ロリ〜タのひとりごと

2010/9/8 (Wed)  back to the feature 1


click!

photo by lorita12345


名古屋に出張する船木さんが新大阪で途中下車をして荷物を運んでくれました。
今回はキャンバスを手持ちにするため、いつもとは違う旅支度だったからです。

改札口をでて階段を単純に降りると伊丹空港行きのバス停です。
それなのに新幹線のエレベータをあれこれと乗り継ぐのは良いのですが、
挙句の果ては間違えてしまい、上にいったり下に降りたりと、アホです。

「それじゃ」

去っていく船木さんの後姿を見ていると、またエレベターに乗りたい様子です。
違う方向に行っているので、そこじゃない!階段を使え!と叫びたい気分でした。

空港バスの座席に座ると、やっとすべてから開放された気分でした。
暑い暑い岡山生活。自分なりに良く頑張ったと思います。何かご褒美をあげたい。
実は、伊丹空港には船木さんも知らないアタシだけの秘密があるんです。








2010/9/9 (Thu)  back to the feature 2


shizimi otoko

し じ み 男



"船木さんはケチだった"

サクちゃんはフナたんのケチの度合いを身をもって体験し認識したようです。
本人に言わせれば、自分は倹約家なんだー!と間違いなく弁護するでしょう。

出張では一番安い駅弁を食べ、喉が乾いても水を買わない。
訪ねた先では必ずお茶がでるので、それまで我慢。
大阪の画廊では氷が浮いたアイスティーが目の前に。
もう一杯欲しかった。と2人は同時に頭を垂れました。

船木さんの駅弁はいつも750円のシジミ弁当です。
少食のシジミ男は半分食べるのが精一杯。半分残してしまいます。

弁当選びが得意なアタシは同じ値段で懐石風弁当を買います。
食べながら、そのシジミ弁当美味しいの?と問うと、「まずい」
まずいのが分かっているのに何故シジミご飯なのでしょう。

そんな男が1100円の弁当を買ったのですからサクちゃんは大仰天。
おっ!750円のシジミ男が1100円のアナゴ弁当を買った!

今頃2人は新幹線からローカル電車に乗り継いで金沢に向っているでしょう。
渋い2人の珍道中を想像すると思わず笑えます。



さて、伊丹に到着しました。
チェックインを済ませて身軽になったアタシは目的地に急ぎました。








2010/9/10 (Fri)  back to the feature 3


katukura

photo by lorita12345


かつくら


うっかり間違えて"かつくら"日記を削除してしまった・・・
何を書いたか記憶にない。ちっ。

( ̄^ ̄)えーと・・・つまり、

伊丹空港の2階に「かつくら」というトンカツ屋さんがありまして、
普通のランチだと1000円で食べられますが、アタシは、
2,250円のメニューを躊躇なく選びます。

この2,250円という高いランチに固執する理由はエビです。
エビはご覧のとおり大きい。齧るとサクッとした感覚で舞い上がります。
トンカツも美味で齧るとジュワと油がでてくる感じ。

また、キャベツと麦ご飯が何度でもおかわりができるので得した気分になります。
ウェイトレスがキャベツを竹カゴにいれて運び、お皿によそってくれるのですが、
フワッとこんもりとお皿に乗せる仕草は見事な演出だと思います。

小さな贅沢は満腹感だけではなく、いつも満足感を与えてくれます。








2010/9/12 (Sun)  back to the feature 4




utube by loritan12345

back to the future



タクシーがスピードをあげて走ってくれるのは嬉しいのですが、
振動でデジカメがぶれるので乱暴な運転には閉口します。
カメラを窓にくっつけ固定させて撮影するしか方法がありません。
運転手がハンドルを切る度にバランスを崩し、身体が座席の左右に吹っ飛び、
ドテッと180度で倒れます。ヽ(・、。)ノありょーー!

スカートだと股間がガバッと開いてパンツが丸見えでしょう。
今回は岡山でパジャマ用に愛用した短パンでアメリカに入国しました。
出発の日、船木さんがアタシの旅姿をみて唖然としていましたが、
飛行機の中でオシャレをしても無駄。快適な装いが一番です。
外気は意外に涼しくて短パンでは寒すぎました。猛暑からいきなり秋です。

夕日に染まるマンハッタンの摩天楼を遠くから撮影しました。
ブルックリン区のWilliamsburg橋を渡るとマンハッタンです。








2010/9/13 (Mon)  back to the feature 5


poteto

photo by lorita12345


黄 金 芋


人形町のお菓子は日本橋のN氏からのお土産です。
香りとコクの強い美味しい中国茶もいただきました。

このお饅頭は割るとまるで焼き芋そっくり。
饅頭の皮は焦げ目までつけてあり金時芋もびっくり。

早速N氏とお菓子をたべながら中国茶をいただきました。
中国茶は一度お湯を捨て、2度目のお湯でお茶を煎じます。
一番目のお湯を捨てるのはお茶の汚れを落とすためで、
お茶で自分の器を洗えば本格的な中国人だそうです。

N氏は1週間の滞在の間にボストン、トロントと飛び、
それぞれの美術館で中国美術の収蔵品を見学するとか。
相変わらず勉強家のN氏です。








2010/9/15 (Wed)  back to the feature 6


midtown

caption/google


ADAM


30丁目にあったアダムのオフィスが忽然と消えてから1年が経っていました。
仲良しのシーモア爺さんと消えた理由などを詮索していたのですが、昨日、
アダムから新オフィスを構えたので是非来て欲しいと連絡がはいりました。

場所は、当方が数年前まで借りていた倉庫(Warehouse)の6階にあり、
倉庫ビルのセキュリティが丁重に案内をしてくれました。

倉庫は綺麗にリフォームされ、1畳サイズが月額300ドルだそうです。
同じサイズを345ドルで借りていたので、前のオーナーに騙されていたのかな?

立地が悪く、交通も不便。こんな場所で果たして商売が成り立つのだろうか。
派手な商売で利益をあげていたユダヤマフィアの彼にしては地味な復活です。
20人以上はいたスタッフがわずか2人のみ。スタッフのアルは元気?と問うと、
彼もいなくなっちゃったよ・・・。仲間のエドが寂しそうに話してくれました。








2010/9/16 (Thu)  back to the feature 7


respect saku and hato

designed by irregular


相 棒



うわべだけの人や、情を交わせない人や、2度と会いたくない人。
この世には色んな人がいます。

新幹線を降りて2人がそれぞれの家路に向う駅での風景。

お疲れさんでした。2人は別の方向に歩き出す。
背後に人の気配を感じて振り向くと・・・、
若い相棒が後ろからついてきていた。

どうした?

家に帰ってもロリさんはいないでしょ。
夕飯を一緒にしませんか?


1人ぼっちの自宅に帰り夕飯を作る。
それを知っている相棒は気を使った。

年上の相棒は若い相棒の心遣いに情を感じたそうです。








2010/9/17 (Fri)  back to the feature 8


downtown boy

photo by lorita12345


世界で一番


小さい画廊主のN氏。
約2畳の画廊の棚には1個しか商品が飾ってありません。
最近上の階の6畳を借りたのですが、本棚になっているそうです。
専門は中国美術。三十路後半の独身男です。

声を荒げて話す人ではなく、ケイオー時代は野球のキャッチャー。
温和で柔和な態度が顧客の信用を得ているわけで、これは
生まれつきなのか、修行時代に育まれたのか、いずれにせよ、
商売をする上でプラスになっているでしょう。

彼は業界の仲間と夕食を済ませて夜10時頃に帰ってきます。
睡魔にはもう勝てない。30分だけ寝るわ。というアタシと違い、
睡眠不足の血走った目で動き回っています。

今朝N氏はボストンへでかけ、午後6時頃にはNYに帰る予定でした。
ところが、帰りの飛行機が雷雨で予定通りに飛ばないと電話がはいりました。
NYはドシャブリの雨と雷で、ボストンはまだ曇っている状況だそうです。
明日はN氏にとっては最も大切な仕事がNYであるので心配です。

午後7時。いつもの睡魔が襲ってきたので30分だけ仮眠を。
目覚めたのが午前3時。あー!N氏は帰ってきてる??

暗い部屋に電気を灯すと、N氏の黒い靴がありました。








2010/9/19 (Sun)  back to the feature 9




utube by loritan12345

cafe de lorita


おはよう。日曜日。

こうやってパソコンで動画の編集をしていても
素足が冷たく感じられるようになりました。

岡山で撮影した画像をゴミ箱にポイはもったいない。
それで一こま動画でUtubeにアップしました。
料理に使った野菜は畳屋さんの手作り無農薬野菜です。

また料理を作るんじゃろ。
今年は猛暑で出来が悪いけど・・・


畳屋さんが撮影した花火の画像を挿入するつもりが、
うっかり持ってくるのをわすれました。
花火は今も岡山のパソコンで眠っています。








2010/9/22 (Wed)  back to the feature 10


downtown boy

photo by lorita12345


スマイリー君


朝の出勤時。地下鉄で無料の新聞を配るスマイリー君です。
ムッとした顔をして自分の配布分を配っていました。レンズを向けると、

会社の回し者かー?
オレ、ちゃんと仕事をしてるよー。


ブログに載せると言うと、

OK〜。イケメンに撮ってよね。はははは

ヘラヘラはアタシだけど、人間ってやっぱり笑顔が大切ですね。
笑顔を忘れてる人は思い出しましょう。








2010/9/23 (Thu)  back to the feature 11




utube by loritan12345

エボルト君vs Miss Energizer


BBSの村上さんのスレがエンドレスに続いている。
もともとはナヤコへの説教からはじまったスレ。
今もナヤコモドキが日替わりIDでがんがっている。

今日は珍しくナヤコモドキによる知的な書き込みがあった。
内容は電池ロボットのエボルト君の紹介。
検索して全部みた。含み笑い的な笑いをしているアタシ。

そういえばアメリカにも同じようなのがあった。
男臭い汗と油ギッシュのアメフトの合間にピンクのウサギが登場。
まぁ騙されたとおもってご笑覧あれ。








2010/9/25 (Sat)  back to the feature 12


change my mind

photo by lorita12345


くちなおし


大ブレイクしたというYoutubeの兄ちゃん。
見てるとむかついてきた。カボチャでもくらえ!

週末の青空市場は野菜の花盛り。
これはスクワッシュでカボチャの一種。
変な形がなにげにスクワッシュ的。








2010/9/25 (Sat)  back to the feature 13


change my mind

caption my name is kim sam son


初公開


ほぼ自画像。

自称メタボのN氏が当家に滞在していたので2人でダイエットを決意。
お粥とサラダのダイエット生活を開始しました。ところが、N氏はつきあいで
夕飯は油ギッシュな贅沢三昧。よって彼のダイエットは不成功に終わりました。

N氏が去った後も高カロリーを控えた食事を続けて3週目になります。
いつもの丼飯を我慢してお茶碗半分のご飯でお粥をつくり、サラダも欠かしません。
ケーキ店では食った気分でケーキを眺め、( -з)クワバラクワバラと念じます。

朝のコーヒーはシロップとミルクをいれないのでニガスギル。なのでやめました。
かわりにお茶をのみながらコーンフレークスにお湯を注いで5分間放置します。
3倍の量に増えた朝食を食べ終えると、時間通りの快便が訪れます。

肥満の原因はやはり巨食と運動不足が原因でしょう。
渡米時の47キロが今では69キロ。長いアメリカ生活の賜物です。

時間があれば約2キロを黙々と歩くようにしています。
車が向かって来ても、誰かに道を聞かれても無視。マイペースを貫きます。
家の中ではペッタンコの靴をやめて5cmのコルクヒールにしています。
これは4段腹の贅肉をギュッとしめるためです。

浴室の体重計で最後に計ったのがいつのことか。忘れました。
日々増えていく体重を知るのが恐ろしくて見えない場所に保管しています。
5年前に着ていたピチピチのジーンズ。いつの日か可能性があると思い、
捨てないで箪笥の引き出しにしまっていました。

問題はジーンズのウェストのボタンが・・・えいやっ!
(`・ω・´)あれ、ボタンが止まる。
気のせいか身体が少し軽く感じられます。もしかして成果があった?

とっさに埃まみれの体重計を浴槽の側に設置しました。








> 2010/9/27 (Mon)  back to the feature 14


beef

photo by lorita12345


BEEF


近所にWhole Foodsという巨大スーパーができた。
野菜や果物は底のほうが腐っているのではないかと思えるほどの山積み。
値段的にそれほど安いとは思わないが、いつも客で混雑している。
コカコーラを売っていないのでもしかしたらユダヤ系なのだろうか。

栄養補給に肉売場でビーフを買った。
写真は1枚の肉を2枚におろしたもの。
昔のアタシなら1枚ペロッと平らげていたんだけどね。
ダイエットで胃が小さくなっているので半分しか食べきれない。
5ドル程度の馬鹿でかいシチュー用の肉の塊もあるけど、
滅多に食べないステーキなので贅沢をしよう。
15ドル(1500円相当)なり。

で、話はこれからよ。

日本滞在中にステーキを食べたくなった。
肉屋で買う勇気がないのでスーパーで買った。
"本日のお買い得品!"と表示されたステーキ肉が950円。
これぞ日本が誇るシモフリ和牛!

アメリカから持ち帰った鉄製のフライパンでルンルンしながら焼いた。

脂肪で肉厚の肉が、焼くと5mmの厚さになった・・・
箸で持ち上げると薄い・・・こ、これがステーキ?

これでは焼肉ではないか!








2010/9/28 (Tue)  back to the feature 15


beef

photo by lorita12345


BEEF 2


ご要望にお答えしてステーキ第2段。
せめてこれくらいの厚みがステーキなのよ。

骨付きカルビ風、焦げ目をつけて焼こう。
植木鉢のハーブを飾れば、4つ星レストランのステーキ。
肉大好き人間にとってはたまらない写真のはず。(*´σー`)ふっ

懐石料理を食べたことがないというサクちゃんからのメールに、
「ステーキがうまそう」と書いてある。予想通りの単純な奴。

ニンニクスライスと焼いた香ばしいカボチャ焼き。
手間かけてつくった焼きナス。干し柿。などなど。
これらが少しでも入っていればもう喉を通らないという。
食べれない理由はグニャとした触感らしい。
懐石料理を食べにいくかー!と誘ってはみたものの、
料理すべてが食べれないとおもう。

肉、ウィンナーソーセージで満足する若者なので、
高級神戸生ハムの塊を薄切りにして皿に盛って、はい。どうぞ。

うまい!超ー!うまいハムっす!

台所のまな板に放置したハムの塊を見たサクちゃん。

げっ。こ、これだったんですか?
もう食えないっす。ブルブル。









2010/9/29 (Wed)  back to the feature 16


bike pool

photo by lorita12345


biker


自転車を外に置けば盗まれるので自分のスペースにいれるのが常識。

チャリをひいて、ロビーからエレベーターに乗せるので、
壁にぶつけて白壁は車輪の黒い汚れで酷い状態。
車輪の痕で誰のチャリの仕業なのか分かるのに、
知らん顔をしているノーテンキな住人達。
最上階のチップなんて非常階段の天井にぶらさげている。
フツー、そこまでやる?

すでに2台盗まれているのでチャリの駐車についてはネックだった。
近所の有料駐車場にチャリ駐車料金(1日1ドル)の広告がでている。
再びチャリで颯爽と走るアタシの姿がフッと脳裏をよぎった。


月額20ドル。
1年で240ドル。
アホらしー。
あっさり辞めた。








2010/9/30 (Thu)  back to the feature 17


big efforts

photo by Hato


発想の転換


おつかれさまです。
従来の古臭い木箱から
新素材で試みる。
面白いと思います。
彼らの反応を待ちましょう。


More Fire, blaze forth crimson, The force that molds
thy beauty and makes the scarecrow wonder and
shapes his dreams touching into thin air, scaring
the birds, disturbing the rabbit always around the cabbage path

アタシ流の翻訳

燃えよ深紅の炎
空中に浮かぶ案山子の影
鳥たちは戸惑い空に散り
やさしいウサギたちは
キャベツ畑を彷徨う
汝は美の送り人








2010/10/1 (Fri)  back to the feature 18


conglaturations

by irregular


吉 報


ハトちゃんの箱。大成功です。
☆☆☆ヽ(●´ ∇`)ノ.。oOおめでとう☆☆☆

作品が無事届きました。
箱などもセンスよくまとめてありました!
ところで、本日書類をFAXしましたが、エラーで送れないようでした。
212−○○○ー○○○○○で間違いないでしょうか?


うむ・・・ファックスのトーナーは先日換えたばかり。
もしかしたら本体が壊れたか?どれどれ確認シル。
あれ?電話の音がない。電話は?電話も通じない!(゜ロ゜)がーん!
滅多に使わないUS携帯に充電をしながら電話局に苦情をいれると、

そのエリアは大雨で電話が不通になっています。
ただいま全力をあげて回復作業を行っています。
明日の8AMには全面回復予定です。たぶん。

そういえば、昨日重要な電話を待っていたが電話が鳴らなかった。
舐められたか?と悪く解釈したけど、当方が確認しなかったのも悪く、
軽く疑うことはやめようと思う。これで電話が通じればどこ吹く風。

ところで、担当さんが締め切りは11月と言っていた。
寝ながら、今日は10月1日、もう時間がない・・・
よって、午前6時に起床。棚に保管した絵を確認しよう。








2010/10/3 (Sun)  back to the feature 19


Devil Man

photo by lorita12345


DAVID is DEVIL


保管していた少女の白い服が微妙に黄ばんでみえるのは何故?
最近はホルバイン社からウィントン社の白色を使っていますが、
白も色々な種類があって、技法、用途によって使い分けます。

通常のタイタニアムはクロム系でカドミゥムと混ぜると色が濁り易い。
ドライホワイトという速乾性の白は乾きが速いが変色が怖い。
製造会社によって同じ白でもかなり違うので気をつけています。

高価なウィントンに変えた理由は、「濃厚」。
チューブから出す際は力が必要で、いい加減なグニュグニュ感がない。
溶き油と混ぜる際はこってりの量感、質感があるので気に入っています。
ジンクホワイト。これは透明感をだすのに使います。が、純な白は難しい。
ジンクではなく、アタシの求めるトランスペアレンシーを探さなくては。

さて、大雨の中、郵便局からの帰り道、ついでに画材屋に立ち寄りました。
写真は画材屋のデイビッドです。彼を含めて従業員全員がアーティストです。
NYで絵描きとしてデビューする事が如何に困難か全員が周知しています。

トランスペアレンシーで、ついでにバニッシュ効果のある白色は何?
デイビッドが、さも得意気に色々な白をみせてくれます。
30分も説明を聞き、結果、彼は「ジンクホワイト」と言い切りました。

ありがとう。大変勉強になりました。
全部もっているのでまた来ます。cya.








2010/10/4 (Mon)  back to the feature 20


Book Keeping

photo by lorita12345


神無月


船木さん。こんにちは。

ご報告です。

夏の経理分を徹夜してやり切っていたのに、会計士に送るのを忘れていました。
机の上は岡山の書類がまだ放置されたまま。岡山の上に経理のファイルを載せ、
またのせるので8月分が隠れていました。なんと9月分も手付かずです。
どうしましょう。オロオロしても仕方がありません。すべてアタシが悪いのよ。(ノД`)

それでー。今夜は徹夜して9月分を少しでも片付けようと思っています。
先ず8月分を。郵便回収人がポストの郵便物をDIGする朝6時までに投函します。
"必勝"のハチマキを巻いてやりますので、「早く寝ろよー」などと戯言を言い、
やる気満々、粉骨砕身の精神を努々邪魔なさいませんよう。お願い申し上げます。

今まで一体何してたんだ? (o´I`)y─┛~~
自分なりに計画をたて見栄もなく誤算のない生活を送っているのですが、
まぁ、時間だけは無駄に過ぎていくというだけのことです。たわいもない。

電話もファックスもまだ復活していません。パソコン命の生活です。
EBAYで買った2個の壁時計ですが、いつまで経っても同じ時間。
2つとも壊れていいるようです。揺さぶっても叩いても動かないので捨てました。
そんな感じで時間にも電話にも振り回されないダラダラライフに徹しています。

ところで2月の目標25点は数枚を残してほぼ完了しました。
決して完成はありませんが、潔く、あとは野となれ山となれの心境です。

あのー。問題は額です。
無償で申し訳ありませんが作ってください。
何卒よろしくお願い申し上げます。

ロリータ 拝









2010/10/5 (Tue)  back to the feature 21


Tuesday Morning

photo by lorita12345


葡萄の房


渡米してまもなく1ヶ月目になります。

30日で50パウンドを減量しました。ちょうどステーキ肉1枚分です。
巷では涙のダイエットと聞きますが、普通の食事と運動をすれば解決します。

アタシは過食でした。パソコン生活で動作は鈍く殆ど動かない。
ましてや美味しいものがあれば何でも後先を考えないで食べていました。
パソコンのキーボードを逆さに振れば煎餅の欠片がパラパラと落ちてきます。

増量の最大原因は、食べる速度が異常に速かった。噛むというより飲み込む。
これについては訓練をしたというか、せざるを得なかった事情があるんです。

HPを開設した頃に書いた「紙袋の男」が意外にも関係しているかもしれません。
愛読してくれている読者のリクエストに反して踏ん切りの悪い終わり方をしています。
そのうちに続編を書くつもりが完璧に忘れていました。

昨日、「数奇屋の人々」のK先生から丁寧なメールを拝受しました。
エアコンが効いた数奇屋の一室で、先生が呟いた言葉を思い出しています。

あなたは少し痩せたほうがよいですね。間違いなく可愛くなりますよ。
そして、あなた(ハトちゃん)。少し太ったほうが良いですね。


デブとヤセが並んで座っている2人の印象を先生は的確に指摘されました。
見送ってくれた車内のアタシにむかって、先生の「約束できる?」の一言。
限りなく優しい思いやりのある言葉使い。これが誰からも愛される秘訣なのでしょう。

葡萄の房を上から垂らし、アングリと口を開けてガブガブと食べるのをやめ、
今は葡萄の皮を一つ一つ剥き味わって食べています。

「味覚は味わうことから始まる」

アタシにしては名文だと思います。








2010/10/7 (Thu)  back to the feature 22


Wednesday

photo by lorita12345


秋盛り


6日の午後です。長雨があがり、久しぶりの快晴です。
午前中は多忙で、先ほど魚を買いに青空市場に行ってきました。
時間的に遅くてヒラメもイカもなく、アンコウの切り身のみです。
帰り道、路上でネスカフェの新製品のサンプルを無料配布していたので、
1つ貰い、ついでに撮影させてもらいました。

ところで、タイトル「秋盛り」のK先生からのメールには、窯詰めが終わり、
6日は窯焚きと書いてありました。7日の朝の今頃、窯の前で眠れない夜を
過ごしている皆さんの姿が目に浮かびます。過去日記に、窯詰め、窯焚き
という専門用語を知らないで書いていますが、正しい専門用語を遠まわしに
何気に教えてくれる先生に感謝します。

さて、NYで立派にビジネスを成功させた知人がいるのですが、
その人とはパーティで出会えば挨拶を交わし楽しく昔話をする関係です。

随分昔のことですが、その人に教えてほしいことがあり電話をしました。
すると、無料では教えられない。代償が欲しいと言うのです。
大したことではないのに、これくらいのことで?と大変驚いたものです。
以来、先方とは疎遠になりましたが、あの時のショックは良い経験になりました。
内容によっては答えられないこともありますが、問われれば教えよう。
逆にそういう考え方になりました。

また、悲しいかな。教えてあげたことが仇になる。
逆効果だったと激昂し不満を述べられることもあります。
入念な下調べ不足を自覚し、この経験を将来に役立てて欲しい。

いつも言っている発想の転換です。








2010/10/8 (Fri)  back to the feature 23


a letter from Italy

photo by lorita12345


イタリアからの手紙


パソコン通信の時代で、手書きの手紙って最近殆ど書かないし受け取りません。
今日はジャンク郵便物の中に、珍しく3通の手書きの手紙を受け取りました。

昔愛用していた懐かしい匂いのする青インクの万年筆を使っているのは、
長い間イタリアに住み絵を描いている画家さんです。
一つは東京で女医のキノコ。一つは雑誌編集長の夫人からです。
それぞれが個性のある文面で愛らしい内容です。

特に、イタリアからの優しくて素直な文面にホロリとしました。








2010/10/9 (Sat)  back to the feature 24


atlier

photo by lorita12345


単純な人々・1


マンネリな作業をしていると、余計な事を考えたり、思い出したり。

岡山での出来事を一つ。

23歳の自称Qちゃんが夕飯時にやってきました。
あの日は疲れていてお茶漬けで済ますつもりでしたが、
3人で最近人気の居酒屋で夕食をすることにしました。

店内は待ち客が多く、名前を書いて順番を待っていると、
Qちゃんと同年代の3人の男の子達がやってきました。
アタシはタンクトップの上にブカブカのタンクトップを重ねた装いで、
ブラなしはこのようなオサレな着こなしで誤魔化せるんです。

待ち客が多くなかなか順番がきません。
店の常連だという3人組にお勧めは何?
ここは海鮮専門じゃから寿司がええよ。
すると、一人の男の子が照れながら言いました。

オバサン。携帯番号を教えて。
なんで?
彼女いないんで、付き合って欲しいんよ。
はぁ?何いうとるん。ツレはアタシの息子よ。
Qちゃんは何のこと?鳩が豆食ったような顔をしています。
ええんよ。それでも・・・

ところで、オバサン・・・
タンクトップの脇から乳がみえとるよ。
あんたね、乳が見えてなんぼのもんよ〜。ほ〜れっ!
乳をグイッと持ち上げると3人の男の子が真っ赤になりました。
(*´σー`)ふっ 青すぎる。

後でQちゃんに叱られ、一方船木さんは、終始知らん顔。

アホがまたやっとるわ。
うわぁ、このシジミ味噌汁うますぎ



後日、ハトちゃんたちに話すと、

それはナンパですよ・・・
ロリさんがナンパされるんだ・・・へぇ









2010/10/10 (Sun)  back to the feature 25


lorita12345 in a window

photo by lorita12345


単純な人々・2


ドキドキすることって不意にやってくるんです。
心臓と胃の間がキューンと絞めつけられる。それが恋です。
もう恋をする年齢ではないので、あのドキドキ感は忘れましたが、
でも、ドラマで手をにぎられる場面を見ると思い出します。

この夏は久しぶりにドキドキの体験をしました。
ある昼下がり、サクちゃんがハトちゃんと一緒にやってきました。
ところが、サクちゃんの人相がいつもと違います。
よく見るとレンズの厚いメガネからコンタクトに替えていました。
スッピン顔を見るようで、微妙に間の抜けた感じがしました。
まぁ、それは良いとして、今日は何するの?と聞くと予定はないと言います。

すると、いきなり、

ロリさん。映画にいきませんか?

え?

デカプリオのでている映画をやっていますよ。

そ、そ、そうなのですか。

まぁ、ね。
なんていうかね、
そこは、あなたね、
ご夫婦でいってらしゃいよ。
デカプリオ好きじゃないし、
それにぃー、渡辺賢も嫌いだしぃ。

ぇgWhぁぇうKhpせぐぁゎゎゎゎゎ・・・><;;


年甲斐もなくドキドキしてしまいました。
驚いたわ。まじで。





PS:ヒトシへ

名校、cooper union 美術学校の建物の模型を撮影しました。
ガラス窓は雨や埃で汚れていたのでセピア色に編集。
汚れは見えなくなりました。しかし、模型は見えています。
これがトランスペアレンシーです。








2010/10/13 (Wed)  back to the feature 26


hand made

photo by lorita12345


単純な人々・3


船木さん手作りの額ができあがりました。

材木屋で材木を買い採寸をし、組み立てたててからカンナをかけ、
次にサンドペーパー。白ペンキを2度塗りし、乾燥したら完成です。
面倒臭い作業を1人で黙々と行ってくれた船木さんに感謝しています。
アトリエの作家はラストクリスマスを聞きながら加筆作業を続けていました。

額といえば、

5年前の銀座での個展の為に、友人・ディビッドの高級額を注文しました。
請求書をみて目の玉が飛び出しましたわ。絵より額のほうが高い!
絵は知人と親戚が買ってくれたのですが、利益は額代と送料で消えました。
画廊側は派手な2次会パーティをライオンのビヤホールでやってくれましたが、
彼らにとっても大変な出費で、間違いなく赤字だったと想像します。

額が仕上がった日、船木さんがボソッと嫌味を言いました。

最近の日記はマンネリ化していてつまらないな。

その1言で、神は船木さんに天罰を与えました。
翌日から扁桃腺が痛いと言い、36.8度だそうです。
お風邪を召されたようなので、1週間タップリ眠ってもらいましょう。

今アタシは1人の空間で朝から晩まで爽やかモードを満喫しています。








2010/10/14 (Thu)  back to the feature 27


hand written

photo by Gary, sketch by lorita12345


単純な人々・4


Hi lori,

Thank you so much for returning our platter so quickly. And... More importantly for the original Lori sketch. We can now say we own a one of a kind piece from a very famous Japanese artist.

Thank you so much!

Gary


ゲイリーが山盛りのスペアリブ肉とポテトとアスパラガスをくれた。
3日間で食べた。冷蔵庫に食材がないことを知っているのかも。
あるいは、バーベキューで食べきれない分をくれたのか。
マサコもエメリンも山盛りでもらったと言っていた。

ゲイリーのドアに返却の大皿にこのメモを残した。
"偉大なるスケッチ!"とメールで賞賛してくれているけど、
ありえんわ。><








2010/10/17 (Sun)  back to the feature 28


NY central Art Supply

photo by lorita12345


unpredictable


下地用のジェッソは画材屋によって柔らかいものと固いものがあるんです。
ジェッソを使い切ったのでNYセントラルアートサプライに行ってきました。

1ガロン缶が75ドル。
安くはありません。
中サイズが35ドル。
いつまで描くのか未知数。
1ガロンが無駄になる。
なので、中サイズにしました。

帰宅すると大阪のM氏の画廊からメールを受信しました。
台湾のデザイン雑誌社から作品を掲載したいと問い合わせがあったとか。
見知らぬ編集人が無名のアタシの作品に興味をもってくれたそうです。

'利益にもならないのにお手数をおかけします" そして、
"描いてきて良かった"と、M氏とアシスタントの宮上さんに返信をしました。



1ガロンのジェッソを買うべきだったかも・・・ (´ー`)








2010/10/17 (Sun)  back to the feature 29


The Matsuri

photo by kazu


単純な人々・5


四国出身の船木さん。
なにが自慢といえば地元の秋祭りの太鼓台です。

ソーリャ セージャ!

祭りの時期になると、兄、母、地元の知人から電話やメールがはいり、
フナタン、どないしよんぞね〜。今年も帰ってこんのんかいにぇゃ〜?
祭りのために金がなくても帰国していましたが、丸3年参加していません。
写真の太鼓台は早々と地元の知人がメールで送ってくれたものです。

船木さんの宝物といえば祭りで着るハッピと16文タビです。
箪笥の引き出しの定位置に保管してあります。
邪魔なのでダンボールの底にしまいこむとパニックになります。

毎年のDVDももっていて、お客さんがくると自慢気に見せています。
お客さん達は、オオオー!と気を使い、いかにも興味深くみてくれるのですが、
ちーとも興味のないアタシにすれば何が面白いのか分かりません。

船木さんが風邪で寝込んで1週間になりますが、
今夜は11時からパソコンを見るので文句いうなよ!
リアルタイムで映像が放映されるので、絶対に見逃せないと主張します。
まぁ、日中はタップリ寝ているのだから睡眠不足はありえない。
好きにすれば良い。

パソコンの前に正座してご開帳を待つワクワクの船木さん。寒っ。

アタシは日中の作業で疲れ果て爆睡しました。








2010/10/18 (Mon)  back to the feature 3


号 外!

200000-access

photo by cp


aquaporin_aqp: あと、50くらいで、ロリーターから、絵が貰えるぞ。

199943

199945

199948

199950


lorita12345: アクア!やめろーー

yui_hiver: アクアさん、景品が欲しいのよ

aquaporin_aqp: あと、50

199955


lorita12345: アクア!あんた、意地になってない?

aquaporin_aqp: 私だけではありません

lorita12345: そ、そっすか ^^;

yui_hiver: あと2人 アクアさん踏んで!^^

lorita12345: えええええええ!ユイ!まじか!


aquaporin_aqp:

200000に、なりました!!!
ヤッターーーーーー!!!!!


lorita12345: やったーーー!!

yui_hiver: おめでとぉー( ^ω^)

cp: ロりちゃんおめでとう
cp: 199999999と001は私でした。
cp: 200001番の画面は記念キャプチャーしました
cp: 99999はあせっててキャプできなかった><
cp: これからもロリ板がんばってね。
cp: 次は222222のキリ番をめざそう!


lorita12345: (`0´)はい!がんばります!
ありがとうございました。本当にお世話になりました。



ご挨拶 


20万アクセスは感慨深いものがあります。
5年も続けているのにたったの20万アクセス。と嘲笑う人もいます。

開設当初は「初体験」のタイトルから初めました。
Basicなタグも、画像のアップ方法も知らず、スキルゼロからの出発でした。

始めた頃、パソコンの前で四苦八苦するアタシにいらついた船木さんは、
やめてしまえ!と眉間の皺を深くして不愉快な顔をする時期もあり、
こっそり隠れて夜な夜な日記を更新していました。最近になってやっと、
日記を書いているアタシに気を使ってくれるようになりました。

今日も、「俺もアクセスの手助けをしようかい。」と言ってくれ、
5年前にアラシで登場した「あああ」氏も28歳の立派な社会人になっています。
時間の経つのが本当に早くてロリータ姫は老いました。
記録とまではいきませんが、自由な時間を自分なりに楽しむつもりです。

ロリ板にはヌルポ先生、エライエライ虫、ヒトシ達の他に、書きつくせない多くの
ネットの住人達やリアル社会の友達たちが存在しています。
皆様の手助けがあったからこそ今日の良き日を迎えられました。
心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。200000-access


ロリ板はこれからも日々の出来事を執拗に粘着精神で書き続けます。
本日の日記は、新しく一歩を踏み出した「初体験」です。

ネットの住人たちはバーチャルではあるけどリアルで生きています。
20万アクセス突破の栄光は皆様が成し遂げた結果です。

大安吉日 記









2010/10/20 (Wed)  back to the feature 31


self portrait

photo by Mr. Funaki


単純な人々・7


大阪の宮上氏からメールが届きました。
ポートレイト画像が小さすぎるので大きいサイズのものがありませんか?
台湾の雑誌社から問い合わせがあったそうです。

今更ブサイクな顔面を晒すつもりがないので、ポートレイトなんてありません。
幸い数年前のロリ板に掲載した分があったので送ったのですが、
HP用に縮小してオリジナル画像を保存していません。さぁ、困りました。

寒空の中、真っ裸になって同じスタイルで撮影することにしました。
夏物のダンボールから探し出した果物の絵のドレスは夏用の寝巻きです。
黄ばみが激しく、シワシワだったので、パンツとブラ姿でアイロンをかけました。
今日は特に肌寒い日でたまりません。いつものジャージーに着替えて画像を編集。
光不足で柔らかい照明ができていません。これではだめだわ・・・


self portrait

photo by Mr. Funaki


気分を変えてギャバジン製のブラウスで撮影しました。
このブラウスは高かったので・・・1回しか着ていません。
同じく黄ばんでいますが上のシャツより良い?
またまた着替えて撮影しました。

あわてて撮影したので、グレーのブラの紐が透けてるし、
厚手のジャージーの膨らみが下腹部にみえます・・・><

風邪ひいたかな・・・少し悪寒がします。








2010/10/22 (Fri)  back to the feature 32


guggenheim museum

photo by lorita12345


aki


ロリ板にひさびさ登場のアキです。

文化庁の奨学金で渡米し、予定の1年はあっというまに過ぎてしまい、
今回は自費で再び渡米しているアキです。

彼女からの今朝のメールに、やっと渡米の目的の一つが果たせました。
グッゲンハイム美術館のYouTubePlay(映像)で25人の1人に選ばれました!

WOW!
長い間コツコツと制作している彼女の実力の結果であります。
23,358人の応募者から25人のみが選ばれ、日本人作家はただ一人。
まさに快挙です。本当におめでとうございます。

美大を卒業して間もない彼女の作品と初めて出会ったのは7年前。
横浜未来都市で開催されていたGEISAIででした。

GEISAIとは、村上隆が発起人となり未来のある作家達が作品を展示する催しです。
3000人以上の作家達がスペースを申し込み、手持ちで作品を運び、
自ら展示をし、興味のある客がいれば、自由に作品を売ることができます。

鎌倉のE氏宅に泊まっていれば、朝一番の電車に乗り、誰よりも先に入場。
最近は、作家達の作風がマンネリ化していて、新しいものがなく、残念ながら
この数年足が遠のいています。

一線で活躍する画廊も友情出演的に参加していて、SM画廊はその1つでした。
そこにアキのDVD作品が流れていて、物凄く強烈な印象を受けました。
このDVDを買いたい。とSM氏に言うと、これは本人の希望で売れないんだよ。
仕方がないので、数枚残して殆どのドローイングを買いました。
作家活動を始めたばかりのアキの卒業作品です。
え?と驚くSM氏に財布の日本円全部で支払い、作品はNYに持って帰りました。

銀座でアタシがブサイクな個展をした際、途中でNYに帰ったのですが、
女優・斉藤慶子似の超美人らしいと噂のあったアキの母親と美人の娘。
その美人2人がわざわざ銀座の画廊までお礼に来廊くれたそうです。




2010/10/25 (Mon)  back to the feature 33


guggenheim museum

photo by lorita12345


aki-2


早速グッゲンハイム美術館に行ってきました。
白亜の建築家、フランク・ライト設計のグッゲンハイムは久しぶりです。
道向こうのセントラルパークの木々は紅葉がすでに始まっていました。

美術館内はフランス語やイタリア語の客などで混雑していました。
撮影するつもりでメモリーカードを余分に用意していたのですが、
映像作品のクレジットの関係か?写真も映像も禁止だそうです。

2階の展示フロアからアタシを探すアキが嬉しそうに手を振っていました。
ここまでは許可されているので、彼女をロビーから何枚も撮影。
うっすらと化粧をして、もっと綺麗になっていました。
同じNYにいながら、3月のアートフェア以来の再会です。

これまでの日本で稼いだ貯金で切り詰めた生活をしています。
アメリカ生活の一分一秒が貴重です。渡米の意味がなくなるので、
バイトは絶対にしません。生活費がなくなれば帰国して稼ぐつもりです。
25人衆に選ばれた幸運を在米中に次のステップにできれば嬉しいです。

説得力のある言葉に相変わらずしっかりしていると感心しました。

CBSニュースにYouTubePlayの受賞者数人の作品が紹介されていました。
オレンジ色のボタンで始まる彼女の作品の映像も流れ、贔屓目ではなく、
インパクトの強い凛とした作品にしばし魅入られました。








2010/10/25 (Mon)  back to the feature 34


night guggenheim museum

copyright YouTube


aki-3



夜のグッゲンハイム美術館の外観です。
25人の受賞VIDEOが投影されました。
アキの作品は右上のオレンジ色のテントウ虫です。

審査は、マリリン・ミンター、ライアン・マックギンレー、村上隆などの他、
一線で活躍する匆々たるメンバー達でした。(敬称略)








2010/10/27 (Wed)  back to the feature 35


chess people

photo by lorita12345


逝く人


18.50ドルの文芸春秋は内容が豊富で読みがいがある。
相変わらず昭和天皇が続いているけど、長すぎて読む気がしなくなった。
彼の人で書き始める著者の福田和也はかなり粘着だとおもう。

最近は蓮月焼きの蓮月尼の連載が楽しみ。
時代は黒船で日本が右往左往する幕末。すでに連載6話目になっている。
最初から読んでいれば蓮月尼の生い立ちなどを知ることができたはず。
陶芸の手伝いをする少年・富岡鉄斎に諸事や教養を教える60歳後半の蓮月尼。

10月号を読んだので11月号の順番を待つ。蓮月だけでいいから読ませてよ。
夜中、船木さんの寝室のドアが開いて、バサッと11月号が廊下に放られた。
蓮月を読んだ後、パラパラとページをめくりながら映画評論から訃報へ。

今月は沢山の著名人が亡くなっている。あ!友人の父親の訃報が・・・。
午前3時。友人の携帯にメールをいれた。すぐに返事あり。
老齢だったので覚悟はしていたが、心不全で突然逝ってしまった。
今日は内輪でお別れ会を終えたと書いてある。名優がまた一人消えた。
今夜はキムタクのヒーローをやめて椿三十郎で追悼をするつもり。

11月半、1週間東京へ出張する船木さんが挨拶にいくという。








2010/10/27 (Wed)  back to the feature 36


ready to go

photo by lorita12345


Box 1


147x117x30cmの木箱です。船木さん制作のオリジナルBOX。
次のBox-2は作品が乾くのを待って12月に発送する予定です。

安上がりのペリカン便と異なり規格外サイズなのでダブルの送料です。
ざっと見積もって1箱の送料が約1200ドル(12万円)になるでしょう。
あはっはあはっははは。青い顔をして笑うしかありません。><

箱の横でタバコを吸う船木さんの涼しい表情が少し曇ったように見えます。
まぁね、あんたが決めたんだから、あとは自分で責任とれよ。

金がないと作品を発表できないというのは痛い現実であり、
アタシのような無名で貧乏な作家にとっては厳しいものがあります。
どん底生活だったかつてのマサコが、ワゴン車に作品を積みアメリカを横断。
ようやるわー。と、感じたものですが、高い送料と梱包料を倹約しての事でした。

何のための展覧会なのか、売れれば送料だけでも捻出できるのですが、
このご時世で期待はできません。先の見えないものに浪費することになります。

えーーいっ!こうなりゃ、女は度胸だ!

気合をいれなおして計算機を打っています。








2010/10/28 (Thu)  back to the feature 37


6am

photo by lorita12345


夜明け前


撮影用の貧相な三脚を”使えない”と感じながら3年間使用しています。
ネットオークションで買った2個で20ドルの壁時計がすぐに壊れてしまい、
2度と買わないと決めていましたが、29.99ドルの新品の三脚を買いました。
すこぶる使い心地が良いです。良くみるとMade in Chinaでした。

NYのメトロポリタン美術館が元時代の特設展開催中。重要な展覧会らしいです。
日本橋のN氏がシカゴで仕事を終えて、METだけの為にNYにやってきました。
2泊して今日は以前から見たかったというカンサスシティの美術館へ。
午前6時。味噌汁に御飯の朝食の後、迎えの車に乗り飛行場へ去っていきました。

昨夜は、C社のY氏、作家のAKIを迎えて簡単料理のライブロブスターを茹でました。
全員が集まってからの即興料理でしたが、全員が美味しいと舌鼓を打ち完食。

客達は壁のAKIの鉛筆画をこの作品の少女をみたことがあると絶賛し、
もう一方の油絵に無反応でしたが、食事を始めてから、あれは誰の絵?
遅ればせながら気づいてくれたようです。

N氏が何度も言います。NY的な絵だけど、東京での展覧会は意味があるの?
第一番目の木箱を送り出した後で、今更やめるわけにはいきません。
心配してくれるN氏に、我是多謝。

C社のY氏は社交性があり、話題に富んだ会話のできる人。
共通の昔の友人について懐かしい話をしてくれました。








2010/10/31 (Sun)  back to the feature 38


6am

photo by lorita12345


Late Autumn


秋ですな・・・

ブログを始めて何回目の秋でしょう。
台所の窓から見える裏のマンションの階には夏は森になる庭があり、
プラタナスの葉は日毎に落葉をみて、黄金の葉が数枚残っているだけです。

先日のC社のY氏のブログはロリ板と同じく2日毎に更新され、
翌日の夕方にはロブスターの日記が早速アップされていました。
超多忙な氏がキーボードを叩いている姿を想像しています。
画像はなく、文字だけを読ませる素直で濃い内容がイケテいます。
いつか本になれば、間違いなくベストセラーになるでしょう。

さて、氏は洗練されたグルメでした。
サラダのハムがプロシュートで、ソースがニンジンソース。続いてラビオリ。
最後のロブスターの味噌を使った味噌汁などを詳しく記してあります。
氏のグルメ寄稿は読んではいましたが、アタスのレシピが文字になるとは意外。
ボクはTwitterはいまいちと言い、ハゲしく同意します。

写真はアキの展覧会で久しぶりにアップタウンをブラブラ歩いた時のもの。
節操の無い騒々しいダウンタウンよりいち早く秋が訪れていました。








2010/11/1 (Mon)  back to the feature 39


The Ikemen club

photo by lorita12345


The Ikemen Club


名校prat institute の院生で写真家のヨウジロウ氏(右)と、
5日前に留学でニューヨークにやって来たリョウ氏の2人。
2人とも顎髭を蓄えています。剃りたい衝動にかられました。
アタシの顎の1本の髭が2cmに伸びていたので代わりに剃りました。
1本だけ伸びるので、顎のヒゲを2本の指で触るのが癖になっています。

さて、27歳タメの2人をイカスミパスタの夕食に招待しました。
ヨウジロウ氏のことは大分前の日記に書いたことがあります。
彼は事前&事後必ずメールをくれて、何をするにも仕事のできる青年です。
いつも気を使う人で、広島名産の達磨焼酎と海苔フリカケを持ってきてくれました。

リョウ氏はロリ板に登場したことのある等々力社長のスタッフで、英語力をつける
目的で1年間渡米しました。将来は等々力氏のような大物になるそうです。

前菜の後、大目に作ったメインのイカスミパスタを皿に盛ると、
若者達はおかわりをし、鍋のパスタが気持ち良く空になりました。

この日は、リョウ氏がYMCAからアパートに引っ越す日で、
前日のスキヤキの残りで牛丼を作り食べてから引越しをしました。
牛丼2杯目はいかが?無理しなくていいけど・・・
彼は美味いといいながら、2杯目のドンブリ飯を軽く平らげました。

彼の決めたアパートは14丁目のイーストで、独身男にしては贅沢な場所です。
毎晩の夕飯を船木亭で食べるそうで、徒歩でこられる場所に決めたそうです。








2010/11/2 (Tue)  back to the feature 40


add-in

photo of Gary and Yen


Halloween


ハローウィーンです。人々が凝った仮装姿で街を練り歩く日です。
夜の外気は一変して零下になります。寒いし、10月分の経理もあるし、
今年も自宅で用事をしながらダラダラと過ごしました。

写真はパーティーオーガナイザーのゲイリーとイエンの仮装衣装です。
携帯で送られてきたので、適当に褒めると調子にのり、違う写真を送ってきます。
日本語が読めないのにロリ板に自分達の写真がアップされると嬉しいようです。

エクセル片手にアトリエで筆を使っていると、リョウから電話がありました。
これから伺っても良いですか?いいわよ。と答えたのですが、
昨日の今日で食材がありません。面倒臭いのでカレーライスにしました。
お子ちゃまはカレーがお好き。3皿目のおかわりは自分でよそってね。はぁ〜い。

彼との1年間の付き合いが始まったわけですが、ダイエット中のアタシは
リョウの食欲に惑わされないよう深く心に刻みました。








2010/11/3 (Wed)  back to the feature 41


add-in

photo by lorita12345


ADD-IN


ACROBATのボタンが消えました。

Word(2007)からPDFに変換しているところでした。
右上のボタン(赤矢印)がいきなり消えたのでそりゃもう命が縮みました。
ワードの書類はPDFで処理をしているので消えた途端に目の前が真っ暗。

誰かからのメールに添付してあるPDFと同じようにアタシでもできるかも?
ワードの右上のACROBATのボタンをクリックすれば、PDFが作成できるわけで、
最近はこのPDF機能をフルに活用しています。

ボタンがなくてもPDFに変換はできますが、定位置にあるものがないとね・・・
トイレットペーパーが残一回分しかないような、そんな気分で落ち着きません。
復活方法を検索しまくり、日本語の説明を読みながら英語圏のPC上で作業。
よく分からないので思い切っていつもの「パソコンなんでも相談室」を考えました。
行っても全員から無視されて、挙句の果ては喧嘩して退室するしかないので、
何とか自分で解決しよう!と決断し、ほぼ1日中、PCと格闘していました。

ADD−INとの初顔合わせ

ADD−INなんて初耳で、ワードのプロパティなんてみたこともない。
幸運って突然、偶然、そしてフイにやってくるものです。
ADD−INのACROBATを削除し、再度インストするだけのことでした。

簡単に書いていますが、いつものアタシなら修理を頼んでいましたよ。
それがなんと偶然できたので有頂天になっています。

なんていうか〜プロフェショナルってかんじぃ。
そんな気持ちでルン♪です。








2010/11/4 (Thu)  back to the feature 42


emergency red

photo by lorita12345


Pre-Winter


季節の変り目はいつも何か事件が起こります。

消防署から全階のsprinkler(水のメインパイプ)に赤色を塗るよう通達がありました。
65才のペンキ屋さんは動作の度にハァハァと息切れするので気の毒です。
油性ペンキの物凄い臭いが部屋中に充満。全部の窓を開けて通風しています。

外気も室内も寒くなりました。この寒さで暖房が自動でオンになる筈です。
ところが、先週865ドルも払って修理してもらったばかりなのに作動しません。
同じ修理人がやってきて何度もテストをするのですがウントモスントモ。

エレベーターの修理費が150万円。16シェアで割ると当方の分が1600ドル。
エメリンが会計担当になってからはアタシと違い行き届いていて、今月の
水道使用量が3倍だ!などとメンバー全員にメールで報告がありました。
来月末には固定資産税の請求書がやってきます・・・。

暖房機ですが、結局壁から取り外して持って帰って修理をするそうです。
30年代のヒーターを使っているのは当方くらいで、もう同じ機種を
製造していないそうです。と、いうことは、他の階のようにセントラルヒーティング
に変えなくてはならないということになります。そうなると、物凄い工事と経費です。

この地では日本製の暖房機は違法です。よって使えない。
天井が高く、結構広いロフトなので容量が足りない。

このままだと、極寒NY地方で確実に凍死するでしょう。


PS:
翌日今回は自信があるようで、2人の男達がヒーターを運んできました。
設置してオンにすると、ボッー!と動き始めました。
やりましたね。お金を吹っかけられたら絶対に文句をいう準備はできていました。
ところが、無料で良いとのこと。d(>∀< )OK!
チップをそれぞれに5ドルをあげるととても嬉しそうでした。
これで凍死をまぬがれました!It's my day!!








2010/11/6 (Sat)  back to the feature 43


mineral spirits

photo by lorita12345


ネチャネチャPOWER


このスレが長くなり新規スレにするべきなのですが、少し忙しくて、
成り行きに任せて日々の更新を続けています。

画材屋さんのボスに、

バニッシュで絵を完成させたら、白色部分が黄色に変色してしまって・・・
岡山で必死こいてサンドペーパーをかけても、ネチャネチャは取れなく、
NYにもバニッシュしたものが2枚あり、サンドペーパーしてもネチャネチャ。
寝ても覚めてもネチャネチャの悪夢が続き、諦めて放置したまま・・・

変色したでしょ?ネチャネチャするんでしょー。なるんだよねー。

(;´゜ ゜`)えー!んもぉー。事前に教えてよ!
加筆したらネチャネチャするのでキャンバスを捨てるしかないわよ。
で、バニッシュを完璧に取り除く方法は?どうすれば良い?

OK.このスプレー(25ドル)をお勧めする。(普通のシンナーではないか・・・)
ただし絵の具の剥奪がありえるので、要注意!

高いスプレーはアホらしいので、良い方法はないものか。(ー"ー)
そうだ!ミネラルスピリッツがあるではないかーー!!

起床と同時に写真のミネラルスピリッツ液で作業を開始しました。
この液体はペンキなどを薄めたり、筆を洗うために使うもので、
これまで色々なメーカーを使いましたが、これはシンナーのような悪臭がなく、
セクシーといわれているダミ声が、若かった頃の妖精の声に戻ったような。

加筆した部分とバニッシュが見る見るうちに取れて、元々の絵がでてきました。
おーーーー!!やったー。ネチャネチャが取れました!これで加筆ができルン♪
要するに、古い絵画の修正方法と同じやり方です。発想の転換を忘れていました。

岡山に放置した4枚の絵をこの方法で修正できます。
ああ、絵を捨てなくて良かった。








2010/11/8 (Mon)  back to the feature 44


madame K

photo by lorita12345


madame K


5種類のマイルドセブン、虎屋の生菓子、玉露、海苔を手土産を両手に。

ごきげんよう。

お一人様1カートンなのに、税関で5カートンも持ち込んだマダムK。
お見事としかいいようがありません。税関員に文句がくれば彼女は言うでしょう。

あら、ぞんじませんでしたわ。こまりましたわね。。。クスクス。

会うたびに彼女の意外性を発見しています。野球のルールもよくご存知で、
座布団一枚の言葉にフルクサスと答えると、ニーと彼女の笑顔がほころびます。
いつもエレガントなマダムKの三枚目的な面を発見をしています。

2月の個展を気にかけて心配してくれ、一番にアトリエの作品を見てくれます。
壁にかけた赤い皮手袋をつけた茶髪のロリータを「素敵ですわ・・・」
裏返しにした60号を見てもらうと、「はい」と、大きく頷いてくれました。

いつも心配してくれるマダムKに心から感謝しています。

madame K

photo by lorita12345

今回は珍しく赤いバッグ。これはシャネルですか?
いえ。。。エルメスです。珍しくリバーシブルですのよ。
スカーフもエルメスですよね?いえ・・・。これはヴィトンです。

絵を描いていると資料が必要になるので目をひくものは見逃しません。
道を歩いていても撮影するのはそのためで貪欲に捜し求めます。
こんなアタシを理解してくれているのはマダムKと船木さんだと思います。

madame K

photo by Mr. Funaki

これは路上で売っている10ドルのアタシのバックです。

無理のないお洒落とは自分に相応しいものを自然になにげに装うこと。
マダムKとアタシのなにげに装うスタイルが2人とも素敵です。

資料ホルダーに今日もページを追加しました。








2010/11/11 (Thu)  back to the feature 45


saku&hato

photo by Mr. Funaki


Saku & Hato


サクちゃんとハトちゃん NEW YORK なふ

夏ぶりの再会です。仕事が超多忙にもかかわらず1週間だけやってきました。
若い2人にとってNYで何かが得られますよう。祈ります。

船木さんは、以前からハトちゃんの作品をNYで展示したいと考えていて、
幸運にもチェルシーの某画廊のグループ展に加えてもられることになりました。
本人はやる気満々で、帰国と同時に作品をNYに発送してくれるでしょう。

彼女の作品を搬入してから、アタシは冬のプロジェクトで岡山に飛びます。
プロジェクトの準備を具体的に始めなくては・・・。








2010/11/12 (Fri)  back to the feature 46


saku&hato

photo by lorita12345


Saku & Hato 2


1週間があっという間に過ぎて、明日は2人が帰国の途につきます。
格安便なので午前3時にJFKに向かい、ロス経由で成田です。

"サクは肉党!"と義父様から聞いていたので、コンビーフ肉の塊に
キャベツ、ニンジン、セロリなどの野菜を加えて前日から煮込みました。
美味しいコンビーフスープをサクは無言でみつめ、そして、小声で言いました。

うーん。どうしても食べれない。すいません・・・><;

煮た肉は食べれないと言うので、翌日は高級牛肉の塊を5時間焼きました。
焼きたてのローストビーフをスライスして皆の皿に。うわぁ。美味しい。

脂身のギトギトが気持ち悪い。すいません・・・><;;

目が点の船木さんとアタシをチラチラと見ながらハトちゃんが赤面しています。

船木さん。アタシ、キレてない?肉を切る包丁が小刻みに震えていました。
十分キレている。アンタが嫁だったらとっくに離婚しているだろうな。

ハンバーグやポテトサラダは食べられるんですけどね・・・。と、嫁のハトちゃん。
ハトちゃんの作るポテトサラダは食べられるけど・・・。と、サクの奴。

( `ω´ )なぬぅー!アタシャ完璧に切れたぞ!

翌日、脳内爆発しているアタシはハンバーグの下ごしらえをしていました。
エイッエイッとミンチにみじん切りの野菜を混ぜて力いっぱい練っていると、
いつの間にか前日の怒りが消えていました。

カリカリに焼いたハンバーグにはマヨネーズで和えたレタスを添えました。
通常のアタシのレシピでは考えられないシンプルなメニューです。
サクはハンバーグにたっぷりのケチャップとマスタードをのせて食べていました。

悪いと感じて淋しそうな顔をするサクちゃんと、申し訳ないという表情のハトちゃん。
2人の情けない姿をみていると、いじらしくて逆に気の毒になりました。(反省)
ナイスガイにも欠点があるものです。大した問題ではありません。

明日は早朝の出発なので、オニギリと玉子焼きのお弁当を作ります。
飛行場で弁当を開いたサクが言うかもね。「オニギリの形が・・・ちょっと」




帰国したサクちゃん夫婦からすぐにメールが届きました。

"オニギリと玉子焼き美味しかったです!JFKで全部食っちゃいました。
ボクの偏食でロリさんを困らせてしまってごめんなさい -_-'"

"おにぎりは空港の待ち時間で2人で3個ずつぺろりと平らげました。
サクは帰ってからも、あの卵焼きうまかったなあとしみじみ言ってます。
ごちそうさまでした。"

4人の生活。当方は通常の生活となんらかわりのない1週間でした。
気を使った若者達には気の毒でしたが、屋内キャンプ生活は意味のあるものでした。








2010/11/14 (Sun)  back to the feature 47


canadaian

photo by lorita12345


a messenger from Canada


M氏のスタッフ、宮上さんの汗と涙の事件帖です。

M氏の大切な荷物をカナダに受け取りにでかけた宮上さん。
NY行きの飛行機にチエックインする際、荷物を先に搭載したそうです。
ところが、乗客である宮上さんが乗り遅れました。

日本だと乗り遅れそうな客がいれば優先してくれます。
長蛇の列でも、順番を重視する海外の空港は融通をきかしてくれません。
飛行機は乗客の彼を残してNYに向けて離陸したそうです。

翌日はNYで仕事があるため、彼は夜行バスに8時間乗ってNYにトンボ帰り。
翌朝JFKに荷物を取りにいくと肝心の荷物が届いていません。MISSINGです。

彼は何度もカナダとNYの飛行場のBaggage Claimに電話をして追跡をし、
観光旅行ではなく商用目的の宮上さんは電話魔と化しました。
しかし、ここは外国。簡単に決着がつくはずがありません。

そこでアタクシの登場。昔とった杵柄。執拗に相手と連絡をとるのは得意技です。
3日間の宮上さんの苦労が一晩で解決しました。(´0ノ`*)オーホッホ!!
もう一度探して!と依頼していたカナダの飛行場のクリスから電話がはいりました。

グッドニュースがあります。荷物をみつけました。
これから飛行機に載せるのでNYの飛行場で受け取ってください。

宮上さんにメールで報告をすると、今から飛行場に向かいますとのこと。
事件は飛行場で起きている。彼は天にも昇る気持ちだったと想像します。

これはJFKから当家に直行した宮上さんと行方不明だった荷物の写真です。
宮川さんの満面の笑顔はロリ板用に編集しました。
ブルックリンのリュウのアトリエにでかけているボスのM氏に報告すると、
飛行場から船木家に直行し待っているようにと指示があったそうです。

安堵と疲労感の36歳の宮上さんに山盛りのローストビーフとキムチとビールを。
グラスのビールを一気に飲み干した宮上さん。

うっぅぅぅ。うまいっ!!!








2010/11/16 (Tue)  back to the feature 48




copyright Banksy


Package from Hong Kong


日本に帰国したお客さん達から沢山の礼状が届いています。

"沢山の事を学びました"という宮上さんの真摯なメール。
さすがに表参道でのイベントをM氏に任されただけのことはあります。

あの夜、台所に立つアタシに両手で熱い握手を求めてきたM氏からも、
成田に到着したその足で仕事を始めました。大変お世話になりました。
と、丁寧な内容の礼状をいただき恐縮しています。
皆様、お若いのに行動力があり、律儀で、礼儀を心得ていらっしゃる。

昨夜は11月最後の日本人客・Y氏が訪ねてくれました。8年ぶりの再会でした。
JALビジネスクラスのアイマスク、耳栓、マスクの他に森永黒糖キャラメル、
エビ煎餅、自家焙煎のコーヒー豆2袋をいただきました。

物の価値を金額で説明するパワフルな姿勢は相変わらずでしたが、
50代になり、メタボのお腹を擦る姿に人生を振り返る余裕ができたのかも?
と勝手に想像しています。

人生のナビゲーターは己を信じる自分であり、目標が異なるにしても、
未来に向かって確実に突き進んでいくものだと考えています。

先ほど、香港からカタログが沢山届きました。高い郵送料だと思います。
マカオ、香港のアジアからこれまで頼みもしないのに届いています。
常にアジアの代表であった日本が中国、韓国などの代表者リストから消えました。

今後間違いなく厳しくなる現実にどのように対応するべきか。
生き残り作戦を深刻に考え直す必要性があると思います。




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