ロリ〜タのひとりごと

2010/6/18 (Fri)  BTW-1


click!

photo by lorita12345

BTW


パン屋からの帰りにウィンドーショッピング。
いつも見るだけで買いません。

前々から気になっている靴屋さんのウィンドー。
ドアがあいていたのでフラリと入りました。

中年の婦人が靴を試着していました。
どうみてもこんな派手なPOPな靴が似合うとは思えない婦人でした。
ところが、靴が可愛いので可愛くない人でも可愛くなるんです。

客は「箱はいらないわ」と、350ドルの靴をはいて帰っていきました。
残された靴の箱がそれがまた可愛いのです。欲しいな・・・
店員のいかにもゲイの男性が笑いながら側にやってきて、欲しいの?
欲しいです。靴はいつかお金ができたら買いに来ます。

そか。じゃ。箱あげるね。

もう1人の女性店員も微笑みながら寄ってきて、ラッピング紙も欲しい?
欲しいです。全部欲しいです。「そ。じゃ。これもあげましょう」
靴の中に丸めていれてある型崩れクッション用の紙を捨てようとしたので、
あ!だめだめ!それもくださいませ!

小花を散らしたデザインで、見ているだけでウットリします。
丸めたクッション紙を丁寧に平にして、アイロンをかけて、綺麗にたたんで、
インディアンガールの箱に保存しています。






2010/6/21 (Mon)  BTW-2


sports cafe

photo by lorita12345

sports cafe


このところサッカー熱でどこのカフェもモニターで放映しています。
当方のTVはスポーツケーブルに加入していないため観えません。
若い頃は幼馴染のアキラちゃんのサッカーを応援に行ったものですが、
今ではスポーツの何が面白いのか分かりません。
時が経てば趣味も変るもので、スポーツのスの字も興味がありません。


cafe staff

photo by lorita12345


船木さんはコーヒー1杯で何時間でも居座れるカフェにでかけています。
アジア人1人がポツンと座っているだけで客は殆どいないそうです。
他の客からすれば、”ジャパンなんて、どうせ勝てないよ。フフ。”

しかし、万が一、ニッポンが優勝戦へのティケットを手に入れれば・・・
カフェの客達に忌み嫌われてビール瓶が飛んでくるとおもいます。
ニッポン代表・船木さんが危ない!ニッポン!ガンバレ!







2010/6/24 (Thu)  BTW-3


mother and child

photo by lorita12345

a view from the window


Twitterに鳥の親子のことを少し書きました。
あれから1週間経ちます。まだ親子がファイアエスケープに野宿しています。

最初に発見したのはアタシの階のファイアエスケープの踊り場でした。
子供は少し羽を広げるのですが、どこかに障害があり飛び立てないようです。
母は餌を捕りにでかける以外は子供の傍らに寄り添っています。
たまに違う種類の鳥が飛んできて母がクチバシで闘っていました。

船木さんは母親のいない隙に食パンをちぎって小鳥の側においていました。
翌朝小鳥がいなくなっていたので、飛んだ?!あるいは猫に食われた?!
ところが下の階のファイアエスケープに移動していました・・・

人間って勝手なもので、自分の階ならいずれ死骸の処理を考えます。
ところが他人の階なので事の成行を冷静に傍観できるんです。

最初に発見した日、船木さんがデジカメで撮影しました。
かわいそうな親子が哀れで全部捨ててしまいました。

もう、だめだと思います。
母は上から見下ろすアタシを涙目で見つめるだけです。
悲しい光景をズームアップで撮影しました。







2010/6/25 (Fri)  BTW-4


June 24th, 2010

photo by lorita12345

unpredictable


そうなんです。予想に反して日本が勝ちました。
日本時間午前3時はNYは午後1時。お昼を食べて待機して待ちました。
真夜中にもかかわらず集まってきた多くのネット住人の1人になりましょう。

クラモトマミが赤い大文字で「はじまるわよおおお!」
そのログを読んだ船木さんが、はじまるらしいよ。と教えてくれました。

政治部屋が一杯になり、サッカー部屋も満員になりました。
ポコチンタローからのPMで、「政治部屋にはいれない。。。」
入室できない人がいます。多重の人は落ちてください!とお願いすると、
多重ではないAOZORA氏が、俺が退室してやるから、うまく入室しろよ。1.2.3

本日のジャパンvsデンマーク戦は大変面白い白熱した試合でした。
心配で試合を見る勇気がなく、仕事場からチラチラウロウロと観戦。
PJ氏のくださったサッカー観戦のURLは大画面で観られるもので、
解説が日本語ではありませんが大変助かりました。感謝しています。

解説者の声が、ホンダ!マーベラス!!スプレンデッド!
ホンダが大活躍したので、σ(^^)の名前をホンダ・ロリータと改名します。







2010/6/27 (Sun)  BTW-5

Bride of June


June 26th,2010

photo by lorita12345


えーと。本日はクソ暑い日でお日柄もよろしく。

着物姿のモトコです。通称見返り美人。いや。孫にも衣装。
見間違えるほど、それはもう美しい花嫁さんでした。
猛暑に着物ですから素っ裸になれば究極の快感を味わえる筈です。押忍。
ハンケチで流れる汗を拭う新婦の姿が初々しくて素敵でした。

Groom of June

June 26th, 2010

photo by lorita12345



同じく仮衣装の新郎リュウです。素足にサンダル。いけてます。
人の熱気の中、リュウは汗を流すことなく飄々としていました。
裏の物置のようなベランダが喫煙室です。銅製の鍋が灰皿になっていて、
我慢できなくなったリュウが貰いタバコをしていました。

モトコが采配を振るって数ヶ月前から準備をしたパーティー。
会場になった画廊の外まで人で溢れ、道行く人々がたちどまって、
不思議なセレモニーをみつめていました。

お2人さん。おめでとうございます。






2010/6/28 (Mon)  BTW-6


It's GAY

photo by Mr. Funaki

GAY PARADE


6月の最終日曜日は恒例のゲイパレード。
ゲイ達はこの日を楽しみにし、猛暑なんて関係ありません。
ド派手なコスチュームでフェロモンマンセー。
ゲイパレードが終わればNYの街はいよいよ本格的な夏です。






2010/7/1 (Thu)  BTW-7


Iwashi kun

photo by Iwashi-kun

By the way


異常気象で熱射病になりました。
サッカー日本が死闘を続けている間、
力がでないのでタイピングの元気もなく、
クラモトの赤文字をナビゲーター的に読み、
PK戦の頃は、もはや限界でした。

体温を超える気温が数日続くと人間の思考能力は低下します。
トランクス姿のアタシはエアコンの側で眠り、
軽い風邪は仕方ない。と覚悟はしていたのですが、
しかし、予想に反してここまで高熱になるとは。計算違いでした。

現在の体温は37.9度。少し低くなったようです。
7月にはいりました。帰国の準備をしなくてはなりません。
夏風邪をひく暇なんてないんですよ・・・まじで。







2010/7/2 (Fri)  BTW-8


a view from the top

photo by Beatrice

a view from the top


セントラルパーク南側のビルからの眺めです。
画廊移転の案内状に添付された写真です。

セントラルパークを一望できるアップタウンが羨ましい?
いいえ。ダウンタウンにはワシントンスクエア公園がある。
地面を感じたければ公園を歩けばミミズもリスもいる。
鳥もリスも我らがファイアエスケープまでやってくる。

あ、そうそう。この前書いたコマドリ親子ですが、
いつのまにかいなくなっていました。
住人の猫に鳥を捕って食べるような野生猫はいません。
もしかしたら飛んだ?んんん・・・

39度の風邪熱は翌日には37度に下がり平常通りの仕事をしました。
鼻を噛みながら根性で仕事をしたので今朝は36.4度です。

気合をいれないでいるとグダグダの闘病生活は目に見えていました。
7UPソーダー、アイスクリーム、エクレア、ショウガをたっぷりいれた葛湯。
風邪薬(VICKS)。枕元にはティシュ箱、替え下着を数枚と首タオルを用意。
電話がなっても、船木さんが声かけてきても、完璧に無視をして眠りました。

ウィークエンドはまたまた地獄のような熱射がやってくるそうですが、
フライディのダウンタウンは爽やかな涼風が吹いています。






2010/7/5 (Mon)  BTW-9


NY Times/Photographer

photo by lorita12345

Shepard Fairey


オバマ大統領の宣伝ポスターを製作した作家がブームになっています。
巨大看板に印刷された作品が貼られ名物になっていました。ところが、
スプレーで落書きをされ、大きな穴がボコボコにあけられ無残な状態です。

炎天下の現場で撮影をしていたニューヨークタイムス紙のカメラマンが、
撮影風景をみていたアタシの側に寄ってきて説明をしてくれました。
こんなシワシワのカメラマンが現役で報道に携わっているんですね。


Shepard Fairey

photo by lorita12345


Twitterにはアタシの今現在NOWを殴り書き的に書いているのですが、
もしかしたらネタがかぶっているかもしれません。
熱射で脳内が朦朧としているのでアホな言動をお許しください。

さて、本日は独立記念日。イーストリバー川で花火大会があります。
民族大移動の現場は楽しいのですが、暑いですからね・・・
今年も自宅の窓からスイカ味のアイスバーを食べながら観覧します。

(☆´ ∇`).。oOロリ屋〜〜☆☆☆.。oO




2010/7/6 (Tue)  BTW-10


July 4th, 2010

presents 4 CH

Independent Day


午後9時過ぎ。ちっとも花火の音が聞こえない。
本日は花火に最適の南西の風。延期とは思えない。
TVをつけると花火は絶好調ですでに半分終わっているではないか。グハッ。

今年はイーストリバーの少し北側で打ち上げているようですな。
どうりであたしの家の窓から見えないわけです。

TVに映し出される人々全員がBGMの"星条旗よ高らかに"を歌っている。
BGM曲が君が代なら国旗掲揚のあと畏まった花火大会になるであろう。
天皇陛下万歳・・・

おっ!花火に向かって敬礼をする軍人が大写し。シャッターチャンスだ。


July 4th,2010

Presents 4 CH


TVがモノクロだから白黒?
な〜んちゃって。( ;´∀`)

2010/7/7 (Wed)  BTW-11


adviser

photo by lorita12345

my best friend


Lolita looks fantastic
You should have a show in London
and tea with Vivienne!

誰?ヴィヴィアンって。検索しよう。
イギリスのファションデザイナーだった。
それもパンク業界の女王ではないか・・・
おーーし!目標は大英帝国。





2010/7/10 (Sat)  BTW-12


new

photo by lorita12345

simple life


連日の灼熱と高湿度の熱風NYからコンニチハ。
盛夏でもエアコンを使わないというのが我家の自慢でしたが、
今年は腐ったような天気が続きエアコンがなくては死んでしまいます。
昼間でもブラインドを下げ電気をつけません。闇は涼を与えてくれるからです。

首タオルは首周りに汗疹ができそうなのでやめました。
灼熱の砂漠で肌を隠すようにNY砂漠でも長袖にジャージーを着用。
寝苦しい夜は暗闇の中を手探りで短パンと袖なしに無意識で着替えています。

このキャンバスは船木さんが作ってくれています。
ジェッソ塗りを数回繰り返し、凹凸をなくすためにペーパーをかけて完成です。
額縁も手作りのもので枚数は揃いました。クソ暑いのに良く助けてくれています。

あとは額にいれる絵を完成させなくてはなりません。
暑いからといって怠けてはいられません。継続するのみです。

昨夜はリュウとモトコがリュウの絵をもってきてくれました。
モトコが船木さんが愛用したマシーンを使いたいとのこと。
安いものではないのでタダではあげられない。そこで提案。
リュウに犠牲になってもらい、リュウの10号サイズの絵と交換しました。
彼の絵は手持ちで日本に運び、知人達に宣伝をするつもりです。






2010/7/12 (Mon)  BTW-13


Iniesta

© AP

イニエスタ


昨日はワールドカップ実況中継というのにぶっきら棒にご訪問して失礼致しました。
また、ロリータ様には結局ご馳走になってしまい至極恐縮しております。
でも、スペインの得点を共有できたことは、これからずっと思い出になると思います。

得点の選手がユニフォームを脱ぎましたが、
ランニングシャツに亡くなった同僚へのメッセージが描いてあったそうです。
イエローカードを喰らったそうですが男気のあるいい話で感動しました。

それよりも船木さんの男気に惚れ直しました。

「未来志向」。全く共感です。

私はレッドカードを何枚も喰らってますが、
船木さんのことをどこかに描いていつか見せびらかします。
妻がパーティーで機転を利かしたのも、そんな船木さんだったからだと思います。
仲の良いお2人にお会いできるのは(ご迷惑でしょうが)、私の楽しみの1つです。
昨日は本当に良い日になりました。ありがとうございます!


東京の友人のマコトちゃんがミッドタウンのホテルから送ってきたメールです。
ロスアンジェルスから猛暑のNYに到着した日曜日の午後、
いつもの乱れのないスーツを脱いで、気楽な短パンで訪ねてくれました。
昨年の夏の岡山にも大阪出張から足をのばしてくれています。
彼のフットワークの良さと前向きな行動力をカッコイイといつも感じています。

昨日のサッカー終盤の頃はすでに全員がビールでできあがっていましたが、
これはPK戦ですな。と、全員が同じように予想していました。

ところが、マコトちゃんと船木さんがTVの前のチェアに座ると同時に、
イニエスタがゴーーーーール!シャツを脱いだのは興奮しているからで、
そんな泣ける感動の話があったなんて知りもしませんでした。

マコトちゃんが大手企業の営業部長からロスにオフィスを構えることになり、
今頃NYの某企業との会議で、長いキャリアで培った営業の技をみせている筈です。
新しいプロジェクトに向かって歩き始めた彼に高らかにブブゼラを吹きます。





2010/7/15 (Thu)  BTW-14


NY Times

photo by lorita12345

Intellectual people


NY Times(新聞)の日曜版です。
ローカルなポスト紙などと異なり、知的社会のステータス的存在の新聞です。
語彙が高度なので辞書を片手にイチイチ調べていると翌日になってしまいます。
ドンドン無視してザット目を通し把握する。これがスピードリーディングです。
日曜版は、かつては片手にもてないほどの厚みがありました。
今や新聞社もネットに移行しているようです。

OL時代、ハーバードをトップで卒業したトムと肩を並べて仕事をしていました。
彼の一日の始まりはコーヒーとベーグルを側において新聞を読むのですが、
退庁時まで読むのが常でした。新聞の記事にドンと机を叩いてシュート!(糞)
大声を出して我に返ったトムがびっくりしているアタシにSORRYと小声で謝る。
トムはそんなハイテンパーな男でした。

アタシは船木さんの仕事が忙しくなったので退職をすることになりました。
送別会の後、トムが、「貴女に負担をかけていたんだね。ごめんなさい」
今頃気づいたの?でも、そんなトムに逆に同情しました。
これからは誰も面倒みてくれないよ。たまには風呂にはいれ!臭い。
などと言いたかったのですが、どうでも良い気分で永久にグッドバイ。
トムもアタシが去ってまもなく職場を去ったそうです。

数年後のある日のことです。
TVの人気クイズ番組を観ているとトムが挑戦者として出場していました。
信じられないことにドンドン勝ち抜いて、翌週も勝ち抜き、翌々週も勝ち、
最後は勝利者になり、10万ドルの賞金を稼いだんです。

NYタイムスで万能の神の知識を構築していた理由が分かりました。
大嫌いな男だったけど、こういう快挙をなしとげたトムに誇りを感じています。





2010/7/16 (Fri)  BTW-15


dotts

photo by lorita12345

Intellectual lorita


ひたすら丸丸丸丸・・・
丸は柚子胡椒の蓋でトレースしました。
疑ってはいけません。
邪心を捨て無我の境地で描いていくのです。
まさに禅の心です。

色は好きな色からはじめましょう。
さしずめアタクシはサーモンピンクから。
背景がグレーですからね。どうなりますか。
まぁ、とりあえずやってみなきゃわからん。
昼ごはん抜きで描いています。





2010/7/17 (Sat)  BTW-16


gyoza day

photo by ぷちぐる

ギョウザ記念日


帰国まで1週間になりました。丸ごと8日間です。
船木さんが先陣をきって帰国。アタシは出発前夜まで経理を片付けます。

時間に追われていると、予定にない雑用が増えます。
予定表がいっぱいになり空欄を探して矢印で書き込んでいます。
同時に加筆作業もあり、一度加筆を始めると電話も鬱陶しくなります。
冷蔵庫の少ない食材で食事のメニューを考えるのも面倒です。

この忙しい時に電話がなり、「今夜はギョウザがいいね♪」

はぁ?何をおとぼけしてるの?
肉が食べたければ今夜もステーキで良いではないか。
んもぉー。しゃーないなー。ギョウザの皮を買ってきてくれたら作るわ。

たまには外出しろよ!ブタがミンチになるぞ!
外が暑いので奴も頭にきているようです。

んもっーー!ε=ε=ε=ε=ε=(  ´;´;ё;`; )oタタタタタタタ

汗だくになってギョウザの皮とミンチ肉を買ってきました。
店をでてからニンニクを買うのを忘れたのに気づきましたが、
クソ暑いので引き返すのが面倒。ニンニクぬきの具にしよう。
まてよ!99セントの特価のニンニクのしょうゆ漬けを買ったんだ。
どうせ、わかりゃーせんわよ。(´0ノ`*)オーホッホ!!

文句をいわないで 
無言で食べてくれたので 
きょうはギョウザ記念日。





2010/7/18 (Sun)  BTW-17


best condition

photo by lorita12345

天才筆を選ばず


家から徒歩2分に画材屋Blickがあります。
天井が高く、冷房がガンガンに効き、ホッとできるオアシスです。

メーカーによって異なる絵具の値段を見比べたり、
1個15セントの消しゴムを床に座り込んで最良のものを選んだり、
目玉がフラッシュライトになる金魚のキーホルダーをパチパチと試し、
床に散らばった雑誌にコンペの締め切り日を見つけてメモをしたり、
カフェでもあれば、画材より利益があがるのではない?と感じたり。

先日は筆コーナーが特価日だったので、30分間かけて全部を確認。
キャップから外して確認するのですが、一度キャップを取ると元に戻らない。
店員に見つかれば大目玉でしょう。とりあえず、騙されたと思って、
入念にチェックして、4.50ドルの8号(中太)を1本買いました。


$4.50

早速使うと、これがまぁ!安物の筆ですが、使える逸品でした。
8号の筆先は問題なく面相にも使えて、背景描きもスピーディです。
今頃になって筆は値段ではないことを知りました。
これまで豚毛などの高級なものに拘っていたアタシはアッフォーです。

弘法筆を選ばず。つまり天才筆を選ばず。

筆との出会いで、ピッチがあがり大体の目安ができたので、
約1ヶ月間の帰国中は、「見ない。聞かない。言わない。」

るん♪






2010/7/20 (Tue)  BTW-18


high & low

photo by lorita12345



今年は妙な天候が続いています。こんなことは珍しい。
ブラインドを全部閉めていますが、外気の熱が隙間から入ってきます。怖っ。


melt


道路のアスファルトが溶けています。
タールに数個の靴の跡。目玉焼きが作れるかもしれない。




2010/7/21 (Wed)  BTW-19


model

photo by lorita12345

modeling


co-opの重役の再選でオールメンバーが勢ぞろいしました。
当家のリビング兼ダイニングを提供したのですが、
全員が午後9時頃まで居座るので水だけではお粗末すぎる。

冷凍庫の整理をかねて、思いつきのザル蕎麦を作りました。
煮干で作った自家製の麺汁にショウガとネギだけの薬味。
お通しは朱の漆塗りの小皿に黒豆をそれぞれ5個。
葉とうがらしとキュウリの漬け物を古伊万里の小皿にほんの少し。
古伊万里の蕎麦猪口に同じく染付けの皿に二房の茶蕎麦。

日本通のジョンが真っ先にソバの食べ方を皆に説明をしていました。
全員が彼を見習って食べ、デザートのトウフアイスも美味しいと褒めてくれました。
上機嫌で去った後メンバー達からサンクスメール。
これはジョンからのメールです。

Thank you for your wonderful hosting of the coop meeting.
What could otherwise be acrimonious, was quite pleasant enough due to your wonderful and hospitipal nature.
You are a true asset to our community and I am thankful you are there.
Ps Soba ga, honto ni oishii-deshta :-)

驚いたことに、メンバー全員が揃って食事をするのは初めての事でした。
怒号。号泣。支離滅裂。自分勝手なことをまくしたてる会議に慣れていますが、
そんな雰囲気の会議で簡単な素材のもてなしが役に立ったようです。
日々の料理の経験が幸いしました。

最後の1人が去った後、アトリエで絵を見つめること3分。
絵具をしぼってリタッチを開始。気がつけば午前5時でした。
写真は絵の題材です。モデルはもちろん船木さんです。





2010/7/23 (Fri)  BTW-20


rain

photo by lorita12345

I'm Singing in the rain


暑い暑い暑い。
シャワーがくれば涼しくなるのですが。これではエアコン病になりそうです。

銀行へ行くつもりで外にでると、5歩目で雨がポツポツ。
少々濡れても直ぐに乾くでしょう。わーい。

15歩目でドサッと本格的な雨になったので靴屋の出窓で雨宿り。
空を仰いで、もっと降れーー!にわか雨なんて許さない。

ダダダと人の良さそうな黒人の男性が隣に走りこんできました。
頭から靴の先まで雨でびしょ濡れです。
「お早う」と挨拶を交わし、2人で雨を見ていると、
おっと、遅れそうなんで、"I got go! c-ya! "タタタタタタ
3軒むこうの駐車場が彼の職場のようです。

5分間ほどの雨で目の前の道路がプールになりました。


雨あがる。

涼しくなるどころか、蒸し暑さが増しました。





2010/7/24 (Sat)  BTW-21


my name is kim sam soon



mi adorable sam soon


猛暑の脱NYのはずが、今朝は少し涼しい?床がなにげに冷たく感じます。
体温を超える亜熱帯日本国への上陸はいよいよ3日後になりました。
時間がないので計画帳のメモ通りに片付けを開始しましょう。OK!

昼時はキムチと納豆と目玉焼きをご飯にのせてビビンバを作りました。
ビビンバが糸を引くまで混ぜながら、ちょい韓流ドラマの続きを観ましょう。
日本語タイトルは「私の名前はキム・サムソン」
韓国で視聴率50.5%の大ブレイクしたドラマです。

スペイン語の字幕でUtubeで見ています。アミーゴ、コモエスタ。
豚のぬいぐるみが面白くてPAUSEしては繰り返し観ています。ムーチョ、ムーチョ。
大雑把ですがアタシなりに内容を把握したつもりでした。シィー、アミーゴ。

噂ではニコニコ動画で日本語の字幕で見られるとか?
早速ログインすると、泣いたり笑ったりのコメディメロドラマではありませんか。
スペイン語でワケワカメで観ていたアタシは何だったのでしょう。ケパーサ!

ドラマにのめりこんでしまい、時計は午後4時を刺しています。あちゃー。
まずいことになりました。これから仕事を開始します。(;´▽`A``

SI!!!





2010/7/25 (Sun)  BTW-22


cya

photo by lorita12345

さて、


韓流ドラマにドップリ浸かりすぎて左脳が働きません。
ここのところは諦めて寝るのがベスト。
寝苦しい夏の夜でしたが0時には爆睡しました。
スッキリ気分で午前6時に起床。残りの経理の開始です。
気合をいれて作業したのでエクセル作業は午後2時に終了。

次はパソコンの巨大データを10GBのUSB数本に移動する作業です。
USBと同時に荷造りを開始しました。加筆用の絵筆も手荷物に入れました。
アトリエの筆洗液を捨て、パレットの絵具も綺麗に拭き取り、
船木さん手作りのイーゼルを倉庫に片付けました。
留守中はエミリンが山椒の植木の世話をしてくれます。完璧です。

遅いランチはキムチ、納豆、目玉焼きをのせたいつものビビンバ丼。
リンシードオイルが微かに漂う閑散とした部屋でビビンバを食べながら、
この数ヶ月間描き続けた絵を見つめています。


------------------intermission-----------------------



本日2度目のゴミ袋を道路のゴミ箱に捨ててスッキリしました。
午後11時就寝。ウトウトしていると、

外からズンズンのベース音と若者達の奇声が聞こえてきて、ウルセー!
大学が夏休みにはいるので学生達が打ち上げパーティをしているようです。
数人の若造が車の陰に隠れてマリワナを吸っているのが窓から丸見えです。
911に通報しるぞ!なんちゃってぶーっ。

完璧に目覚めたのでニコニコでキム・サムスンの3話を観ドラ。
帰国してもTVを観る時間がないのでまとめて楽しみました。
ただいま午前6:30。結局オールしてしまいました。
13時間の航空時間はアングリと口をあけて眠れば良いのです。

まだ2時間ほど余裕がありますが寝過ごす可能性が大。
パシッと朝シャンをしてJFK空港に向います。ciao!





2010/7/28 (Wed)  BTW-23


JFK

photo by lorita12345

JFK


一睡もしていませんでしたが、運転手と911の話になりました。
あの日の彼の体験談が興味深くて睡魔が襲ってきませんでした。
空港はすでに旅客が長蛇の列で、エコノミークラスは満席のようです。

サービス最悪の筆頭にあげられるのがアメリカン航空。
13時間の空の旅は寝るだけです。迷うことなく最安航空運賃をゲットしました。

JFK




機内の座席に座ると1.2.3で爆睡。飲み物や食事なんてあとまわしです。
空腹で目覚めたのでフライトアテンダントに食事を運んでもらいました。
ANAなどと異なりお粗末な食事に唖然とした経験をしていたので、
今回はオニギリ4個と卵焼きを用意しました。やはり、
オニギリは正解でした。たとえ質素でも日本人には何よりも「米」です。

フライトアテンダント嬢全員はリタイアしてもよい年代の高齢集団です。
足元がふらついている彼女たちに飲み物を運んでもらうのは申し訳ありません。
乗客が眠っている暗い機内を後ろのFA軍団の溜まり場へ歩くと、そこは、
彼女達の豪快な笑いとおしゃべりの場でした。水をください。というと、
「OK.ハニー。サンドイッチもあるわよ。好きにやってね」

畏まったたサービスの日本の航空会社に比べて気を使わなくて良いアメリカン。
嫌いな航空会社ではありません。







2010/7/31 (Sat)  LINKER6-1


natural

photo by lorita12345

LINKER


日本上陸6日目の午前4時です。
明るくなるまで動けないので、その間に日記の更新をしましょう。

半年の放置期間でゴキブリの乾燥ミイラが1匹転がっているのですが、
今回はゴキブリの代わりに蜘蛛の巣が張っていました。

お湯、水、ガス、エアコンなど問題なく使え、トイレのタイルを磨けば完璧です。
3年前に植えた2本のワビスケ(椿種)。1本が大きく成長しています。
片方が元気がないので、1本を強靭にするために思い切って抜きました。

JFKの飛行場で買ったチョコレートをもって畳屋さんに挨拶に行くと、
職人気質のご主人が少し痩せているように見えます。
知らなかったのですが、3月に肩の手術をしたそうです。
術後左腕があがらなくなり、毎日リハビリで通院しているとか。
あがらない腕をあげながらチャーミングな照れ笑いを見せてくれました。

奥様が畑で取れた野菜をいつものように沢山くださいました。
白いキュウリは新種でスーパーなどでは売っていません。
術前にご主人が用意していた苗をそのまま植えた野菜だそうです。
夫が療養中で手入れが行き届かなかった。形が悪いね。と奥様が苦笑しました。
当方としては形より自然の採れたての野菜がいただける。極上の野菜達です。
朝昼晩、気がつけばキュウリを齧っています。






2010/8/1 (Sun)  LINKER6-2


okayama night tour

photo by lorita12345

8月1日


夕飯を食べた後、満腹感と時差で床の上に寝転んでクークークー。
突然!頭上でパーン!。家が一瞬揺れたような。地震であるか?!
今夜は恒例の花火の日で、「うらじゃ」の踊りも今日と明日。
完璧に忘れていました。

家の台所の窓に上がる花火を見てタマヤー。このまま眠ろう。
しかし、まぁ、せっかくなのででかけることにしました。
車はシャットアウトされ、車道は歩行者天国になっています。

浴衣姿に濃化粧の女性達、子供をつれた家族、うらじゃ踊りの若者達の群れ。
隙間があったのでペタッと座って頭上の花火を観覧。
アスファルトが日中の名残でポカポカして心地良い。
花火を見上げては舟を漕いでいるアタシ。睡魔には勝てません。
家路の途中に揚げフライの屋台がありました。現金をもっていないので、
後ろ髪をひかれる気持ちで帰宅。そのまま冷たい床の上で寝ました。






2010/8/3 (Tue)  LINKER6-3


saku-chan

photo by lorita12345

8月3日


岡山駅にでむかえにきてくれたサクちゃんと嫁のハトちゃん。
3年がかりで出迎えてくれる友人を得ました。

何もない冷蔵庫の食材で簡単な夕食を作ろう。
冷凍庫に冬の冷凍ベーコンをみつけたので焼きました。

サクちゃんはソーセージ大好き男。
焼肉屋でもソーセージを選ぶサクちゃんは安上がり男かも。
彼は春から新居を自分で改造中。改造風景は過去ログに度々登場しています。
仕事の合間をみつけてコツコツと作業をし夏までには完成する予定でした。が、
電気はありますがガスは通じていません。そして今週末が引越し予定だそうです。
いよいよ彼らの水風呂生活が始まるわけで・・・。(´0ノ`*)オーホッホ!!

壁にNYから手持ちで運んだリュウの絵を早速飾りました。
彼の絵はどこにかけても見栄えがします。ポパイとオリーブは船木さんの提案。
リュウはしぶしぶ描いていましたが、売れるので良い画題なのかも。
次の新キャラを真剣に考えてほしいところです。
大阪のT画廊がソウルフェアでリュウの絵を展示してくれることになり、
今頃24時間体制で制作しているはずです。リュウよ。ガンバレ!

ああ、早いもので本日は3日。帰国と同時に加筆作業をはじめたのですが、
しばらく加筆は休業することにした。今パソコンでレシピを打ち込んでいます。
週末の本番まで料理人になります。






2010/8/5 (Thu)  LINKER6-4


let's begin

photo by lorita12345

8月5日


タオルを頭に巻いて仕事開始!
日記のネタは当分の間「今日の料理」的です。
よろしくお付き合いください。





2010/8/6 (Fri)  LINKER6-5


let's begin

photo by lorita12345

8月6日


材料をとりあえず並べてみた。バターは冷凍室からだしたけど、
この暑さですぐにグンニャリ柔らかくなり作業がやりやすい。
今回のバターケーキにはポピーシードをいれました。

脳内の時差が覚めていないようで、舌の感覚がもうひとつ。
計量機なんてありませんので舌とこれまでの経験が頼りです。
砂糖の量が足りないかな?と感じたけど、"焼かなきゃわからん"
結果、ケーキというよりパンになりました。
気にしないで次のレシピに。

let's begin


スタッフドサラダ用の一口シュー。
なんとなく上手く焼けた。
中身のエビ入りクリームつくりは明日。





2010/8/12 (Thu)  LINKER6-6


break time

photo by lorita12345

8月12日


おひさしぶりです。

平穏な岡山生活が慌しく過ぎています。日記の更新が遅くなりました。
先ほどカレンダーにピンクのマーカーで4日分のチェックをいれました。
日記にレセプションの料理を披露するつもりが時期を逸したようです。

お盆で帰省する人。帰郷する人。高速も電車も長い列をなしているのでしょう。
サクちゃん夫妻も8時間のドライブで実家の鹿児島に出発しました。

昨日は銀座の画廊主(夫妻)がスタッフ達と直島のリーウーファン館を見学。
東京への帰路、飛行機の待ち時間を使って当家に立ち寄ってくれました。
茶菓子がなかったので、熱い緑茶に冷蔵庫の沢庵を添えました。
「おー!こ、これは!YOKOさんの器では!」そのとおり。YOKO様の器です。

5年前の銀座での個展に来廊してくれたご夫妻が、現在進行中の作品をみて、
お世辞ではなく心から画風の進歩を喜んでくれました。自問自答を繰り返し、
真面目に描き続けて良かっと感じています。

某作家のTwitterを読んでいると彼の精神的な焦りを感じました。
読者にお前はヌルイと言われたのは、本音を読解されてしまったから?
巧い文章であればあるほど才能達が屯すNET界では軽く見逃してくれません。

本音を読まれることが彼の作為であり意図であるなら何もいえませんが、
一言一句は永遠に残り、揚げ足をとられても、誤解されても、後の祭りでしょう。
わずか420文字で語るにはTwitterでは無理であり、Twitterの限界なのかも。

もし、彼とリアルで話をする機会があれば、
焦ることはない。貴方にはまだまだ時間はある。






2010/8/14 (Sat)  LINKER6-7


breakfast

photo by lorita12345

8月14日


お盆にはいりました。台風がきているそうで心持涼しく感じます。
今日は東京から友達がやってきます。ファッション誌の編集者と女医の2人です。
女医のキノコちゃんは独身を貫いて立派な医者になりました。

さて、一昨日はマダムKのスタッフ・O嬢が訪ねてくれました。
直島、犬島などの瀬戸内海に浮かぶ島々を周り東京に帰るそうです。
牛窓(岡山)に窯を開いて5年という女友達を連れてやってきました。

キッシュを焼き、白桃のゼリーを作っておもてなし。
2人の女性は美味しいと絶賛し全部平らげてくれました。
午前10時の新幹線までの数時間をまとめて話した気分です。

O嬢とはNYと東京でメール交信を続けていたので、
彼女の真面目な文面から性質を把握していました。
想像通りの才女は物静かで控えめな反面、照れ屋でお茶目な人でした。

驚いたのは彼女の友人で陶芸作家のことです。
なぜ牛窓のような田舎に東京から1人で移り住み陶芸家の道を選んだのか。
家賃一万円の昭和初期の離家を借り、大家さんから畑で採れた野菜をもらい、
家の裏の竹やぶを切り開き手作りの窯を作らせてもらっている。

O嬢との通信は今時珍しいお手紙交信で、テレビもなく、パソコンもなく、
五右衛門風呂の釜でシャワーを浴び、週3日は近所の老人ホームでバイトをし、
焼いた陶器を近所の食堂に並べてもらい、2000円で売れると嬉しいと言います。

窯焼用の廃材を材木屋で木切れ一束5000円を1人で軽トラの荷台に積み、
電気釜を推奨すれば電気代云々より窯で焼いた灰の景色が面白いといいます。
牛窓の窯を訪ねたい。作品を見せてください。「いつでも」と白い歯をみせました。

3日間徹夜して窯焼きをこなす彼女の口から、
「寂しい」という言葉は一度もでませんでした。






2010/8/18 (Wed)  LINKER6-8


relax

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8月18日


立秋だというのにまだまだ猛暑が続いています。
昨日は珍しく1日休むことにしました。
朝からアトリエで仕事を続け、んんん。そうね。そうだわ。
思い切ってシャープな黒い服に替えました。物凄く良くなった。
ひんやりしたコンクリートの階段に座り、
小豆アイスを齧りながらウットリ壁の絵をみつめています。

皆様へ。
残暑お見舞いもうしあげます。





2010/8/20 (Fri)  LINKER6-9



once upon a time

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太田三郎氏の個展最終日をうっかり見逃していました。
画廊に電話して1時間以内に行くので見せて欲しいとお願いしました。

家から画廊までの距離は約3キロ。必死で走れば約30分で行けるはずです。
地図を片手に旭川の桜道をママチャリで突っ走っていると、
エアコンの効いた乗用車がドンドン追い越していきます。
籠のコバルトブルーのペットボトルの水がポテポテと揺れていました。


gallery

photo by lorita12345


道に迷い、犬の散歩をする女性に道を尋ねると目の前の家屋が画廊でした。
昭和初期の家屋を再利用した画廊の玄関の石段に座りこみ、
ほとばしる汗を頭に巻いたタオルでぬぐっていると、画廊主が軽四で到着。
"お待たせしてすいません"

サンダルを脱ぎ素足で上り框を。靴下を持参するべきだったと後悔しました。
中庭を眺めながら長い廊下を歩いていると、実家の草臥れた家を思い出し、
古い家屋特有のなんとも形容しがたい匂いが懐かしく感じられました。

いくつものアンティークの扇風機が部屋のいたるところにおいてあり、
涼風が戸外の灼熱の暑さをしばし忘れさせてくれます。
中庭の縁側で織部焼きの茶碗に注がれた冷えた麦茶をいただきながら、
庭石の上にいくつもの蚊取り線香の灰をみつめました。

1時間ほど画廊主と話をしていると携帯が鳴り、客人なので至急帰られたし。
画廊主に礼を述べ、またしてもエンドレスの橋を渡り長い桜道をチャリで走りました。

信号待ち。

籠に放置したペットボトルの水を飲み、残りを頭の上からぶっかけると、
水はお湯になっていました。





2010/8/21 (Sat)  LINKER6-10


relax

photo by lorita12345

肉体の悪魔


先日から耳の後ろがチクッチクッと痛み、会話中にチクッ、トイレでもチクッ。
これはもしかしたら熱中症?

昨日は前出のTwitterの作家が訪ねてくれたので夕食は秋刀魚でも焼くかな。
ところが先約があったのを忘れていました。残念だけど別の機会に。
「では、また」と車の窓から笑顔をみせてはいたけど寂しそうでした。

人目を気にせず、今は制作だけに集中して欲しい。
他人の意見はメンソレータム。助言や慰めは束の間の絆創膏。
そんな一言でさえ伝えられませんでした。

さて、夜中にチクッチクッが続いたので今朝はクリニックに行ってきました。
体温36.7度。少し高いとおもいましたが、平熱だそうです。血圧も正常。
どこも悪くないそうです。

診察室の先生に、「イケメンですね」とお世辞を言うと、
診察料は安くなりませんよ。と笑われ、集まってきたナースさんたちが、
どこかで会ったことがあると言うので、たぶんスーパーででしょう。と答えたり、
のどかな診察室が賑やかになりました。

医者に正常と診断されたためか、頭のチクチクが消えています。
いい加減なアタシの肉体です。





2010/8/22 (Sun)  LINKER6-11


princess

photo by lorita12345

めっちゃ


可愛い女の子を発見しました。

LINKER-1に「岡山はブスばかり」とタイトルで日記を書いたことがあります。
この数年間、様々な人達との出会いがあり、岡山をアナドルナと感じています。

真夏の昼下がり。

夢にまでみた「酵母パン」をもってきてくれた美しい母親の傍らに、
写真のキュートな娘さんが微笑んでいました。
この前から苦戦している絵の女の子が忽然と現れた気分です。







2010/8/23 (Mon)  LINKER6-12


mukumuku

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うっちゃん


倉敷の美大生、ウッチャンがやってきました。

あれは2年前のことです。
初めてやってきた彼の作品の酷さに愕然とし言葉がでませんでした。
何を言われても、極評されても、ウッチャンは真顔で答え、笑顔を絶やさず、
他人の意見を聞き漏らさないよう終始真摯な態度でした。
なんとかしてあげたいと感じるのは当然のことでしょう。

船木さんがピーター・ドイグやフンデルドワッサーの絵を参考に見せると、
この作家は凄いっすね。はじめて知りました。(大学の先生達は一体・・・)
早速、バイトで稼いだ金で5000円のドイグの本を買ったそうです。

昨日、1年ぶりに彼の作品を拝見しました。
酷すぎる絵という印象が根強く残っていたので彼の成長には驚かされました。
未知ですが彼の作風ができかけているような気がします。

ピザを焼いてあげると、美味しい!と叫び、残っているピザをみながら、

"これもいただいても良ろしいですか!?めっちゃ美味しいです。
ごちそうさまでした。これから守衛のバイトがあるので失礼します!"

早朝の新聞配達で生活費、学費などを稼ぐ毎日ですが、
広島の母の誕生日にはネックレスを送ったと嬉しそうです。

単位だけは落とすなよ。と船木さんが言うと、
あはははは。そのとおりです。
残念ながら単位を落としました。留年です。

帰り際、彼にムクムクのパンを1個あげました。
おお!凄い!夕飯がこれで節約できます。ありがとうございます!
冬にお会いできるのを楽しみにしています!では!







2010/8/25 (Wed)  LINKER6-13


hiroshima

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広島の空


一年ぶりに広島の知人を訪ねました。
去年は約束の時間までの間に緊張を解く気持ちで空を撮影しました。
空が雲がこんなに綺麗だと感じる余裕のない岡山生活です。
よって、今年も空です。

さて、広島の旅について詳細を書きたいのですが、
実は今夜は映画会を催すのでカレーライスを作ります。
映画は「七人の侍」。最近の30代は観た事がないそうです。
参加者は今のところ5人ほどですが、カレーは大目に作るつもりです。

カレーでロムります。^^

結局、4時間の映画のインターミッションでカレーを食べるつもりが、
全員が空腹を訴えるので食事にしました。
食後、再び上映。アタシは洗濯物を片付けシャツにアイロンかけ。
ゴロリと寝転ぶと床の冷たさが心地良く遠くに映画の音が聞こえます。
午前0時に映画が終わったそうですが、まったく記憶にございません。






2010/8/27 (Fri)  LINKER6-14


in okayama

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すけっと


日本橋の美術商のN氏がやってきました。

兄弟のような関係なので、アタシ達にとっては弟がやってきたようなものです。
知識を得られるチャンスなので、特に船木さんは彼の話を聞き漏らしません。
東京とNYでは少し距離があるので膝を交えて話せる最高の機会なんです。

3年前のこの家は工事中で浴室にはシャワーカーテンもない状態でしたが、
最初に泊まってくれた人がN氏でした。その後も帰国の度に訪ねてくれています。

昨夕、陶芸家のハトちゃんが帰宅支度をしているとN氏が到着。
恐らくハトちゃんは専門家のN氏の話をもっと聞きたかったとおもわれ、
後ろ髪をひかれる思いでハトちゃんは帰路についたと想像します。

台所で魚を焼いているアタシと、必死で聞き入っているハトちゃんと船木さん。
知識は盗むもの。アタシたちは盗人です。







2010/8/28 (Sat)  LINKER6-15


summer time

photo by lorita12345

かさぶらんか


帰国して先ず買うものはカサブランカです。
水、土曜日の市場で1本230円。いつもはトイレの棚に飾っています。
岡山生活も40日目になり、白ユリは8代目になりました。

岡山の家に鍵をかけ、NYに飛ぶまで1週間余りとなりました。
半年前の郵便物を開封をすることもなく、本日も慌しく過ぎるでしょう。

今朝は一度もエアコンをつけないで午前7時過ぎまで快眠しました。
窓を開けると、帰国して初めて夏の爽やかな風が舞い込んでいます。
日本はこのまま初秋なのでしょうか。






2010/8/29 (Sun)  LINKER6-16


tough time

photo by lorita12345

無欲の人


それはアタシ?

7月末から岡山の3階で、artist in residenceをしています。
自由に使えるスペースを作家に与えるというもので、家主は船木さんです。
代償として作品を仕上げなくてはなりません。

7月下旬

東京の画廊においてある作品を加筆目的で担当さんに送ってもらいました。
写真のキャンバスが加筆分です。3枚のみが何とか仕上げられそうです。
残りはNYでゼロから描き直しをするので、これらのキャンバスは没にします。

NYの人口照明と異なり、日本の地中海に面した岡山は自然光の宝庫でした。
岡山の日中の光はパワフルで制作には向いていると感じています。
実際にキャンバスを壁にかけると一目瞭然。今後の切実な課題になりそうです。
自然照明の下で描ける喜びとでも言いますか、本当に楽しいものがあります。
これからNYに行き、全作品を仕上げるのですが、最も心配なのは光です。

NYからキュレーターをしている友人が訪ねてくれました。
去る間際、東京での個展の話をしました。
友人は興奮しながら、「いよいよデビューですね」
もし、あれがデビューというのなら、5年前だったのですが・・・

デビューという言葉で我に返ったというか重いものがあります。
背景も性別も何も明かさないでミステリアスな作家としてデビューするわ。
貴女は相変わらず無欲だね。と友人が言いました。

もし、アタシが30代であれば、顔に欲と書き、貪欲に行動していたでしょう。
最も制作のできる年齢は大変貴重なものです。アタシにはそれがない。
若い作家達にはガムシャラに制作をして自分の道を切り開いて欲しいです。

20代や30代の作家達の中で新人としてデビューする?
いまさら彼らと並んで突っ走る欲はありません。

自分らしさを出し切る。
あとは野となれ山となれ。
それで良いのです。






2010/8/31 (Tue)  LINKER6-17


good bye summer

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last day


昨夕7時。無事に夏のプロジェクトを終了しました。
終了と同時に雷と雨が降り始め、帰国して初めての直線の雨が。

もっとふれーー!もっとふれーー!モットフーレ!

NYなら傘なしでパンツまでずぶ濡れで歩くのですが、ここは日本。
この雨で明日の朝は初秋の空が仰げるでしょう。

プチッ。

雷でパソコンのモニターがいきなり落ちました。おーい。( ´Θ`;)

写真は今朝6時の寝室からの風景です。寺の鐘が午前5時にゴーン。
いつもなら寝ながら鐘の音を指を折って1つ、2つと数えるのですが、
今朝は記憶にございません。
秋の空と風が熱い部屋に涼を与えてくれています。
ブーン。蚊がはいってきました。エイッ!ペチッ!

今年の夏は何だったのだろう。神は我らを見放した?
一日として涼しい夏の朝を迎えることなく来週は再び渡米します。

今回のプロジェクトは力のないアタシ達なので希望は持てませんでした。
しかし、継続は力なり。地味ではありますが続けた事で良い結果がでました。

知識人が屯すこの岡山県人にどのようにアピールするか。
深く考えることなく思いつきで始めたプロジェクトが5回目となり、
岡山プロジェクトの経費をNYで捻出する貧乏人のアタシ達です。
しかし、続けることに意味がある。今回は特に身をもって感じています。

NYのビッグアーティストと地元作家のハトちゃんのプロジェクトで行い、
3年目にして初めて具体的な結果がでました。

東京から訪ねてくれた企画マンのM氏と皆でお昼のパスタを食べていると、
M氏の口から突然オファーの話がでました。全員の目からパスタ。うぷっ。

受ける受けないは別として関係者全員が嬉々としています。すべて、
慎重かつ努力家のハトちゃん、マダムK、多くの関係者、そして、船木さん。
これからも全員が目標に向かって走り続けるでしょう。
おつかれさまでした。







2010/9/1 (Wed)  LINKER6-18




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数奇屋の人々・3


渡米前に夏の"数奇屋の人々"を訪問しました。
道中、緑の田園がどこまでも続き、入道雲は蒼穹に映え、
全員が空を仰ぎみて溜息をもらしました。

今回はサクちゃんの車のナビが正常に作動しただけではなく、
道を覚えていたので30分も早く現地に到着しました。
先生の家の前で約束の時間まで待つことにしました。

地面に落ちたイガ栗をみつけた船木少年。
イガを靴で踏み実を取り出す船木少年は得意げでした。

上のUtubeは、「数奇屋の人々・第三弾」です。

good bye summer

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偉い先生のお宅に伺うので全員がそれなりの正装をしていました。靴は革靴。
帰りの車中で蒸れる靴を脱ぎ捨て、夫妻からいただいた草履に履き替えました。
ちなみに、アタシの濃い緑の鼻緒は夫人とお揃。快適なので癖になりそうです。







2010/9/2 (Thu)  LINKER6-19




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数奇屋の人々・4


前回はデジカメのメモリー不足で中途半端な撮影になりました。
ドコモの携帯で撮影してはみましたが、やっぱりデジカメには及びません。

10月の窯焼きは無理をお願いして遠くから見せてもらうつもりが、
急に決まった展覧会の準備があるので残念ながら参加できなくなりました。

船木さんは1週間ほど帰国すれば良いよ。とは言ってくれますが、
窯焼きから窯出しまで1ヶ月を要するそうです。
こういう事は最初から最後まで見なくては意味がありません。

拍手を打ち厳かに窯に火をいれる作家の表情。
焼きを終える数週間後、窯からだした作品を吟味する作家の表情。
ちなみに窯入れには女性は立ち入れないそうです。
こうなれば男になって飯炊き男をするつもりでした。
岡山の家から電車か軽トラで通うつもりだったので残念です。

作家曰く、

発汗で10キロは痩せますよ

ダイエットに最適だったのに!!
くやしいい!








2010/9/3 (Fri)  LINKER6-20




editted by lorita12345

数奇屋の人々・5


OK。必死で動画を編集しました。
本当にチャーミングなご夫妻です。
感謝の気持ちは一言では表せません。
ありがとうございました。

船木さんとサクちゃんは朝から大阪へ出張しました。
アタシは明日は東京へ。もちろん商用です。
時間があれば青山の墓地の草取りもしたいです。

最終便で岡山に日帰りして、残2日間で大掃除。
台所の換気扇が滅茶苦茶汚れています。
ピカピカにして、今年の夏は終了です。






2010/9/5 (Sun)  LINKER6-21


good bye summer

photo by lorita12345

変な日本人


1ヶ月ぶりの富士山は雲に覆われ裾野がみえるだけでした。
東京駅からタクシーで大切な大風呂敷をかかえて銀座へ。
羽のような白いブラウスのマダムKが待ってくれていました。
これで長い40日間の夏を無事に終えることができました。

身軽になってルン♪

馴染みの画廊へ行くと画廊主は八ヶ岳の別荘にいるそうです。
画廊の壁が塗り替えられて綺麗になっていました。
いつも前触れなしに立ち寄るので、会えなくてもお互いに理解しています。

先日直島にやってきた別の画廊へ行くと、画廊内は活気に満ち、
画廊主、夫人、スタッフの女性たちがなぜか大笑いして迎えてくれました。
南画廊の志水氏の伝説話は興味深いものがあったのですが、時間がありません。

慌しく次の画廊へ走りました。船木さんが買った木彫について調べるためです。
日傘を買いに中央通りのユニクロへ。数件先にある敷居の高い老舗画廊についよ。
"数奇屋の人々"の先生の香炉が棚に飾ってありました。初めて手にとって拝見。
懐かしい人に再会した気持ちになり、自然と顔がほころびました。

日比谷線でアタシのプライベイトの目的で画廊を下見。
立ち食いが楽しかった町のコロッケ屋さんは消えていました。
担当さんは不在でしたが、ここでも別の担当さんに大笑いされ・・・
満面の笑顔で迎えてくれました。アタシって・・・お笑い芸人風なのかな。
2月の展覧会のためにとりあえず壁面を動画で撮影しました。

ロリさんがいらしてます。プッ。と画廊主のSM氏に電話。
すぐに市ヶ谷にも来てよ!はははは。
最終電車に間に合わないので、今日は無理です。と言うと、
俺だって岡山に行って知ってるよ。最終は8時頃だよ!はははは


東京駅で買った駅弁を食べて爆睡。目覚めれば姫路を過ぎていました。
午後9時過ぎ。最終にはまだ時間がある路面電車に乗ると乗客が5名。
千と千尋の映画、千尋が沼の底駅のお婆さんを訪ねる場面とかぶりました。

numa-no-soko terminal







2010/9/6 (Mon)  LINKER6-22


good bye summer

photo by lorita12345

今も夏


熱帯夜を40日間過ごしたことになります。

結局ベッドで一度も眠ることなく、枕をもって冷たい場所を彷徨いました。
ためしにベッドに横たわってみました。フワフワ感が微妙に落ち着きません。
身体が既にサバイバル的。どんな環境でも眠れます。

亜熱帯の部屋が冷凍室に変わる1月に再び帰ってまいります。
毛布を何枚も重ねてブルブル震えながら眠る。ヽ(´▽`)ノかっけー!







2010/9/6 (Mon)  LINKER6-23


so long OKAYAMA

photo by lorita12345

c ya


午後9:00です。

濯物にアイロンをかけながら、TVの漢字クイズ1級に挑戦しました。
1個も正解しませんでした。アタシの日記が幼稚な理由はそこでした。
本屋で漢字の本を買って読みながらウォーキングに挑戦します。
まさにアタシは歩く辞書。(´0ノ`*)オーホッホ!!

夕食は冷蔵庫の食料を使って和洋折衷の料理を作りました。
明日は生ゴミの日なので、捨てるのが勿体ないからです。

☆前菜のキビダンゴ
(お土産用に5箱もいただいたので1箱を味見)

☆焼きナス(おっと生姜が必須。ゴミ箱に捨てた生姜を再利用)

☆ミョウガとキュウリとナスの和え物

☆アサリ味噌汁(ナス、芋、ネギ入り、アサリより野菜のほうが目立ちます)

☆ピーマン焼き(醤油とみりんで味付け)

☆大好物のハタハタの一夜干し(冷凍庫の最後のパックです)

ちなみにこれらの食材はNYでは食べられません。

☆メインにカレーウドン。
(カレーライスからウドンに変貌しているので飽きました。1/3でギブアップ)

☆デザートは畳屋さんの畑で採れた超美味しいイチジク。
スーパーで売っているイチジクなんて比較できないほど美味しいです。
これもNYでは食べられません。ありがとう!!>畳屋さんご夫妻

さて、10時のスマスマの後、今夜はシャワーではなく湯船にします。
ほとんど石鹸の存在を知らない人間なので、久しぶりに全身を洗います。

さて、今回もお世話になりました。
ありがとうございました。

c-ya





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