはいった物騒な大事件については過去日記に書いています。
日本の税務処理の知識が全くなく、困った2人は、日本を諦らめてNYに逃げだすかぁ?
そんな誘惑に負けそうになりましたが、船木さんが国際税理士の先生にアポを取ると、
頭脳明晰な先生は素早く事情を把握。翌日の税務署員との話し合いに、「立会います」。
目からウロコでカッケー!先生が虹色の後光が指す神様にみえました。

船木さんがNYで作家として稼いでいた頃、税務署の調査で苦い経験をしたことがあり、
以来、NYの担当会計士ジョンも驚く毎月の完璧な経理報告を提出していました。
同じ作業を日本でも行うべきだったのですが、早すぎる予期せぬ出来事に只々怯える
しかありませんでした。そして、翌日。

税務署の担当官との名刺交換で担当官の顔色が一変。
ホォ。内田先生は国税庁にいらっしゃったんですか。(絶句)

後日、口惜しそうな担当官から電話があり、
船木さん。良い税理士さんをみつけられましたね・・・。



treasure

photo by lorita12345


本日も先生ご一家が実家で採れた秋野菜を沢山お持ちくださいました。
腹を割って話せる家族がこんなに近くにいてくれる。誇らしい宝物です。











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2012/11/10 (Sat)  LINKER-13-37


copyright MOMA New York

oh my....Jim


お客様を見送った深夜。仕事開始。
メールをチェックしているとNYのジムからメールを受信しました。

ハリケーンの後、被害を受けたチェルシー地区にあるジムの画廊がNYの
MOMAのオフィシャルサイトに掲載されたそうです。画廊が密集するチェルシー
地区の1階に位置するオーガスティン、ペースなどの画廊も悲惨な状態です。
連日、必死の復旧作業を行っていますが相当の時間を要するでしょう。

楽天家のジムなので明るく振舞っていますが、かなりの痛手と想像します。
庭に展示してあったキース・ヘーリングの彫刻は搬出後で無事でしたが、
1階の庭に展示中の彫刻が無残です。

アメリカ生活を始めた頃の私達はアップタウンに住みながら引越しを繰り返し、
最も長く住んだダウンタウンのロフトに定住しました。(ラライバーレ参照)。
当時、フラリと立ち寄った場所がイーストビレッジの小さな画廊でした。
展示作品について若かったジムに意見を問われたのが彼との出会いです。
思えば長い時間が過ぎています。

誰も見向きもしなかった倉庫街のチェルシー地区に多くの画廊が増え
今では画廊街になっています。イーストビレッジから脱してチェルシーに
画廊を構えた先駆者はジムだったように記憶しています。









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2012/11/11 (Sun)  LINKER-13-38

one day

photo by lorita12345

染付伊万里萩唐草紋蓋鉢


十数年前、表参道に中島誠之助の店、「からくさ」があり、TV東京の
お宝鑑定団が始まる前は中島氏が1人で店番をしていました。店に並んだ
古伊万里の価格にドン引きし、アタシの実家の水屋からなにげに持ってきた
初期染付伊万里の名品、「鶉絵柄皿」に触発された船木さん。

オイラが収集してみせようぞ!

戦後のどさくさで海外へ流出した日本の美術品を収集するには良い時期でした。
つまり代替わりの時期で、いわば業者言葉でいえば、美の商人は死の商人。
何かがでればワシントンでもサンフランシスコでも家のすべての現金とコインまで
握りすっ飛んでいった船木さん。身銭を切らなくては何も始まらないということを
彼は知っていました。

右の鉢は週末の骨董フェアでみつけた18世紀後期の染付古伊万里蓋鉢です。
大阪からの美術商の棚後にホコリにまみれた唐草柄を見逃しません。ホコリを
取って状態確認。網柄の染付皿も見せてもらうと、ヒビこそないですが、表面に
ホツが多くミントとはいえません。船木さんの網柄皿の方が大きく質も良いです。
だから?なんだって? まぁ、一種の自己満足の病気ですから・・・。汗。

この鉢に正月料理の煮しめを盛るつもりです。










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2012/11/13 (Tue)  LINKER-13-39

administrator 2012

photo by lorita12345

administrator 2012


早いもので11月半ばです。
予定表をみればギッシリ。おーい!
まぁ、いつものことなので・・・。
時間は止まらない。やらねば!









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2012/11/16 (Fri)  LINKER-13-40

cafe de terrace

photo by lorita12345, canon IXY

on time


朝から警察、法務局、区役所などをチャリでハシゴ。
家に帰って書類を作成。中央郵便局まで走り投函しました。
すでに午後4時。カフェのガラス越しにチラッと見た女性が美しくて、
わざわざチャリをUターン。撮影OK?とジェスチャーでサインを出すと、
恥ずかしそうに親指を立ててOKサインをくれました。

そういえば朝からお茶を飲んでいませんでした。帰宅して玉露を煎れ、
郵便物を分別していると、来年3月のイベントの分厚い書類を発見。
集中して書類を読んでいると、すっかりお茶が冷めてしまいました。

今夜は夜中の電話待ち。
長い夜になりそうです。











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2012/11/17 (Sat)  LINKER-13-41

pillow story

photo by lorita12345

pillow story


1998年の日記帳です。色褪せていますが元々は"GOLD"でした。
ハードカバーの表紙を捲ると手書きでタイトルを書いています。

"Pillow Story 1998年"

蚤の市で金色のノートを1ドルで買った。
金が貯まるかもしれないので金色は縁起が良い。
眠れない夜の友として日記を徒然しよう。

そして、ページの裏面。

眠れない夜の友と記したが、たまらなく眠い。
これでは枕日記の意味をなさないと思われる。
よって枕の下敷きになるのは時間の問題。



名のとおりベッドに寝転んで綴った日記です。
ページを繰っているとWindows98を買ったとあり、時代を感じます。

始めた頃は几帳面な文字で書かれ、次第に大文字の走り書きになり、
乱れた文字は自分でも解読困難。しかし、日記ネタに十分なり得る内容で、
特に数字の描写では僅か15年で経済状況が変わった事に驚きます。

バブルが弾けて経済が乱れ必死の生き残り作戦後のことなので未曾有の
貧困生活ではありませんが、当時の生活状態が赤裸々に書いてあります。
Rate: 119円。121円。その日の為替が日記の末尾に克明に記され・・・。
あの頃よ!もう一度!カモーン!











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2012/11/18 (Sun)  LINKER-13-42

crescent moon

photo by lorita12345,canon eos kiss, ISO400,M,1/125,F5.6

crescent moon


コンビニからの帰り道、西の空に三日月が見えました。
手ブレがあるものの念願のクレーターです。

三脚で撮れば良い。船木さんの助言で再度挑戦。
が、月が厚い雲に隠れてしまい視界から消えました。











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2012/11/19 (Mon)  LINKER-13-43

one day

photo by lorita12345

one day


夜の三脚は不慣れで、昨夜は少々慌てました。
昼間から何度もリハーサルをして待機したにも関わらず、
月は厚い雲に隠れてでてきません。残念です。

代わりに、よか おごじょをアップ。










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2012/11/21 (Wed)  LINKER-13-44

one day

photo by lorita12345

one day


冬でも色とりどりのパンジーが咲いている岡山市。
近所の蒜山さんは珍しいことではないと仰るのですが、
当方にとってはかなりのカルチャーショックでした。

先日ホームセンターでパンジーの苗(3)とキャベツの苗(2)を買いました。
1個100円で買えるキャベツなのに何を血迷ったか植木鉢で育てています。
写真は家の前を走る路面電車です。電信柱に群生している植物は朝顔。
もうすぐ12月だというのにエンドレスに薄紫の朝顔が咲きます。












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2012/11/22 (Thu)  LINKER-13-45

AM 6:20

photo by lorita12345

AM 6:20


6:05の路面電車始発に乗れば、6:20発の新幹線に間に合います。
発車ベルを聞きながら階段をかけ上り飛び乗るのはいつもの事です。

走りはじめた電車の中を3号車の自由席まで呼吸を整えながら千鳥足。
早朝なのに自由席はほぼ満席状態でしたが充電のできる窓側の席をゲット。
早速、galaxy tabでメールチェック。galaxyは10指でブラインドタッチができ
返信作業が快適です。小旅行には薄手のノートより適していると思います。

受信メールの中にJohnからの手紙を発見。"何を言っているのよ・・・"
すぐに返信したいところですが、肝心の書類が手元にありません。
米国は感謝祭のため29日まで長期休暇です。今更慌てても仕方がない。
岡山に帰ってから作戦を練ることにして、暫時、忘れよう!ヽ(・´ー`)ノ

概ね作業を終えて我に返るのが名古屋です。気分転換的にgalaxyで動画を。
英語サブタイトル付きの韓国ドラマ「Baker King」をyoutubeで観ていると品川です。
やおら洗面所で洗顔と歯磨き。ギャツビーで髪を立て、ルージュをひいて完成。
ok! show time!


さて久しぶりに東京での仕事です。
いかがなりますか。心が躍ります。












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2012/11/22 (Thu)  LINKER-13-46

10AM

photo by lorita12345

10AM


リニュワルされた東京駅の正面玄関を見る余裕もなく、
駅内の赤レンガを触ってナルホド。急ぎ銀座へ向かいました。

遠藤さんの画廊へ直行する前に、4丁目のドトールでアメリカンコーヒー。
F女史こと睦女史と合流して彼女の企画展を拝見&ブリーフミーティング。
並木通りの遠藤さんの画廊に行くと画廊の人々と空間に癒されます。

遠藤さんと松屋裏の会場まで徒歩で。メンバー達が弁当を食べながら
笑顔で迎えてくれました。帝塚山の松尾社長を後ろの席に発見。ニッコリ。
弁当の卵焼きは特別美味。ペットボトルのお茶を1本余分に頂戴しました。
カバンの中でポットンポットンと揺れるお茶が後に貴重なものになるとは
想像もしていませんでした。

弁当を食べ終わる頃、エレガントなマダムKが到着。オニギリ弁当を見て、
ワタクシは済ませてまいりましたので。彼女の本日の装いは、カシミアの
コートにロングのスカーフのコンビネーション。何ともソフィスティケイテッド。
NYのハリケーンの後にもかかわらず、商用で渡米した彼女のフットワークの
軽さには頭が下がります。

3時過ぎ、10分間の休憩。待ってました!と、トイレに走ると、今時珍しい
懐かしいポットン式の便器。エート。少し戸惑って用を足しました。

6時前。大会終了。ダンボール箱を手に3人で川瀬忍の新作展に行きました。
斜めにかけたショルダーバッグを、ワタクシがお持ちしますわ。とマダムK。
とんでもございません。お世話になりました。では、12月まで失礼します。

地下鉄で東京駅に向かうつもりが、タクシーがおよろしいですよ。
subway riderのアタシはすっかりタクシーの存在を忘れていました。
2人が日の暮れた銀座の通りに立ち、必死で空車を探してくれました。










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2012/11/22 (Thu)  LINKER-13-47

6:20pm

photo by lorita12345

PM 6:20


走りながら駅構内の売店で1000円の幕の内弁当を買いました。
お茶はカバンの中にあり、チョコレート(3片)、喉飴(3個)が残っていました。
完璧です。(・∀・)v

3号車中央の3席通路側1席をゲット。イケメン男が隣席に自分の荷物を
置きどこかに消えました。荷物を足元に置きお茶を飲んでホッと一息。

日本は連休で新幹線の自由席はみるみるうちに満席となり、見渡せば
通路やトイレの周りも立ち客が増えています。とりあえず空腹だったので
弁当の蓋を開けていると、隣のイケメン男が嫁を連れて戻ってきました。
嫁は大きなお腹の妊婦。私の隣に座らせ夫は立つようです。直ぐに夫婦に
席を譲りました。手にもった弁当は?立って食べれば良い。No Ploblem.

夫婦のお礼の言葉を背後に半開きの弁当と荷物を持ち空席を探しに1号車へ。
幸運なことに3席の中央が空いていました。座って一息。お茶をゴクゴク。
弁当を再び食べようとしていると、先程のイケメン夫が通路に立つ乗車客を
かきわけてキンキンに冷えたお茶を持ってきてくれました。

手持ちのお茶は1/3に減っていました。売店ワゴンは動けない状態。自販機まで
歩いても売切れが考えられます。夫婦は博多まで帰るそうで長旅になります。
奥様にあげてくださいとお断りしたのですが、是非!と仰るので頂戴しました。

緊急事態に備えて残りの1/3の水分を大切に飲み、メールを読んでいると
アッという間に岡山。手付かずのペットボトルを3号車の夫婦に渡しました。

駅内の若者で混雑するマクドナルドでバニラシェイクのショートを。110円なり。
船木さんが嫌がる立ち食い立ち飲みのチューチューをして路面電車に乗りました。
乗降口で運転手さんに140円を支払いながら前方を見ると、薄暗い中納言駅に
誰かが立っています。船木さんでした。









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2012/11/23 (Fri)  LINKER-13-48

AM 6:20

photo by lorita12345

AM 6:20


東京出張の翌朝は倉敷方面へ。
隣を走るタルボの改造車にワロタ。
くわえタバコの兄さんをスローダウンして撮影。
カメラを意識したのか表情を変えない。
マフラーの騒音が酷すぎてカワユス。



sicksuoer2さんからのBBSを転載します。

ローリタさん おはようございます。
タルボってターボのことですか?
ジムニーターボのEPI噴射のやつですよね?
20年ぐらい前の車ですよね?











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2012/11/26 (Mon)  LINKER-13-49

fire

photo by lorita12345,canon eos kiss x5, AV, ISO400,1/200

火の用心


町内の2階建て木造。全焼。
カメラを手に現場に行くと、
地元TV局のRSKが来ていました。
先を越された気分です。

先日の大雨で一眼レフが壊れたので、
今回は注意して迷彩柄の雨合羽の中から撮影。
手ブレがありますが臨場感のある写真です。








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2012/11/26 (Mon)  LINKER-13-50

moon

photo by lorita12345,canon eos kiss X5, M, ISO200,1/800,250mm

満月2日前










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2012/11/27 (Tue)  LINKER-13-51

moon

photo by lorita12345,canon eos kiss X5, M, ISO200,1/800,250mm

満月前夜










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2012/11/28 (Wed)  LINKER-13-52

full moon

photo by lorita12345,canon eos kiss X5, M, ISO-100,F5.6,1/1000,250mm

Full Moon


粘りに粘った3日目。3階の窓に三脚を設置してチャンスを待ちました。
満月の夜は月の光が激しくて朧月夜。月に後光がさす3輪がみえました。

今回は露出を1/800から1/1000に変えて撮影。
月の凹凸がはっきり見えませんが、絹布をレンズにつけて撮影したような
柔らかい画像になりました。まるで月に帰る香しいかぐや姫の肌のようです。
500mmレンズがあれば月面撮影は完璧。250mmレンズの限界です。


Click! LINKER-13

photo by lorita12345

次の「LINKER-14」は↑の画像をクリックしてください。



さて、Linker-13が52話になりました。
アーカイブに保存します。
次はLinker-14でお会いしましょう。










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